本講座は、既にテレビCMを打っている、またこれからの導入を検討している広告主企業の担当者、またはテレビCMに関する提案をしている広告関連会社の方向けたものです。スマホの台頭など激変するメディア環境の中でテレビCMでしか得ることができない成果や役割は大きく変わりつつあります。
そこで本講座では、デジタル時代におけるテレビCMの役割、強みの理解から、効果測定やデジタル施策との連動、クリエイティブまで、成果を見える化し、最大化させるための最新のセオリー学びます。
【デジタル時代。テレビCMは「今」どうなっているのか?】
広告とは従来、その文字通り「広く告げる」ことを目的としたものでした。その中で、テレビCMは最も広く早くリーチできるメディアとして存在感を示してきました。
しかし商品の機能における差別化が難しくなり、情報があふれる現代では、企業からの一方的な「広く告げる」コミュニケーションでは生活者は振り向いてくれません。さらにテレビを観ない世代の台頭や、スマホとのダブルスクリーンでの視聴の増加などテレビの観られ方が激変する中で、従来と同じ考え方で施策を続けていてはその効果は活かしきれません。
そこで宣伝会議では、テレビCMを打つ広告主企業、提案をする広告会社の方に向けた、デジタル時代におけるテレビCMの役割、強みの理解から、効果測定、他施策との連動、クリエイティブまで、効果を最大化させるための最新のセオリーを1日集中で押さえるデジタルで変わる「テレビCM基礎講座」を開催します。
・既にテレビCMを打っているまたこれからの導入を検討している広告主企業(クライアント側)の宣伝・マーケティング・販促・広報部門の方
・クライアントに対してテレビCMに関する提案をしている広告関連会社の営業・プランニング・クリエイティブ部門の方
時間 | 講義内容 |
10:00-12:00 |
激変するメディア環境におけるテレビCMの新たな役割 ・メディア概況と日本の広告費推移 ・いまの生活者とテレビの関係 ・クロスメディアにおけるテレビCMの機能と役割 ・パーチェスファネルで読み取る広告戦略の方向性とKPI設定 |
13:00-14:00 |
クロスメディア時代の広告効果測定と施策への活用 ・広告効果は量と質の掛け算 ・テレビCMとPR動画の位置づけ ・最低限の費用で成功したキャンペーン事例 ・ソーシャルメディアとの相互関係 ・ROIを精密に算出した事例 |
14:20-15:10 |
企業事例(株式会社メルカリ) ・マス×リアル×デジタルで効果を最大化させる ・主要KPIの置き方 ・マーケティング手法の整理 ・全体設計と各施策の目的の明確化 ・フェーズによるクリエイティブの使い分け |
15:20-17:20 |
テレビCMクリエイティブとコミュニケーション戦略 ・CM及びコミュニケーションを考えるためのキーワード ・「目的」と「ゴールイメージ」 ・「入口」と「出口」 ・「課題」と「アイデア」の関係性 ・右手に「ロマン」、左手に「ソロバン」 |
鷹野 義昭氏
株式会社テムズ
代表取締役 マーケティングディレクター/CM戦略コンサルタント 氏
長野県小諸市生まれ。国立大学法人電気通信大学経営工学科を卒業後、大手広告代理店のマーケティングプランナーを経て、現職。1000素材を超えるテレビCMの戦略立案・分析・広告効果測定調査に携わる。著書に「CM好感度No1.だけどモノが売れない謎~明日からテレビCMがもっと面白くなるマーケティング入門~」ビジネス社刊。「ファインドスター広告ニュース」「ビジネスジャーナル」コラム、雑誌「宣伝会議」等執筆多数。専門家コメンテータとして、フジテレビ「めざましテレビ」、テレビ朝日「中居正広の『ミになる図書館』」などに出演。大学・企業等においてセミナー・講義の実績多数。
鋤柄 直哉氏
株式会社メルカリ
プロモーショングループ シニアマーケティングスペシャリスト
新卒で入社した株式会社ボルテージで広告出稿を担当。アプリグループ設立のタイミングで、プロモーション担当としてオンライン広告出稿によるユーザー獲得と、インナープロモーションの立ち上げを経験。2014年3月に株式会社メルカリに入社。日本市場をメインとしたマーケティング業務全般を担当。オンラインプロモーション・TVCM・リアルイベントの3本を軸にマーケティング活動を展開中。