宣伝会議の教育講座には、受講形式が複数あります。ご都合に合わせてお選びください。
※一部カリキュラム、講師情報等が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
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業界や業種の違いはもちろん、そのサイトがコーポレートサイトなのか、あるいはLPなのかなど、サイトによって目的やKPI設定は異なります。PVやセッション、UUなどの意味を理解していても、その判断基準や方法がわからなければツール活用の意味はありません。本講座では担当者が自社サイトの目標設定と数字の見方を学ぶために、Webの構造全体の観点から理解を深めます。そして状況の変化や新しい施策に対しても柔軟に対応できるスキルを身に付けます。
Webを改善するための考え方や、ツール活用の理想の姿が頭に入っていても、多忙なWeb担当者はツールに没頭するわけにはいきません。また、営業部などの他部署の理解や、上司への説得のためには、効率的なスパンで結果を出すことが求めれられます。本講座では「PDCAサイクルを効果的に回すメソッド」や「ツールの効率的な使い方」、「発注先への上手なディレクションの方法」など、担当者が実務に生かせる具体的なテクニックを身に付けます。
Googleアナリティクスとは、Googleが提供しているアクセス解析ツールです。ほとんどの機能を無料で利用することができます。Googleアナリティクスを使うと、次のようなWebサイトのさまざまな数値・データを分析できます。
Web解析で用いる基本用語についてご紹介します。本講座では、こうした基本用語の解説はもちろん、詳しい数字の見方や分析方法についても学びます。
セッションとは、Webサイトを訪れたユーザーの一連の行動を表しています。具体的に言うと、あるサイトにアクセスして、そこから出て行くか、ブラウザを閉じるまでを1セッションとしてカウントします。ただし、Webページを開いた状態のままにしていた場合、30分以上放置されると、新たなセッションとして別カウントされるようになっています。
ユーザーとは、ユニークユーザー数(UU)のことを指します。ユニークユーザーとは、1日・1週間・1カ月など特定の期間内にサイトを訪れた人の数です。同じユーザーが同じ期間中に何回訪れても、ユーザー数は1回とカウントされます。したがって、ユニークユーザーが増えるということは、そのサイトを見てくれる人の数が増えたということです。
PV数とは、特定のページが開かれた回数(ページビュー数)のことで、サイトがどれくらい閲覧されているかを測るための指標となるものです。ブラウザにページが1ページ表示されたら1PVとカウントされるようになっています。例えば、ページ1・ページ2・ページ3をそれぞれ1回ずつ訪問すると、PV数は3です。
さらに、その人がページ3をブラウザで更新し、「戻る」ボタンを押してページ2に戻ると、PV数は3+2=5になります。
訪問別PVとは、1訪問(1セッション)ごとのPV数の平均を表す数値です。つまり、訪問別PV数が多いほど、ユーザーが1回の訪問で多くのページを閲覧していることになります。
平均ページ滞在時間とは、そのページを閲覧したユーザーの平均滞在時間のことです。ポイントとしては、「滞在時間が長い=じっくり読み込まれている」、あるいは「そのページに興味を持っている」「欲しい情報がある」などと考えられます。
Web担当者は、コンテンツのボリュームを増やすだけでなく、文章を会話形式にしたり、ユーザーが興味を持ちそうな画像や動画、イラストなどを何点も使用したりして、できるだけユーザーの関心を引き寄せ、長い時間滞在してもらうことを狙います。
直帰率とは、ユーザーが最初に訪れたページだけを見て帰ってしまう割合を表しています。直帰率が高いということは、すぐに他のサイトへ移動したり、ブラウザを閉じているということです。原因としては、ユーザーが見たい情報がなかったり、欲しい情報への導線がわかりにくいなどの可能性が考えられます。
直帰率の高いページのリンク元や検索キーワードなどを確認して、ページを改善していく必要があります。
離脱率とは、それぞれのページのすべてのPVのうち、ユーザーが最後に閲覧したページの割合のことです。ページ単位で分析します。なかでも、資料請求、会員登録、お問い合わせなど、離脱してほしくないページで離脱している場合は、いつまでたってもコンバージョンにつながらないので、対策が必要です。それ以外でも、あまりにも離脱率が高いページには、何らかの理由があります。原因を追求して、改善につなげましょう。
Webではつい、集客やSEOが注目されがちですが、あなたのサイトに最適な目標を設定し、さらに“数字の羅列”の中で、見るべき優先順位をつけるためには、まずはWebの全体像を正しく理解する必要があります。また、改善にあたり重要な顧客視点の概念も本講座冒頭で学びます。
指標を単一で見ていても気づきは発見できず、改善案につながりません。Googleアナリティクスのデータをどのように「分析」すれば気づきが発見出来るのか。本講座では、その手法をワークを交えて紹介します。サイト規模や業種関係なく使える方法です。
数字を基に改善・企画をするためには、「Webとコンテンツ」の「位置づけと整理」が重要です。例えば販売目的のWebだからといって、CVをいきなり申込に設定しても評価の道筋は立ちません。図(左)のように、起こしたい変化をステップ化し、ステップ到達をCVと設定することで、ボトルネックを絞り込んだり、コンテンツを閲覧経験から評価できるようになります。また多大な労力をかけて直帰率を改善したとしても、全体量を増やしたほうがよかったということもあるように、実行してみなければ、より良い施策は打てません。担当者は正解を求めて考えることよりも、まずは決めて実行してみることが求められます。
テクニックその1 数字からWebを見える化するためのメソッドを公開!
テクニックその2 効果の見方を知り、具体的な改善につなげる!
テクニックその3 発注する場合でも、フォーマットは自分で作る!
時間 | 講義内容 |
約170分 |
成果の上がるデータ分析業務とは? ・データ分析はなぜ必要 ・データ分析のあるべき姿 ・データ分析には欠かせない仮説思考のトレーニング法 ・データドリブンな顧客体験最適化プロセス ・Google Analyticsの使い方や活用法 ・Googleアナリティクスの既報的なレポート画面の見方 ・実践しながらGAの使い方を学ぶ ・その他知っておくと便利なGA機能の紹介 ・Google data portalによるレポート自動化 ・GAのデータを連携して集計レポートを自動化する方法 |
小野 裕明氏
株式会社博報堂アイ・スタジオ
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