大空に浮かぶ雲に映像投影、"空気のプロ"のブランド高まる |
ダイキン工業:プロジェクションマッピング企画[雲プロジェクト] |
■"空気のプロ"と"ウルトラテクノロジスト集団"が協力 |
ダイキン工業とチームラボは2013年9月、北海道星野リゾートトマムにて、自然雲への投影を実施した。大空に広がる雲をキャンバスに見立て、プロジェクションマッピングの技術を使い映像を映すものだ。"空気のプロ"であるダイキン工業と、アートとテクノロジーを融合させた作品を次々と世に送り出している"ウルトラテクノロジスト集団"チームラボとが力を合わせ、自然雲に映像を映すという難題に挑戦。その様子は特設サイトやFacebook、Youtubeなどで紹介され、空調専門家からマーケティング関係者、一般の人まで大きな反響を呼んだ。 |
ねらい:「温度」と「湿度」の管理を具体的なカタチに 今回のプロジェクトでは、特定商品の訴求ではなく、空気の専門会社=ダイキン工業の認知を高めたいということが背景にあった。空調で最も大切なことは温度、湿度、気流、空気清浄の管理だ。この4つを盛り込みながら、カタチとして成立させるため、自然雲への投影という手法が取られることになった。 |
展開:プロジェクトのプロセスを特設サイトで公開 ダイキン工業では「雲生成装置」を独自に開発し、雲に映像が投影できる条件を導き出すなど、今回の投影以前から研究を進めていた。プロジェクト特設サイトでは、こうした過去の取り組みを含めて、北海道での雲への投影の様子、人工雲の作り方など、今回のプロジェクトのプロセスを公開。その内容はソーシャルメディアでも伝えていった。 |
効果:ゴールデンタイムのテレビ番組でも紹介 自然雲への投影はインパクトと話題性があるため、ソーシャルメディアで拡散したほか、複数のゴールデンタイムのテレビ番組でも取り上げられるなど大きなPR 効果を生んだ。また、今回のプロジェクトを通じて、ダイキン工業のCSR(企業の社会的責任)に対する評価も高まったという。 |
雲プロジェクトを通して、多くの人々に「空気」に対して関心を持って頂けたように思います。今後は、もっと「空気」を身近に感じてもらえるような製品やソリューションを世の中に提供できたらと思います。 環境技術研究所 川原啓太氏 |
|
Copyright © 株式会社宣伝会議. All rights reserved.