企業の打ち出す、誰もが憧れる「理想像」に、人々は距離を感じています。
そのような中、人々は、誰もが共感できる強いクリエイティブに心を動かされています。
ありふれた日常を切り取った、共感される視点や、
ただの「あるある」で終わらない、人を動かすコピーは、どのようにして生み出されるのでしょうか。
本講座は、こやま淳子氏・三井明子氏・坂本和加氏ら 3 人を講師に、
■ありふれた日常の中からドラマを見つけ出す視点
■クライアントや生活者の声を聞く力
■誰もが共感できる、強いクリエイティブの生み出し方
について学び、体感し、身につけるカリキュラムになっております。
日常に対する率直な気付きを、共感性の強いクリエイティブにまとめあげるには何が必要か。
その答えを、本講座内で見つけていただけますと幸いです。
皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。
Point1 | 自分の中にないものからは作れない。
経験や周りからの声をコピーに活かす方法を学ぶ。 |
自分が体験したり、本を読んだり、人から聞いたりすることで自分の中に蓄えたものからしか、本質的なクリエイティブは生まれません。
自身の経験・知見を突き詰めて、時には物事をみる視点を変えて形にしていくことで、共感性の強いコピーを生み出すことができます。
本講座では、体験や気付きなど、自分の中にあるものを基に本質的なコピーを導き出すためのノウハウを学びます。
Point2 | ありふれた出来事をエモーショナルに。
魅力的に、伝わりやすくするノウハウを学ぶ。 |
人を引き付けるような強烈なドラマ性のある出来事は、なかなかありません。
それゆえ、ありふれた日常の中に、どれだけドラマを見つけられるかがポイントになります。
ただの「あるある」で終わらせず、人を動かす、エモーショナルなコピーにするためには、どうすればいいのでしょうか。
本講座では、ありふれた出来事を、いかに魅力的に、人の心に届くものに作り上げるか。ストーリーをエモーショナルに仕上げるノウハウについて学びます。
こやま 淳子氏
コピーライター・クリエイティブディレクター
京都生まれ。1995年 早稲田大学商学部を卒業後、コピーライターへ。TBWA/JAPAN、博報堂などを経て、2010年4月独立。主な仕事に、プラン・ジャパン「13歳で結婚。14歳で出産。恋は、まだ知らない。」ワコール人間科学研究所「人生の谷間だって、美しくしたい。」ワコールAMPHY「FUL FRU」(店舗コンセプト・ネーミング)ヘンタイ美術館「美術の歴史は、ヘンタイの歴史である。」世界文化社「GOLD」創刊コピー「どこにもないものが見たい。」ユニチャーム「しなやかに、いきましょう。」森永乳業ピノ「ひとつぶで、世界が変わる。」TOHOシネマズ「ママが映画館に通える国って、すてきでしょ?」長沼静きもの学院「着ている日は、少していねいに生きている。」イクメンクラブ「育児するいい男をイクメンと呼ぼう。」 他
「いいコピー」の概念っていろいろあって、
商品によっても、媒体によっても、企画によっても、
ターゲットによっても、それは少しずつ違います。
目立つとか、流行るとか、おもしろいとか、イマドキだとか、
そういうことももちろん大事だけど、
それはもしかして、コピーライター以外
(プランナーとかデザイナーとか演出家とかタレントさんとか)
にも、できちゃう仕事かもしれません。
だから、できれば私は、
その商品(やブランド)と人間をつなぐ価値を、
ちゃんと伝えるコピーを書けたらいいなと思っています。
いつもできるわけじゃないけれど。
それができるコピーライターは、
紙がなくなっても、TV がなくなっても、
どんなに時代が変わっても、
きっと必要とされると思うのです。
そんなコピーを書く方法を、一緒に探しにきませんか。
なにかを探しているときって、
きっと少しずつ前に進めるはずだから。
坂本 和加氏
コトリ社 コピーライター
コピーライター。貿易商社OLからコピーライターへ。
一倉広告制作所を経て、独立。2016年より、コトリ社主宰。
主な仕事に、「行くぜ、東北」「カラダに、ピース。カルピス」などがある。
東京コピーライターズクラブ会員。
受賞歴に、毎日広告デザイン賞最高賞、準朝日広告賞、カンヌ国際広告祭ゴールドなど。
著書に、『ソックモンキーは君が好き』『あしたは80%晴れでしょう』。
もっとコピーがうまくなりたい。
コピーライターは、職人だと思います。
だから、きょうよりもあした、
一秒先でいいコピーが書ける、とわたしは信じます。
けれど言葉は生きていて、
つかまえたと思っても、次の瞬間、
するりと逃げていく。そういうものとわかりながら、
日々腕を磨く、それがコピーライターだと思います。
その技術の向上として。
文体演習のようなテクニカルなこと、やりましょう。
トンマナと届くスピードについて、考えます。
ワークショップもしましょう。
教室を入ったときより、出るときに
もっとうまくなっているように。
より実践にかぎりなく近しい課題を出します。
そして厳しく、やります。
どMなひと、向いているかも。
どSなひと、みんなを鼓舞してください。笑
三井 明子氏
静岡県出身。中学校教員、派遣社員、職業訓練生、化粧品メーカー宣伝部、マッキャンエリクソンなどを経て、アサツー ディ・ケイに入社。
味の素「ジーノ」「ほんだし」「企業」などのラジオCMカルピス「カルピス」「いいこと茶」などのラジオCM東芝「東芝エレベータ」ラジオCM大塚製薬「ファイブミニ」親子でおなかスッキリ シリーズ龍角散「タイガーバーム」テレビCMウテナ「ラムカ」テレビCMイオンリテール「VIVRE」「FORUS」オンワード「23区」TOKYO FM「見えてくるラジオ」 他
「ほめてのばす」を心がけたいと思います。
わたし自身が、きびしくされると萎縮し、
おだてられると、とことん調子にのってしまうタイプということもありますが、
受講してくださるみなさんに、きびしくできるほどのジブンではない
と思ってしまうことも大きいです。
講師としては、ものたりない、たよりない、と感じられるかもしれませんが、
そういう講師がひとりくらいいてもいいのではないかなと...。
受講生のかたの「いいところ」を見つけて、
できるだけいっぱいほめたいと思います。
講座の内容としましては、
こやまさんと坂本さんが、みっちりコピーを教えてくださるようですので、
わたしはラジオCMの企画をテーマにしようかと考え中です。
美しい企画はより美しく、
変な企画はより変になるように、ほめてのばします。
よろしくおねがいいたします。