※ 定期購読の特典キャンペーン(デジタル版 1IDを無料で付与)は、2024年1月25日(木)までのお申し込みを最終として、終了いたしました。
既に定期購読中の方は、こちらの案内に従い、2024年3月31日(日)までに利用申請をお願いします。
広告の両輪を担うのは、クリエイティブとメディア。どんなメディアを用いて、どのようにメッセージを伝えればよいか、広告クリエイティブの歴史は、この答えを探し続けてきた。
いまでは当たり前となった新聞やテレビ、インターネットの検索結果ですら、本来は広告メディアではなかった。
「アンビエント」の手法はそれまで誰一人として用いていない場所やモノにアイデアをかけあわせて消費者の生活環境に溶けこみ、彼らの感性に直接、ブランドの魅力を訴える。
その表現が意外性にあふれるほど、マスメディアを通じて広まったり、人から人へ拡散したり。
固定観念にとらわれず、消費者に最も近い場所から、彼らを巻き込んでいく「アンビエント」の発想は、今後の広告の可能性を広げる原動力になるはずだ。
デジタルクリエイティブ先進国として知られるスウェーデンの視察ツアーが今年9月に実施された。
本ツアーで訪れた8社1校の現場には世界に秀でた仕事を次々と生み出すクリエイティブ哲学とその実現を支える制作スタイルが確かに存在していた。
現地で出会った人々の声、そして最新の仕事を通じて、そのアイデアと発想の本質に迫る。
食欲の秋、芸術の秋。最近、美味しさや盛りつけの美しさを追求する従来の食の表現の価値観から一歩踏み込んだ、科学実験のような料理や、食べ物を使った現代美術のインスタレーション、暗闇で食べることで五感を鋭敏にする“クラヤミ食堂”など、“食”を純粋に五感の体験装置としてとらえ、表現するダイナミックな試みが増えている。
“食”には見た目や味のほかにも、香り、温度、時間による変化など、通常のデザインには盛り込めない要素がある。生活の中で“食べる”体験をもっと楽しく、クリエイティブにするために、さまざまな分野の最先端のプロたちが“食”の分野に参入している理由は何か。その背景には、社会的な“食”への関心の高まりや、安心・安全への欲求の強まりがあるのではないか。
五感を刺激する食の表現、オーガニックや地産地消などの食材の広まり、農業や朝市などのトレンド…。食体験のデザインの最前線はどこに向かうのか。今後“食”を手掛かりに、どんな未知の表現が可能になるのか。
今回のデザイン会議では、KIHACHIのレストラン部門 総料理長を務める鈴木眞雄さん、味覚センサーの開発者で科学的に味を研究する九州大学教授の都甲潔さん、スイーツやフルーツを模した作品をつくるアーティストの渡辺おさむさんの3名が、“食”デザインのこれからを話しあう。
: | |
---|---|
出版社: | |
ISBN/JANコード: | |
発売日: | 2011/11/01 |
商品の寸法: |
ホーム > 雑誌書籍を読む > 【バックナンバー】ブレーン