商品の説明
専門的に学ばずとも、デザインはビジネスに活かせる!
広告やパッケージ、CI、VIなど企業やブランドそのものにかかわるところだけではなく、クライアントに提出する資料の表紙、顧客に渡す案内ツール、Webのランディングページ、会社案内などの制作など、仕事のプロセスにおいて「デザイン」はあらゆるシーンでかかわってきます。
普段意識していなくても、知らぬ間に「デザイン」にかかわっていて、このような疑問を抱く人は多いのではないでしょうか。
・どんな色で表現したらいいんだろう?
・そもそも色ってなんだろう?
・書体はいつもなんとなく決めているけれど大丈夫かな
・写真を選ぶ視点って?
・レイアウトってどう考えたらいいの?
・チームにどう共有すればいいのかな?
・上司にどう伝えたらいんだろう?
……そんなデザインに対する「わからない」を「わかる!」「使える!」にできることを目指したのが本書です。
著者であるアートディレクター 小杉幸一が、デザインとはどういうものであるかの理解を深めるとともに、ビジュアルコミュニケーションをきちんと指示できることを目的に、長年仕事において培ってきた考え方ややり方をまとめています。
「デザインって、こう考えればよかったんだ!」と、思わず膝を打ちたくなる、そんな内容となっています。
仕事でデザインを依頼したり、指示出しする立場にある方、そしてデザインの仕事を始めて日が浅い方におすすめの1冊です。
目次
はじめに ビジュアルデザインは、今を生きる人たちの共通言語
CHAPTER1
「人格」をデザインする
伝えたい相手と「いい関係」をつくれていますか。
商品やブランドを「人格」化して考えよう!
携帯大手4社を人格化してみると?
僕らはみんな「無意識編集者」として生きている
「力が強い人」を文字で表現しよう
プロセスは精巧な「歯車」
色は「性格」
書体は「声色」、文字間は「話し方」
レイアウトは「姿勢」
イラストレーションは「ファッション」
写真は「視点」
人格化する際のポイントは、より具体的に、より解像度高く
もともとあった思想をアップデート ベルメゾンのリブランディング
明日から使えるデザインのヒント1 ファッションも「ビジュアルコミュニケーション」
CHAPTER2
色こそ共通言語
英単語のように「色」を覚える
色のことがわかる「色情報パレット」
色の機能と役割
色にはすべて意味がある。1.色の知識 三大属性(色相/明度/彩度)
色にはすべて意味がある。2.色を見る目
色にはすべて意味がある。3.色が持つ記憶
明日から使えるデザインのヒント2 ビジュアルで会話しよう!
CHAPTER3
ルールをデザインする
ルールがあるから面白い
ルールがあるから考えられる
ルールを決めるとアイデアが湧く
五感もルール化しよう
「写真力」と「システム」をルール化したブランドビジュアル
明日から使えるデザインのヒント3 デザインが速い、そのスピードの正体は?
CHAPTER4
「一枚絵」のアップデート
時代によってアップデートされる「一枚絵」
「一枚絵」を建築として描く V.drug都市型店舗デザイン
明日から使えるデザインのヒント4 バレる
CHAPTER5
デザインを「翻訳」として考えてみる
個性で翻訳する
伝統工芸品をデザインの視点で翻訳する「Marugame Uchiwa
」
明日から使えるデザインのヒント5 「メジャー感」って何?
明日から使えるデザインのヒント6 「慣れるな!危険」
おわりに
著者紹介
小杉幸一
アートディレクター/クリエイティブディレクター/グラフィックデザイナー
1980 年神奈川県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。株式会社博報堂を経て、2019 年株式会社「onehappy」を設立。「コミュニケーション人格」でプロジェクトを明確にするクリエイティブディレクション、アートディレクションを行う。
主な仕事に、SUNTORY「特茶」、日本郵政グループ「進化するぬくもり」、Nature Lab「CIデザイン」、NHK 連続テレビ小説「ちむどんどん」ロゴデザイン、SUZUKI「HUSTLER」、STARFLYER「輝く人の、」、日本テレビ「ガキのつかいやあらへんで」、『TIMELESS 石岡瑛子とその時代』(河尻亨一著)装丁デザイン、Yellow Magic Orchestra「YMO40」、PARCO「パルコアラ」キャラクターデザイン、ベルメゾン・リブランディング、V・drug・都市型店舗ブランディングおよびPBデザインなどがある。
愛知県岡崎市市政アドバイザー、多摩美術大学総合デザイン学科常勤講師を務める。