企業グループでは、取り組みの共有や、メディア対応のルール化など、グループ全体の価値を高める為に情報連携が欠かせません。短期・単体での企業価値を高める傾向がある企業広報の役割と、株主やM&Aなどの顧客以外のステークホルダー視点も有して、長期の価値向上を担うグループ広報活動ではその作法も異なります。そこで宣伝会議では、広報部門の立場から、複数の法人を有するグループ内の資源活用を考える「グループ広報講座」を開催いたします。
企業グループを組織するという事は、異なる文化・意思決定・慣行を有する法人同士が、同じ目標に向かって事業活動を展開をするという事です。その際に、障壁となりうるのは、長年の経験で培ってきた仕事のやり方や、ある会社では暗黙の了解とされているような見えない文化など、各々で異なる社内文化です。そのような文化をお互いに認識・理解し認め合うことはグループとしての価値を高める全ての土台となります。
時間 | 講義内容 |
10:00-12:00 |
企業広報と違いグループ広報ですべきこと ・グループ広報ならではの特徴と理想像 ・経営理念とグループ理念 ・グループで考えるブランド ・グループ広報がやるべき事としない事 |
13:00-15:00 |
グループ社員へ情報を届ける ・グループ本社と子会社で異なる社員の心境/価値観/問題意識 ・グループとしての意識変化を生むフレームワーク ・必要な情報を組織の隅々まで届けるには |
15:20-16:50 |
グループ広報担当者の情報共有 ・グループ間で情報共有をする意義 ・業務の定義の明確化 ・情報共有の場作り ・お互いに協力関係を引き出す空間 ・心理的距離を縮める |
森門 教尊氏
株式会社博報堂コンサルティング
パートナー
瀬尾 真理子氏
株式会社ソフィア
コミュニケーション・コンサルタント