グローバルでのブランディング活動。どこまで本社で主導できるのか?
現地のセールスを支援するブランディング活動。信頼のおける企業として自社を表現する方法、現地法人との連携のあり方を知り、国内にいながらブランディング活動を推進するノウハウを学ぶ。
日本でどれだけ知名度が高い企業や商品でも、海外に出た途端、認知度はほぼゼロです。そして、多くの海外マーケットには、既に競合企業が複数存在しています。こうした厳しい状況下で、自社も参入し、現地でシェアを高めていくことが求められています。
地域や国ごとに文化も商習慣も違う海外で、自社のシェアを高めることは厳しいことばかりと思えてしまいます。
多くの日系企業は『自社がグローバルに受容される』表現をする、いわゆるブランディング活動の初めのステップに躓いています。もちろん、こうした表現開発は一筋縄ではいきません。
ただ、グローバル・ブランディングの成功確度を高める考え方やアプローチ手法は存在しています。そこで本講座では、自社がグローバルで受容されるための表現開発、ブランド管理、現地法人とのプロモーションの連動についてのノウハウを学びます。
時間 | テーマ | 講義内容 |
10:00~11:30 | グローバル・ブランディングの潮流と日本企業 |
・グローバル・ブランディングと日本企業
・なぜグローバル・ブランディングが必要なのか ・日本企業を取り巻く環境 ・世界で共通する真実と国別の差異 ・グローバル・ブランディングの要諦 ・グローバル化の概念 ・ディープ・グローバリティ ・グローバリティの枠組みを作る ・地域の文化に受け入れてもらう ・国境を超えるアイディアの創造 ・日本企業のチェックリスト |
研究レポート:グローバル・ブランドについての真実 |
・グローバル・ブランディングに関する世界の潮流
・真実が最も貴重な価値 ・新しい「普通」 ・共感のギャップ ・ローカルな世界におけるグローバル・ブランド |
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12:30~13:30 | 強いグローバル・ブランドを構築する秘訣 |
・ブランド/良いブランド/強いブランド
・強いブランドになる方法 ・ブランドとは ・昔のPURPOSEと「新」PURPOSE ・ブランドの真実 ・「存在意義」が成長を促進する |
13:30〜15:30 | グローバル・ブランディングの実務プロセス |
・グローバル・ブランディングの全体プロセス
・プロジェクト設計&現状分析 ・ブランド戦略の策定 ・表現開発 ・内/外部浸透戦略開発 ・内/外部浸透施策開発&展開 |
15:40〜16:40 | 企業事例から学ぶグローバル・ブランディングの実践知 |
・グローバル・ブランディング活動に取りかかった背景
・以前のブランディング活動との違い ・現在のコーポレートブランドに至った過程 ・グローバル・キャンペーンの事例紹介 ・現地拠点との連動のポイント |
16:40〜17:00 | まとめ+Q&A |
幼方 聡子氏
東レ株式会社
宣伝室長
松浦 良高氏
McCann Japan
プランニング本部 本部長、エグゼクティブ プランニング ディレクター
McCann、MRM//McCann、Thirteen、Craft プランニング グループヘッド
ニック アシュレイ氏
McCann Japan
シニア・プランニングディレクター
松本 順氏
McCann Consulting
シニア・ブランドコンサルタント