各地域にある「老若男女に知れ渡る地元CM」
特定の地方における、認知と普及を狙う企業が低予算ならではの「そこそこのクオリティ」に埋もれないCMで、頭抜けるための秘訣
地方で誰もが知る、時に他県まで広がる、ローカルCMの潜在力
地方では老若男女みんながあるCMを知っていたり、テーマソングが脳裏をよぎったり、同郷の人とそのCMの話題で盛り上がったりと、あるCMが地元に深く浸透している場合が多くあります。また、地域限定の面白いCMとして全国で話題を呼ぶローカルCMを見る機会も増えてきています。これらは、企業の広告や販促において、ブランディングや売上の面でも、費用対効果の非常に高い成功事例です。各地域にはCMを上手に活用し、効果を実感している企業が多数あります。
しかしなんとなく面白いCMや、予算がないからそこそこのクオリティで、というだけでは成果は上がりません。企業を好きになってもらう、欲しいと思ってもらう、一度見たら忘れられない、つい共有したいと思ってもらうなど、その目的はさまざまですが、そこに共通するのは戦略的な仕掛けとCM自体のクオリティです。宣伝会議ではCMのプロではない担当者も、地元で効果的にCMを活用するための「テレビCM基礎講座【地域プロモーションコース】」を開講します。
・ローカルCMに携わる各都道府県の企業・自治体
・広告会社・制作会社の皆さま
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時間 | 講義内容 |
10:00〜12:00 13:00〜14:00 |
CMの基本戦略設計から効果測定まで
テレビCMの役割を理解する/クロスメディアにおけるテレビCM戦略とは/CMは企 業にとっての投資/CMの目的と表現の方向性/全国とローカルの媒体の違い/ ローカルCMにおけるタレント起用/地域におけるCM受容傾向差/事例解説・成功したローカルCMと課題を残したローカルCM/効果と成果の検証 (テムズ 鷹野氏) |
14:20~15:20 |
CM制作と発注のテクニック
CMの有効な活用法/低予算でのCM制作、進行/効果的なCMの発想法/ローカ ルでのCM制作/バイイングのコツ/業界・地方の特色 (メディアジャパン 宮崎氏) |
15:40~17:40 |
共感を得るストーリーの作り方
広告で共感を生む/地方CMの企画発想法/地方CMの作り方1/地方CMの作り 方2/地方CMの作り方3/地域から全国・海外へ (マエサク 佐々木氏) |
鷹野 義昭氏
株式会社テムズ
長野県小諸市生まれ。電気通信大学経営工学科を卒業後、大手広告代理店のマーケティングプランナーを経て、現職。1000素材を超えるテレビCMの戦略立案・分析・調査に携わる。著書に「CM好感度No1.だけどモノが売れない謎~明日からテレビCMがもっと面白くなるマーケティング入門~」ビジネス社刊。「ファインドスター広告ニュース」「ビジネスジャーナル」コラム、雑誌「宣伝会議」等執筆多数。専門家コメンテータとして、フジテレビ「スーパーニュース」、テレビ朝日「中居正広の『ミになる図書館』」などに出演。大学・企業等においてセミナー・講義の実績多数。
宮崎 敬士氏
メディアジャパン株式会社
大学卒業後、番組制作会社に入社。報道、ドキュメンタリー番組の演出を手掛ける。2003年、テレビに映るものは全て手がける「メディアのデパート」をテーマに、メディアジャパン株式会社を設立。半年後、広告代理店メディアジャパンエージェンシー株式会社も設立。業界でも珍しい、企画制作から放映までの一貫生産を可能にした。全国から特番、CMなどの依頼が舞い込み民放テレビ局128局の中、約90局と取引きするに至る。「小さな会社でもできる『テレビCM完全ガイド』」(サイゾー)など著書多数。
佐々木 昌彦氏
株式会社マエサク
1979年、岩手県遠野市生まれ。岩手大学工学部を卒業後、東京で4年間のCM制作を経て、2006年岩手に拠点を移し、映像プロデューサーとして広告映像全般の制作を行っている。15年に岩手県の音楽教室「TOSANDOmusic」のTVCMがアジア太平洋広告祭銀 賞 受 賞 、カンヌ国 際 広 告 賞ショートリストにノミネート。YouTubeでの再生回数は330万回を越えた。そのほか、岩手広告賞県知事賞など受賞歴多数。