ユーザー視点で考える、選ばれる化粧品のポイントとは?
すぐにコモデティ化してしまう化粧品市場においては、技術による差別化は難しく、どうアプローチするのかというコミュニケーション上での差別化が必須です。特に女性のニーズは世代、時間とともに変化が大きく、最新の傾向を常に探っている必要があります。今の消費者が何を考え、どんな気持ちで商品を選ぶのか、ブランディングに落とし込むためのヒントを、データを基に紐解きます。
「ブランド」の魅力を伝えるためのデザインを考える
どんなに良い商品であっても、それを伝える手段・方法が違えば、ユーザーには届きません。様々な施策や制作物でブランドが持つ世界観を表現するには、一貫したブランドコンセプトを組織全体で明確にしておくことが重要です。コミュニケーションにおける「ブランド」の重要性と、それを伝えるデザインのディレクション方法について学びます。
情報過多の現代において、消費者に自社の商品のメッセージを届けるのは難しくなっています。数えきれないほどのブランドがある化粧品業界では、それがより一層強い傾向にあります。また、せっかく新商品を展開してうまくプロモーションができても、一回きりの購入で終わってしまう、ということもよくある課題です。
「このブランドがいい」と選ばれる商品・ブランドと消費者インサイトを探り、自社のコミュニケーション戦略に生かすヒントを得るための本講座を開講します。
時間 | 講義内容 |
10:00-11:30 |
@cosmeのデータから紐解く生活者インサイトと選ばれるブランド・商品のヒント
・生活者が化粧品を選ぶ基準 商品とブランドの関係性 ・生活者が見る商品選択のポイント ・選ばれる商品のヒント(1)商品のベネフィット ・選ばれる商品のヒント(2)生活者のインサイト ・生活者に伝えるべきポイント |
12:30-14:30 |
『ブランド』を伝えるためのデザイン・ディレクション ・デザイン=伝えるための手段 ・魅力を翻訳して伝えるメッセージの可視化 ・コンセプトは商品のDNAを見極めること ・ゴールが見えるストーリーを作る ・組織がブランドをつくる ・事例紹介(フローフシ、他) |
西原 羽衣子氏
株式会社アイスタイル
@cosmeリサーチプランナー
原田 彩子氏
株式会社アイスタイル
@cosmeリサーチプランナー
@cosmeを運営するアイスタイルにて、美容市場における生活者の深い理解を目指し、@cosme会員組織を活用したマーケティングリサーチの実施、および@cosmeに蓄積されたクチコミをもとにユーザー特性や商品特性の調査分析を行う。読売新聞、日経MJ、日経TRENDY、光文社「bis」等、新聞・雑誌媒体への協力・出演や、化粧品メーカーのPRイベント登壇や講演、ラジオ出演等、多岐にわたって生活者の消費傾向・トレンド情報の発信に携わる。
徳田 祐司氏
canaria
クリエイティブディレクター/アートディレクター