ポイント還元や商品券、平凡な社名入りグッズに
頼っていては、いつまでも顧客の心は掴めません。
究極の広告・販促効果とは、
「驚き」や「面白さ」の域に達した
忘れられない印象を残すこと。
はじめから成果を期待されない安かろう、悪かろうの企業グッズたち
多くの企業・団体において、お客様に差し上げるタオルやボールペンのような粗品や、商品サンプル、ティッシュやうちわなどのノベルティ、また、入店を促すのぼり旗や注目を集めるPOP など、様々な販促物が制作されています。
しかし、「オリジナル」と銘打たれることの多いそれら販促物において、その特徴は各社驚くほど似通っています。タオルにもボールペンにもうちわにも、どれもお決まりの場所に社名やロゴが打たれ、「よろしければどうぞ」という、ありふれた一言のもとに手渡され、ありがたみを感じられず、ぞんざいに使い古されるか、その日にはゴミ箱に直行するなど、散々な扱われようです。
どれだけ事例集・ツール一覧を見ても答えはないアイデアは、アイデアのもとにしか生まれない
それら販促物を比較検討する際、担当者が頼りにするのがノベルティの一覧サイトです。そこには、多種多様な既製品が所狭しと並び、その安さを競っています。しかしどこにも、効果を期待する特徴は見当たりません。また制作・SP 会社の制作実績や、書籍の事例集もよく活用されています。こちらはよくこだわって作られていますが、業態も環境も異なる企業の事例には、参考にできないケースがほとんどです。
こうした事例集やツール一覧が提供してくれないのは、アイデアを整理し、体系化し、状況に応じて再生産する仕組みです。もちろんそれはSP会社の優秀な営業担当者や、制作会社の優秀なデザイナーの頭の中にのみ存在することになります。そこで宣伝会議では、こうした手掛かりのない中で販促物の企画に取り組み、お困りの皆様に向けて、「ノベルティ・ディレクション基礎講座」を開催いたします。
「アイデア」のない販促物を作る損を知る
販促物の企画を練る際に、その精度を決定づけてしまうのが、「予備知識」の量の差です。多くの場合、販促物の購買担当者には、価格表同然のノベルティサイトや、制作・SP会社の制作実績くらいしか、見るべき手がかりはありません。こうした状況で、一からアイデアを思いつくのは至難の業といえます。そこで本講座では、成果を上げた厳選の販促アイデアを整理してご提供します。
反応が高まる切り口を知る
たとえ優れたアイデアであっても、それ自体が自社の販促物企画に役立つことはまれです。今自社の置かれている環境や、目指す目的に応じて、正解はめまぐるしく変わっていきます。本講座では、多種多様な成功事例とをの要因を深く探るなかで、成果を上げる販促物を、状況に応じて企画し続けるノウハウを身に付けます。
最先端のノベルティ・コミュニケーションノウハウ
メディア環境の変化により、ノベルティも進化を続けています。特定のキャラクターを繰り返しメディアに登場させ、ブランドのメジャー感や、親近感を一つのマスコットに象徴させる手法はその一つです。また、スマホゲームの装備、TV アニメのキャラクターグッズをノベルティとして活用するケースも増加しています。これらは、原価の同じノベルティの価値を何倍にも高め、ノベルティ目的の購買をも生む、新たな消費の原動力となっています。本講座では、今ノベルティというメディアに起きている進化と、その成功事例を体系的に学びます。
時間 | テーマ | 内容 |
10:00 〜 12:00 |
驚きと感動を与える販促物・ノベルティの成功事例と基本構造 田中みのる氏 |
・成功したノベルティの事例 ・実績紹介 ・企画の背景と経緯 ・気になる予算と反響 ・画像紹介 |
13:00 〜 14:00 |
心を動かすノベルティの企画・作成をするためのディレクション 田中みのる氏 |
・喜んでもらうための工夫をする ・体験をイメージさせる ・企画を楽しむ ・視点を変えたアプローチ ・切り口をどう作るか ・今使っているメディア、手法を見直す |
14:15 〜 15:15 |
企業のグッズ、ノベルティの種類と実施のタイミング 本田浩一氏 |
・SNSで拡散されるノベルティ ・季節ごとのノベルティの種類 ・喜ばれるひと工夫 ・自社ならではのこだわりを伝える ・ありふれた商品と喜ばれる商品との違い |
15:20 〜 17:20 |
時代に乗り遅れないためのデジタルノベルティについての理解と活用 太田陸氏 |
・スマホの登場によって大きく変わったコミュニケーションと消費者心理 ・物品ノベルティとデジタルノベルティの違い ・デジタルノベルティの市場 ・具体的活用事例 ・ノベルティのデジタルクリエイティブの注意点 |
田中 みのる氏
ライズマーケティングオフィス株式会社 代表
1989年 大阪中央郵便局着任、公社化、民営化と大組織の変革を経験、97年から法人営業、社員育成等を担当。2003年からは霞が関本社にて勤務。10年独立、ライズマーケティングオフィスを設立。メディア接触時のターゲット・インサイトを追究した効果的な販促物・チラシの作成や、Web・モバイルを活用したクロスメディアのプロモーションについて、全国でコンサルティング、セミナーを多く手掛ける。宣伝会議「成功するDMの極意 全日本DM大賞年鑑2010」にてコラム「販促の寺子屋」を執筆。
本田 浩一氏
株式会社東急ハンズ 営業企画部 営業企画課
1995年東急ハンズに入社。横浜店、システム開発部、営業企画部などを経て、IT企画部在籍中の2009年にTwitter公式アカウントの「中の人」として、ソーシャルメディア戦略に深く関わる。同年、Twitterを利用した商品検索サービス「コレカモネット」の開発に携わり、10年より東急ハンズのネット通販「東急ハンズネットストア」店長としてEC事業を推進。14年4月より現職で同社全体の営業戦略立案を勤める傍ら、「中の人」としての情報発信も継続中。
太田 陸氏
株式会社ギフティ 代表取締役
1984年慶應義塾大学総合政策学部卒業後、2007年アクセンチュア株式会社にて公官庁の大規模開発業務に従事。2010年に株式会社ギフティを設立、代表取締役に就任。ソーシャルギフトとして、オンラインからギフトを贈れるサービスを展開。従来型のノベルティとは一線を画すサービスを展開。数多くの大手企業で活用されている。