戦略というのは、体得すれば極めて強力な道具になります。
しかし、経営戦略、マーケティング戦略、広告戦略、営業戦略…
と企業の中では「戦略」という言葉が必要以上に多用されています。
定義や意味が曖昧なため、ビジネスの現場で混乱や誤解を招く原因にもなり、
実際的に戦略を運用する上では、ほとんど役に立ちません。
つまり「戦略」は、いまだにかなり曖昧な単語だということです。
戦略の考え方のひとつを理解することは、今後の選択や意思決定に対して有効な指針となります。
本書は、それぞれの読者が戦略を実践的な思考の道具として体得されることを目指すものです。
著者が、P&G、ユニリーバ、ダノン、日産自動車、資生堂、
とマーケティング部門を指揮・育成しながら築いてきたものをベースにした戦略概念と、
思考の道具としての使い方を丁寧に紐解きます。
音部大輔(おとべ・だいすけ)
関西学院大学商学部卒業後、P&Gジャパンのマーケティング本部に入社。
17年間の在籍中、ブランドマネジャー、マーケティングディレクターとして
アリエール、ファブリーズ、アテント、パンパースなどのブランドマネジメントを経て、
US本社セントラルチームでイノベーションに関する知識創造プロジェクトのマーケティングサイドを主導。
帰国後、ダノン・ジャパン、ユニリーバ・ジャパン、日産自動車、資生堂など
さまざまな文化背景、製品分野の企業でブランドマネジメントやマーケティング組織育成を指揮。
2016年、CNET JapanのCMO Awardを資生堂ジャパンCMOとして受賞。
博士(経営学 神戸大学)。
: | 320ページ |
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出版社: | 株式会社宣伝会議 |
ISBN/JANコード: | 978-4-88335-398-9 |
発売日: | 2017/03/10 |
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