クリエイティビティを次世代に継承する
いつの時代においても、優れたクリエイティブは人々の心を捉え、動かしてきた歴史があります。この歴史と一流クリエイターの考えは、これからの未来に継承していくべきものです。
今までは、一部、書籍や専門誌の形で発行し、流通され、また図書館に収集、保管されることで、後進の者が目にし、読むという行為がほとんどでした。それも、お名前や作品に触れる機会があっても、作品以外の知見やお考えに触れる機会がほとんど無く、それが失われることは、未来のクリエイティブのために、大きな損失ではないか、と考えました。
後世にその知見や技術を継承していくために、今回、「ブレーンクリエイティブライブラリー」という名称で、活字や図版だけでは伝えきれないものを映像で残し、クリエイターの肉声に基づき、現在のメディア環境にあった映像コンテンツとして作成し、いつでも、どこでも受講できる講座として未来に向けて配信いたします。
裏口から入る クリエイティブ入門
時間 | 講義内容 |
約270分 | 『クリエイティブ入門』とその後 ■ クリエイティブ入門ってどんな本? ・感情の論理に対する唯物論的な優位 ・個人的な感情と社会的な共振の関係 ・巨人の肩の上に立つ ■ 本を書いた後、なに考えてる? ①「自分」 ・「いちばん大切なのは、いま、自分が、何を感じているか」(秋山晶) ・「CMというのは、楽しみながら作るということが、非常に重要です。作り手が自分自身を失わないこと。」(伊丹十三) ②「自分」らしくいられないのは何故か? ・『奴隷根性論』(大杉栄) ・「かくして社会の中間にあるものは、弱者を虐遇することに馴れると同時に、また強者に対しては自ら奴隷の役目を演ずることに馴れた。小主人は自らの奴隷の前に傲慢なるとともに、大主人の前には自らまったく奴隷の態度を学んだ。」(大杉栄) ③「人間はみんなどこか悲しい」 ・ビートルズはなぜ「悲しい」か ・寅さんがきっかけ ・岡さんのすき焼き ④「媚びとこけおどし」の禁止 ・#文学者の記念館を巡るシリーズ ・レジェンドの相対化 ・審査員を辞める運動 ・クリエイティブ講義の3パターン ・映画『ゲット・バック』からの学び ■ 結論:「自分」がいちばん大切 ※ただし商業的に成功するには、自分の「市場価値」が問題になる。 |
作品解説 ■ 中期(森の木琴〜現在) ・森の木琴(2011年) ・Menicon Magic(2011年) ・ドコモdビデオ(2013年) ・OK Go "I Won't Let You Down"(2014年) ・How to Drink a Campari(2015年) ・Honda. Great Journey.(2016年) ・Eight "Business Cards"(2016年) ・POLA リクルートフォーラム(2016年−2018年) ・Red Bull Music Festival 2017 Tokyo(2017年) ・泊まれる公園 INN THE PARK(2017年) ・Uniqlo "Skip Winter"(2018年) ・日本は、義理チョコをやめよう。GODIVA(2018年) ・Toyota "The Future Is Slow."(2019年) ・LUX Social Damage Care Project(2020年) ・We Care More. POLA(2021年-) ■ 初期(2004年〜森の木琴) ・Honda Icon Museum(2004年) ・Samsung Anyfilms(2004年) ・Licca World Tour(2007年) ・Honda Green Machine(2008年) ・MARUI ブランド広告(2008年) ■ クリエイティブ以前 |
原野 守弘氏
もり
クリエイティブディレクター
〜 推薦コメント 〜
齊藤 淳一 氏
貝印株式会社
マーケティング本部広報宣伝部 次長
「DOCOMO 森の木琴」
「POLA この国は、女性にとって発展途上国だ」
「日本は、義理チョコをやめよう。GODIVA」
など、私も大好きな広告を多数作られてきた原野さん。
原野さんの広告は、可愛くもカッコいい。そして何よりやさしい。
「よく見ること」
「感じること」
「正直であること」
本講座に、難しい言葉は一切出てきません。
マーケティングの手法や戦略も全て俯瞰的・構造的に分析していて、
それを「やさしく」説明してくれている。
音楽や映画も引き合いに出して、「広告」の仕事って自由だし、
やっぱり面白いなーと思わせてくれる。
反面、「こんなシンプルなこと、どうして今までできなかったんだ...」
と自問自答し、世の中の固定観念や、上司からのプレッシャー、世間の目...
原野さんの言葉をお借りすれば、「奴隷」性から解放されないと
良い広告は作れないんだと気づくことでしょう。
私が本講座で一番印象に乗っている言葉は、「巨人の肩の上に立つ」。
西洋の言葉の引用ですが、
先人の積み重ねた発見に基づいて新しい発見をすること。
これまでに作られた偉人のクリエイションから影響を受けて、
先人の肩に乗って新しいものを作る。ということ。
これまで唯一無二な、誰もやったことのない広告を作りたい!と無駄に力ばかり
入っていた自分にとっては、とてつもなく腹落ちした言葉でした。
そして、かくいう私も、原野さんという巨人の肩の上に立って、
広告を出させて頂きました。
それが、
「ムダか、どうかは自分で決める。」
というボディヘアポジティブの広告です。
こんな大学の先生がいたらよかったなー。
クリエイティブライブラリー原野守弘編
開講日 |
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定 員 | 無し |
受講価格 |
20,000円(税込 22,000円) |
補 足 | 開講日は変更する場合がございます。変更になる場合はあらかじめご連絡いたします。 開講日が変更になった場合でも、申し込み後の払い戻しなどはできません。 万が一、中止の場合は全額返金もしくは他講座への振り替えをご案内いたします。 |
注意事項 |
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オンデマンド研修(人数100名まで)
開講日 |
・人数無制限プランは、常時お申込受付中です。 |
定 員 | 100名 対象は同一の企業・団体の従業員の方に限られ、親会社・子会社・関連会社の方は対象外となります。 |
受講価格 |
550,000円(税込 605,000円) ※いずれも申込金20%を含みます |
補 足 | ※視聴期間の延長、受講者の増加についてはお問い合わせください。追加料金にてご対応可能です。 ※お申込み画面で「ご自身が受講する」「ご自身以外が受講する」の選択肢が出てきます。ここでは「ご自身が受講する」を選択してください。ご自身以外の複数名で受講可能です。 |
注意事項 |
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