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プレゼン勝率の高いプレイヤーほどアイデアの着想をカンヌから得ている
コロナも終息しはじめ、企業やブランドにもますます勢いが感じられる2023年6月、「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル2023」が開催されました。今年は世界全86の国と地域から2万6992点がエントリーし、日本からは16の広告がブロンズ以上の賞を獲得しました。
今年のカンヌの大きなトピックは2つです。
ひとつはAIです。今年のグランプリのうち7作品がAI関連であり、AIを用いた広告が存在感を示しました。そしてもう1つはDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)です。性別、民族、宗教、国籍、年齢などの違い、個性を認めあう、多様性、公平性に触れる広告が注目を浴びています。これらの要素を取り入れていくことが、今後のクリエイティブには求められています。
本講座では部門ごとの受賞作品のポイント、話題となったクリエイティブの解説はもちろん、約70点のAI関連作品の中で、受賞した作品と選ばれなかった作品との境界線はどこにあったのか、AIと人はどう協働していけばよいのか、DE&Iを自身のプランニングやクリエイティブに生かすためのポイントなど、広告の新しい動きを捉えます。そして、Webサイトを見たり、レポートを読むだけでなく、自ら の頭で要素を分解し理解することで、明日からの実務に応用できる力を身に付けます。
効率よく1日で、最新のカンヌライオンズの状況を把握できる
受賞作を知るだけではなく、自身のアウトプットの質を高めることにつなげる
表面的に見てもわからない、裏側の仕組み・仕掛けを知ることができる
低予算でも相応の効果が見込める作品と、アイデアの源泉をインプットできる
厳選された優良事例を
「アイデア」「インサイト」「成功要因」に分解し血肉化する!
広告という概念は大きな転換期を迎えています。デジタルテクノロジーが発展を遂げる一方で、低予算・短期間で成果を求められ、その成果が、クライアントのビジネスゴールに対してどう貢献したのか厳しく評価されるようになりました。その為、広告クリエイティブも、広告表現そのものではなく課題解決のために、どう機能したかが問われるようになりました。カンヌライオンズもこうした潮流に沿い、広告表現の品評会から、ビジネス課題を解決するソリューションをクリエイティブと捉える博覧会へと、実体が変わりつつあります。
プレゼン勝率の高いチームほど、カンヌの受賞作を研修に活用しています。ただ、Webサイトを見たり、レポートを聞くだけではなく、一度、自らの頭で企画の要素に分解し、きちんと理解することで実務に応用できるようになるからです。講座では、実務に活かせる厳選事例の裏側を学んでいきます。
カンヌの潮流を捉えることは、数年先の日本国内の潮流を捉えることと同義です。これまでも、コミュニケーションデザイン、ビッグデータ、コンテンツマーケティング、ソーシャルグッドなどカンヌから発信された概念は枚挙にいとまがありません。しかし、その潮流を把握するためには、公式サイトで公開されるリザルトを見るだけでは多くの場合不十分です。その裏側を熟知していなくては実務に活かすことができません。本講座では今年の審査員を担った講師陣から、カンヌの潮流と根底にある世の中の潮流を学びます。
リザルトを見れば誰でも受賞作品を知ることができます。しかしアイデア出しや企画書づくりなどの実務で生かせる人はごくひと握りです。その差は作品の裏側にあるブランドの課題やインサイト、そしてコア・アイデアを噛み砕いて理解できていないことにあります。またカンヌでは高い評価をされている作品でも、予算などの前提が大きく違えばそのまま日本で通用するかは別問題です。そこで本講座では主要な作品だけでなく、講師が厳選した作品の中から日本でも機能することが見込める優良な作品までを題材にして、それぞれの企画の要素と成功要因に分類をしながら、プランニングやクリエイティブに生かすポイントについて学びます。
アイデアやクリエイティブが突き抜けている作品ほど、KPIをどう設定しているのか、社内をどう説得しているのかなどいくつものハードルを乗り越えることが求められます。特にビジネスの課題解決の視点を重視した審査が行われる近年においては、そのアイデアやクリエイティブがどう課題解決に繋がるのかということに対する明確な裏付けがないと受賞には至りません。そこで本講座では、パートナーに発注する際の基準に沿った作品の見方を知ることで、ビジネスにインパクトを与えるほどのアイデアやクリエイティブを通すポイントについて学びます。
電通 zero局所属。マーケ、営業を経てクリエーティブへ。主な仕事に「BOSS×ゴジラシリーズ」「BOSS×ウマ娘」「飲むゲーセン・ストロングファイター」「#金曜日の新垣さん」「3cm market」「ぷよりんご」など。2023年4月に『なぜウチよりあの店が、知られているのか?』を宣伝会議社より出版(尾上永晃氏と共著)。好きな漫画は『ワールドトリガー』『暗号学園のいろは』など。
広告会社側(リクルート、TUGBOAT)のクリエイティブと、広告主側(グリコ)のブランド構築の両方の経験を生かして、デジタルを活用した顧客体験(CX)を手掛けカンヌライオンズなど受賞多数。 2012年より日本のポッキーの、2016年より全世界のポッキーの広告を統括。2017年からシンガポールに駐在し、P&G、ユニリーバ、ネスレ、ロレアル、ペプシコ出身の外国人マーケターたちと広告開発に取り組む。アドタイのコラムニストとして「世界で活躍する日本人マーケターの仕事」の連載を担当。著書に『宣伝担当者バイブル』(宣伝会議)、『「売り方」のオンラインシフト』(翔泳社)。
日本とアメリカで培われた視点や、クリエイティビティとイノベーションを中心にした課題解決のアプローチが世界的に認められ高い評価を受けている。TBWA\Media Arts Lab Los Angelesにてアップルのブランディングに6年従事。帰国後は大手広告代理店にてユニクロ等のグローバルクリエイティブディレクターとして参画。Droga5 Tokyo創設メンバーとして経営にクリエイティブを注入する新しいチームづくりをリード。Cannes Lionsグランプリ、 Grand Clioなど100を超える国内外の賞を受賞。Cannes Lions, D&AD, Clioなど数多くの海外賞の審査員も務める。
アメリカ(ニュージャージー州)出身。大阪と東京、両都市での制作経験を経て、2008年より株式会社電通の関連会社にてグローバル案件の専任職を務める。2014年に株式会社電通クリーティブXの国際部立ち上げに携わり、多くの国内外クライアントと積み上げた大小様々なプロジェクトを通して、映像制作に留まらないソリューションとコーデイネートをグローバルスケールで展開。2020年、株式会社電通クリエーティブXへ転籍。2022年に国際部の部長に就任。
TVCMから先端テクノロジー系のクリエイティブまであらゆるメディアやファネルに本当に垣根なくなんでも対応。小学生の時に任天堂ファミリーベーシックでプログラミングに触れて以来、1人でも多くの人に喜んでもらえるクリエーティブやモノづくりに目覚める。カンヌライオンズ/ADFEST/Spikes Asia/MAD STARSほか海外広告賞の審査員経験多数ACCグランプリ/ADFESTグランプリ/ONE SHOW GOLD/Spikesほか国内外広告賞受賞多数。
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最新情報は、適宜アップデートしてまいります
プランナーの手が届く範囲で考えると、PRやダイレクトに目を向けがちで、 他の部門をしっかり見る機会がこれまでなかった。他の部門のケースの企画・発想法も実務にあてはめられると感じた。(広告会社)
事例紹介がわかりやすかった。 各講師の切り取り方、視点が良い感じで効いていた。 日本のPRの評価方法がい かに生活者視点ではなく、やりとりするメディアによっているかを気付かされた。他のチームメンバーも今日のセミナーに参加させればよかった。 (化粧品メーカー)
カンヌに参加したことがあるが、流れが組めない部分もあったため、今までの潮流を知ることでより理解が深まった。審査基準だけでなく、審査員の目線や考え方なども分かった。(Web制作会社)
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カンヌはクライアント企業のクリエイティブを育むためのノウハウや一流のものを見る絶好の場であり、なぜこの企画が良いのかを客観的な基準で学ぶことに役立った。また提案側もこのことを理解した上で、さらなる企画の質の向上と、世の中に向けた強いクリエイティブアイディアを提案できるよう努力していかなければと思いました。(広告会社)
講義の構成がとても良かったです。最初の講義でアワード全体とトレンドを分かり易く掴めました。また、事例も多く紹介していただいたのと近年のトレンドについても講義全体の流れがスムーズで頭に入ってきやすかったです。(広告会社)
アワード事例となると大企業の案件・予算も多そうな印象がありますが、低予算で課題をポジティブに具現化した事例もあり、企画力を磨くことへのモチベーションも高まりました。(家具メーカー)
カリキュラム | |
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時間 | 講義内容 |
第1部 |
イントロダクション① ~カンヌライオンズの変遷とこれからのコミュニケーション~
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第2部 |
イントロダクション② ~クライアント企業が語る世界のクリエイティブ~
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第3部 |
グローバルクリエイティブから学ぶべきポイント
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第4部 |
カンヌ2023 各部門の解説 【Film Craft部門】
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第5部 |
カンヌ2023 各部門の解説【Creative Commerce部門】
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※講師・カリキュラムは変更になる場合がございます。予めご了承ください。
※上記内容は作成時のカリキュラムです。最新動向に応じて、講義内容は適宜アップデートしてまいります。予めご了承ください。
概要 | ||
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受講形態 | 宣伝会議オンライン内でオンデマンド配信 |
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受講のご案内 | 【実施上の注意】 本講義は、オンライン配信講義となりますご受講はお申込み者限りとしており、複数名での受講の場合、人数分のお申込みが必要です。お申込者には、宣伝会議IDを通じて視聴環境をご提供しております。同一IDでの複数人での視聴・社内上映などは固くお断りしております。 【受講上のご案内】 ・講義は宣伝会議オンライン上でご視聴いただきます。該当期間内に宣伝会議マイページの「オンライン講座を見る」に進み、動画をご視聴ください。 ・視聴の際は、申込者ではなく実際に受講される方のマイページ登録が必須となります。 ・本講義には質疑応答はございません。 【レジュメについて】 講義資料はご視聴頂くマイページからPDF形式でダウンロードしていただきます。 |
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受講料金 | 1名受講 オンデマンド講座 |
59,000円(税込64,900円) 申込金5,000円(税込 5,500円)含む |
100名まで オンデマンド研修 |
550,000円(税込 605,000円) 例)100名受講で1名5,500円 |
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オンデマンド研修について |
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割引チケットについて | 法人割引窓口の設定方法
※この講座は、法人窓口の設定により1講座あたりの受講料金が約8割引におさえられる「スタンダードトレーニング」対象です。 |
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受講対象 | ・広告会社、制作会社、Web制作会社などクリエイティブに携わる方々 ・企業の宣伝部などコミュニケーションに携わる方々 |
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注意事項 | 受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。 お申込み後のキャンセルは原則承っておりません。 教室・オンラインライブ講座は、個人申込の場合、受講料について開講前のご入金を原則とさせていただいております。 オンデマンド講座は、お申し込み後すぐに受講案内メールをお送りしており、メール受信後、ご視聴いただけます。 そのため、視聴の有無に関わらず、お申し込み後のキャンセルは一切、承っておりません。 詳しくは、特定商取引法に基づく表示をご覧ください。 |