本講座は「今」は違うけど、クリエイティブ職を志す方のためのコピーライター養成講座特別コースです。営業・プロモーション・人事など様々な出自の視点を持つ講師からクリエイティブ職になるまでの道筋を学び、「今」求められるコピーライティング・クリエイティブのスキルを身に付けます。
コピーライター養成講座に通う方にはそれぞれ、様々な理由があります。その中でも「コピーライターになりたいから」、「クリエイティブのスキルを活かして世の中を動かしたいから」といった強い志を持った方は多くいます。
しかし新卒でコピーライターになることは非常に狭き門であり、かといって別業界からの転職をしようと思っても経験が必須であったり、社内の転局試験にチャレンジをしようと思っても対策が十分にできないなど、コピーライターやプランナーになるまでの道のりは決してたやすいものではありません。
本講座では、これまで伝えきれていなかったコピーライター、プランナーへの「なり方」に特化して、そのプロセスを知り、必要なスキルを身に付けます。実際に転身に成功した講師だからこそわかる難しさや、クリエイティブ出身ではないからこそ持つことのできる視点から、これからのクリエイティブ業界で活躍する人を後押ししする講座です。
・コピーライター、プランナーなどのクリエイティブ職を目指す、または興味を持つ
(1)広告会社、制作会社、デザイン会社など広告関連企業に勤務をしている
営業・プロモーション・メディア・デジタル・デザイン・人事部門の方
(2)現在、事業会社側に勤務をしている方
(3)広告業界への就職を検討している学生の方・ご自身の業務においてクリエイティブスキルを活かしたいと考えている方・コピーライター養成講座 基礎コースを修了した方
※上記は現時点での予定です。講師の都合等により一部変更する場合がございます。
黒澤 晃氏
クリエイティブディレクター/クリエイティブコンサル
博報堂では、コピーライター⇒CD⇒独立、コースはかなりあるケースなのですが、僕の場合、コピーライター⇒CD⇒クリエイターの教育⇒独立というレアなケースを歩みました。
教えるのがうまいと思われていたんでしょうか。
独立してからも、未経験の人を何人かコピーライターにしたりも。
講義では、今、急速に変わりつつある広告クリエイティブ、
そのなかで、曖昧なままにされているコピーライターの役割など、
未来の話を俯瞰的に多くしたいと思います。
質問もいっぱいください。みなさまがこれから生きる時代に、
クリエイターは何をしてゆくのか、喜びとするのか、いっしょに考えてみましょう。
河西 智彦氏
博報堂 クリエイティブディレクター/コピーライター/CMプランナー/プロモーションプランナー/PRプランナー
僕は入社から7年間営業職でした。
その間に2度もクリエイティブ適性試験に落ち、3度目の試験でようやく合格しました。
そして、今では生まれ変わってもこの仕事でいいと思っています。
「やりたいけどできない時間」が長いほど、「やりたいこと」を叶えてからが楽しくなります。
このクラスを受講するみなさんは、「やりたいこと」をしてきた人よりも人生を楽しむために、いま、モヤモヤする時間を溜め込んでいるのです。
人生をひっくり返すために、どうぞ踏み出してください。
他の先生も言うと思いますが、いまのクリエイティブ職には、マルチな経験が必要とされています。
他の職種や会社経験がある人が大成していることはみなさんもご存知でしょう。
みなさんがいま経験していることは、クリエイティブ職になってからも必ず活かせます。
他にあまりいないキャリアをクリエイティブの武器にしてください。
僕の授業では、どうやったらクリエイティブになれるのか、の具体的な道筋を教え、そのために必要な発想力の講義と実践をおこなう予定です。
授業中に短時間で発想してもらいます。
嶋野 裕介氏
電通 CDC/PRP局 コミュニケーション・プランナー/CMプランナー
「クリエイーティブ試験には2回落ちた。何が悪いのか、どうすればいいのか全然わからなかった。
宣伝会議の講座に通いまくり、仕事終わりの焼き鳥屋でコピーを書き続けたあの頃。その体験があったから、いまの私が・・・・」
あ、つい感傷にひたってエモそうな事を書いてしまうこところでした。
危ない危ない。笑 でも必死だったのは嘘じゃないです。
残念なお知らせすると、あなたの組織は、あなたの転局試験を応援しません。だってあなたが抜けると人員的に困るからです。
そして、あなたにはそれほど才能もありません。才能があれば、初配属から企画・クリエイーティブ職に選ばれているはずです。
それでも、企画・クリエーティブ職を目指す人へ。諦められない人へ。同期の活躍に嫉妬する人へ。俺(私)の方がうまくやれると思っている人へ。
そんな人の背中を押したり、チャンスを掴むキッカケを作りたいと思います。
私の講義では、「いま、企画・クリエイーティブ職に何が求められているのか?」「おもしろい、だけでは受からない理由」「傾向と対策」「演習」など、チャンスを掴むための具体的な手段を教えたいと思います。
銭谷 侑氏
the Tandem コピーライター
この春、夫婦で電通を辞めました。
「コピーを生み出す方法論」と「コピーを経営に活かす方法論」が完成したからです。
電通には、計7年間いました。(プロモーション局2年、クリエーティブ局5年)
広告表現にも興味はあったのですが、それ以上に、クリエーティブという技術をだれにでも使えるシステムにすること。広告だけではなく、経営に役立たせることに興味がありました。
いまは夫婦でデザインファーム(the Tandem)を経営しながら、ベンチャー企業でマーケッター&CDとして働いています。そんな「圏外」な生き方をしている僕ですが、
電通退社をきっかけに始めたブログ『圏外コピーライター』でコピーやクリエーティブの方法論を公開したところ、予想以上の反響がありました。
今回の講座では、
・クリエーティブテストに受かる方法論
・コピーライティングシステム
・コピー技術を経営に活かす方法
などブログで紹介しきれなかったことも含めてお話します。
阿部 広太郎氏
電通 コピーライター
日々SNSで流れてくる、
誰かの受賞の報告に心をさいて、
誰かと比較して勝手に傷ついて、
あいつはいい環境にいるからだとか、
あいつはいいチームにいるからだとか、
どうにもならない愚痴を溜め込んでいく。
壮大な順番待ちに並んで、いつか、いつか、いつか、
自分は何者かになれるはずだと漠然と思う。
挙句、自分には縁の無い世界だったと勝手に諦める。
このクラスに参加するのは、
どうにもならない言い訳を捨てて、
誰かのせいにするのをやめた人だと思います。
言葉のちからで道は切り開けるということ。
そして、「広告とコピー」と捉えるのではなく、
「仕事と言葉」と捉え、活動の面積を広げること。
人事からコピーライターに転身した僕から、
この二点を中心に、まるごとお伝えします。
現実を変えましょう。
そしていつか一緒に仕事をしましょう。
中川 真仁氏
電通 CDC コミュニケーション・プランナー
もともと私はキャリアがクリエーティブ職から始まっていますが、
メディアコンテンツやPR、インタラクティブコンテンツ制作など様々な分野を経由しながら、
その時々の「ものづくり」をしていたんだなと思っています。
軸足を持ちながら、いかに越境するか、いかに拡張するか。が、キーワード。
狭い意味でのクリエーティブにこだわらない人が求められている昨今、
何かしらお役に立てれば幸いです。