いま、どのくらい「女の時代」なのかな。
¥ 2,200(税込)
商品の説明
『いま、どのくらい「女の時代」なのかな。』これは糸井重里氏が35年前に書いた西武のコピー。女性の活躍推進が声高に叫ばれる中、この言葉はいまなお通用する強い響きを持っているのではないか。広告のたった一行のキャッチコピーが大鉈を振るうような切れ味で時代や世相を斬り、人の心を揺さぶり動かす。その結果、女性の生き方やライフスタイルを変えてきた。時代を牽引車としての広告、女性たちの変遷と時代の変化をコピーライター脇田直枝氏が読み解く。
特別寄稿:糸井重里、渡邉嘉子、日暮真三ほか
著者紹介
脇田直枝
コピーライター。元電通EYE社長。早稲田大学卒業後、フリーを経て電通入社。男社会の牙城だった広告業界で女性だけの広告代理店(株)電通EYE を設立、代表取締役を務めた。集英社『COSMOPOLITAN』創刊時、「この雑誌には、エクスタシーがある」という広告コピーをはじめ、国鉄、サントリー、松下電器、など数多くのキャンペーンを手がけ、時代時代で女性たちを鼓舞し、牽引してきた。
2000年東京都「第2回男女労働者に優しい職場推進企業 能力活用特別賞」、2001年モンブラン社「第1回ビジネス・ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞」、2003年「第43回日本宣伝賞吉田賞」など受賞。
目次
20世紀、戦後70年の間に、女性の地殻変動が3回あった
Ⅰ ベアテ・シロタ ショック
ベアテ・シロタの「婦人参政権という大波」
- 昔のお母さんたちの仕事
- 女性の仕事は、家では内助の功、外でも内助の功
Ⅱ ウーマン・リブ ショック
太平洋からウーマン・リブは漣となってマスコミを揺さぶった
日本にも「飛んでる女」は飛んできて草の根に広がった
- 女性への援護射撃はこの広告から始まった
- 独り立ちへの援護となったディスカバー・ジャパン
- おだてられながら、買いながら、女性は考えた
- キミの心を代弁します1
- 浮かれた女性に苦言の一撃!
- キミの心を代弁します2
- 鏡の中の自分を見つめなさい
均等法前夜 地盤変化を皮膚感覚で感じ出した80年代初頭
- ウーマン・リブは化粧品広告の表情にも影響した
- 世界の女性たちは仕事も結婚も立派に両立していますよ
- 男を誘惑するぐらいになりたいね
- 国際婦人年、私たちの発言も聞いてください
Ⅲ 男女雇用機会均等法 ショック
男女雇用機会均等法の成立は男性主体社会の基盤を揺るがした
- 言いたいこと言わせていただきます
- 上手に夫を掌に載せていけばいいんじゃない
- 心とカラダに筋肉をつけました
- 自前の財布を持てば女も強くなれる
- 仕事の楽しさ、厳しさを知りました
- 諸君、社会に出たら勉強だ
日本人の平均寿命が伸び、
少子高齢社会に突入という報道が盛んであった
- 男性らしさ、女性らしさって何だろう?
- 男女格差はなお残る
- なぜ男性には一般職採用がないのでしょう?
- 心に筋肉をつけました、私たち
- 女は一筋縄では計れない
- ギャップを埋めていきたいです
- 日本の男たちはどこへ
- アラフォーは上手に生きている
- 政治家に見て欲しいCM
広告が先を行っているのか、現実がこうなってきたのか、
やっぱり広告は時代の牽引車なのだと思う
まとめ
大波・小波・漣の戦後ウーマン史
登録情報
: |
238ページ |
出版社: |
株式会社宣伝会議 |
ISBN/JANコード: |
ISBN978-4-88335-345-3 |
発売日: |
2015/12/10 |
商品の寸法: |
A5判 |
広告は、社会を揺さぶった ボーヴォワールの娘たち
いま、どのくらい「女の時代」なのかな。
¥ 2,200(税込)
Copyright © 株式会社宣伝会議. All rights reserved.