経済社会のパラダイム・シフトが急速に進みつつあるなかで、多くの既存事業が陳腐化する一方で、新しい事業を創造する機会が生まれている。国や地域、産業分野などあらゆる次元で、新しい社会的経済的価値を創造するイノベーティブな事業構想が求められている。にも関わらず、事業構想はこれまでほとんど研究対象にも公教育の対象にもされてこなかった。
本書は、これまで誰も取り組んだことのない「事業構想」への体系的なアプローチの第一歩となることを目指すものである。
佐々木正(シャープ元副社長)
iPhone の元は「IT・イン・ポケット」構想
世代を超えた「共創」が新しい時代を開く
松本孝利(日本シスコシステムズ創業者)
常識のフィルターを取り除くとイノベーションが見えてくる
大山健太郎(アイリスオーヤマ代表取締役社長)
ユーザー・インの発想でメーカー・ベンダーという新業態を開発
山田昭男(未来工業創業者)
規則やノルマで縛らず社員の考える力を最大限に引き出す
ヨハン・レーン(シュタインバイス大学学長)
社会のニーズを掘り起こし革新的な教育を行う大学へ
牧野光朗(長野県飯田市長)
デザイン思考的アプローチで文化経済自立都市を目指す
今野由梨(ダイヤル・サービス代表取締役)
電話を血の通った双方向メディアにした「ベンチャーの母」
小澤洋介(ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング代表取締役社長)
再生医療産業の旗手として患者のQOL向上に全力で挑む
野坂英吾(トレジャー・ファクトリー代表取締役社長)
不要になった「モノ」に再び価値を与える総合リユース・カンパニー
岩尾聡士(藤田保健衛生大学医学部教授)
医療、介護、看護を統合し、地域ヘルスケア産業を創造
清成忠男
1933年生まれ。1956年東京大学経済学部卒業。1973年法政大学経営学部教授。1996年法政大学総長・理事長(2005年まで)。現在、法政大学学事顧問。事業構想大学院大学学長代行。この間に、京都大学大学院経済学部研究科、東京大学大学院教育学研究科、北陸先端科学技術大学院大学、東京大学経済学部などの講師。財団法人大学基準協会会長、沖縄振興開発審議会会長、中央酒類審議会会長などを歴任。主な著書に『日本中小企業の構造変動』(新評論)、『地域主義の時代』(東洋経済新報社)、『日本中小企業政策史』(有斐閣)、『現代日本の大学革新(法政大学出版局)、編訳書『企業家とは何か』(東洋経済新報社)がある。
四六判並製: | 240ページ |
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出版社: | 株式会社宣伝会議 |
ISBN/JANコード: | 978-4-88335-292-0 |
商品の寸法: |
これまで誰も取り組んだことのない「事業構想」への体系的なアプローチ
¥ 1,760(税込)