広告会社の中堅担当者は、景気や業界の業績に関わらず成果を上げ続けなければならない、厳しい環境下で日々奔走しています。
ある程度経験を積み、クライアントや同業種との人脈・自分なりの営業スキルを身に付けても、年次と共に拡大し続ける売上目標と責任がついて回ります。
過酷な外回りによる新規開拓・地道なクライアント営業を繰り返すが、そう簡単に大きな仕事を新規獲得することは難しいのが現状です。またチームで動く場合、部下の売上も含めた目標数値に責任が生まれるため、個人管理とは違う営業活動も求められます。
今後の企業を担う中堅社員として、時間や人手など限られたリソースの中で成果を上げるためには、ただ闇雲に活動するのではなく、戦略的・効率的に営業を行う必要があります。
クライアントの課題を解決するという本質を基に、いかに多くの予算を獲得し効率的に売上を高めるか。営業活動そのものの発想と努力の重点を見直すことで、中堅営業として次のステージを目指します。
時間 | テーマ | 内容 |
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(金) |
正当な企画費をいただくための見積もりテクニック
松川 和彦氏 |
・できるだけ自社でこなし、外注費を抑える努力
・見積書の魔術師と呼ばれたその訳 ・どうしてあいつの見積もりだけが通るのか? ・同じ予算でも、相手が払える項目、払えない項目がある、その引き出し方 ・誰がハンコを押すか、誰が説得してくれるのか、感触の見極め方 ・コンサルフィーは宣伝・販促費と別口となり通らない、その突破法 ・担当者のスタンスに立ち、決裁者と戦う状況の作り方金 |
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(金) |
不慣れな領域にも手が届く協力会社との繋がり方
松川 和彦氏 |
・協力会社300社を控えるようになるまで
・HP上での募集の成功要因と注意点 ・いつも安く対応してくれる協力会社はお客様より大切な資産 ・若手はすぐ切ろうとする、人ベース・違う業務をしている者同士で強みを生かす ・パズルのように得意と苦手を組み合わせるの管理などで関係を大切に ・不慣れな領域にかかる上で大切な「さわりを押さえる」行動と応用 ・デジタルだけでなく、PR分野も一つの武器になる ・不慣れな領域に挑むことで蓄積していくもの ・大切なのは、仕事が来るように仕向けること |
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(金) |
得意領域をてこに協力会社と組む自社価値の広げ方
秋田 昌康氏 |
・まず自社の本当の得意領域を追求する
・自分の強みは意外と知らない ・足リないものを補う方法の見つけ方 ・機能で戦い差別化できる ・強みにもいろいろある ・決済者とのパイプ、レスポンスの速さ、クライアントへの入り込み ・人員の少なさは少数精鋭に ・価値を広げるための自社の強みの明確化 ・明確化によって初めて組む相手が見つかる |
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(金) |
広告商品を企画化、プロジェクト化による高い利益率の保ち方
秋田 昌康氏 |
・プロジェクトを行ってみて気づくこと
・プロジェクトの目標の設定するポイント ・リーンスタートアップの重要性 ・なぜ高学歴チームは失敗するのか ・人材の人財化には個のプロ化が必須 ・チームデザインの必要性 ・社内の体制と協力会社の協力体制 ・協力会社との協働パターン ・利益折半のルール ・協力会社への事前の根回しと目的の共有 ・お互いの作業単価の策定+受注した企業へインセンティブ ・競合との相互援助進め方 ・トップダウン方式、チームブランディング方式のリスクとメリット |
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(金) |
課題の正しい捉え方
倉林 武也氏 |
・様々なインサイトによる取り組みも、クリエイティビティの高い表現もメディアミックスによる展開も、本当に課題がつかめないことには、機能もしなければ効果も生まれない。
・ロジカルやラテラルな思考 ・押さえるべき「クライアントのマーケティング目線」や、その周辺情報の整理の仕方 |
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(金) |
課題を捉えて、次に考えること
倉林 武也氏 |
・課題を捉えてから一旦全体を見て(全体視座)、その中で最大効果が測れる方法を考える
・日常の身近な情報(モノや展開、事象の見方など)から、工夫して生かす「企画の開発方法」を繋げる ・これからの時代のクライアントへの取り組み方「パートナー化」 ・企画の中身を棚卸しし、ノウハウを共有する仕組みを構築する |
松川 和彦氏
インフォデザイン合同会社 代表社員
大学在学中から百貨店、SCのセールスプロモーションやコミュニケーションプランニングを手がける。企画制作会社に入社後、流通、インフラ、電子部品、医薬、食品、製造業など150社以上の企業、60団体以上の公益組織など幅広いクライアントを中心に600本を超える企画提案を行う。1997年、BtoB企業や府省の広報宣伝アウトソーシングを担う企画制作会社を起業。2012年、BtoBビジネスで得た専門的先端技術の知識と企画提案力を融合させた実践的なプランニングを行なうインフォデザイン合同会社を設立。現在、同社代表社員。
秋田 昌康氏
合同会社オルト 代表パートナー
SPエージェンシー、中堅広告代理店勤務を経て、電通テックに入社。入社後まもなく、電通プロモーション営業推進局の立ち上げ時に出向し、通販/GMS/食品/化粧品/医薬品など多業種にわたるクライアントを担当。特に、ドラッグストアやスーパーマーケットの売場を中心に、これまでのメーカー主導のメーカー視点に、流通視点と顧客視点を加えた売場ソリューションを提唱して、電通独自の店頭ソリューション・メソッドの開発を担ってきた。その他、企画力講座やモバイルプロモーション開発、他社との業務提携、新規事業開発など、数多くのプロジェクトの立ち上げに参画。2012年4月に、合同会社オルトを立ち上げ、代表パートナーに就任。
倉林 武也 氏
株式会社クレオ 営業開発 部長 兼 教育研修 部長 プロモーション・プランナー
デジタルの普及から、広告やセールス・プロモーションの在り方について変化する中、リアル店舗やオンラインリテール、そこに取り組む事業会社の視点から課題を捉えて、インサイト(ショッパー、リテール、メディア)からテーマ開発、ソリューションにつなげるための仕組みづくりを追求。2010〜2014年国内外のプロモーション、O2O、オムニチャネルについてを分析。学習院マネジメント・スクール研究員。
東京教室
開講日 |
2015年04月10日(金) |
講義時間 | 19:00-21:00 |
定 員 | 20名 |
講義回数 | 6回(毎週金曜) |
開催場所 | 宣伝会議セミナールーム 港区南青山5-2-1 NBFアライアンスビル2F (表参道駅 A5番出口より右手に徒歩1分です) |
受講価格 |
92,500円(税込 101,750円) ※申込金10,000円(税込 11,000円)を含みます |
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注意事項 |
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