▼ ご受講環境に合わせて実施方法をお選びください
新商品を開発するにせよ、既存のブランド・商品のプロモーションを練り直すにせよ、消費者が何を求めているのかということを掴むことが重要なのは言うまでもありません。しかし、日常で顕在化しているようなニーズは既に掘り尽くされており、いわば生きていくのには何不自由しない時代ともいえます。そうした環境では、生活者自身もはっきりとした不満や欲求を自覚しているわけではなく、言語化できない無意識の中で感じているのみです。具体的なモノができてはじめて、「これが欲しかった」と気付くのです。だからこそ、グループインタビューやデプスインタビューを単純に行うだけでは、実際の購買に繋がるようなニーズを掴むことが難しくなっています。
市場もコモディティ化し、他社に明らかな差を技術的・機能的につけるということが難しい中では、いかに顕在化していない欲求を掴み、それを自社の提供できる価値で充たすかということが重要になっています。そうした「インサイト」を見つけ出すためには、「インサイトを見つけるためのリサーチ」が必要です。しかし、どんなリサーチを行うかということを考えるのはブランド担当やプロモーション担当ということも多く、リサーチのプロではありません。また見つけるだけではなく、その後の施策こそが行いたいことです。そこで本講座では、リサーチの専門家ではない方に向け、インサイトを発掘し自社の施策に落とし込むノウハウを学びます。
金融サービス
そもそもインサイトとは何か、それがどう役立つのかの仕組みが理解できた。今後顧客視点で施策立案する際に顧客の見えない願望を満たすことを考えられる。
自分の会社の愛されキャラの部分や「らしさ」を見つけ、どんなところが相手にとって魅力的に映るのか?をしっかり把握し、数字ばかりにとらわれてはならない新時代の直観力と感受性を大切にした企画・コンテンツの提案に、活用したいです。
顕在層に向けてのアプローチを考えがちでしたが、見えないものを察知し隠れた真実を発見する、1歩先を行くプロモーションの実現に向けて活かしたいと思いました。
6Boxのフレームワークをしっかり役立てようと思いました。データからの推察が大事、見えないところの価値というところにも救われた思いでした。
インサイト活用の事例がわかりやすく、自ブランドにおいても置き換えて考えることができそうだと感じました。
時間 | 講義内容 |
第一部 約120分 |
インサイトの発掘とコミュニケーションプラニング
・インサイトを使いこなす6BOXのフレームワーク ・コミュニケーションプラニングのプロセス ・インサイトを活用したブランド設計の実例 ・キーインサイトの見つけ方 ・クライアントインサイトの重要性 |
第二部 約120分 |
インサイトリサーチの具体的な手順
・「今日から誰でも使える」3つのフレーム ・方程式で書くインサイト ・インサイトで人の意識や行動を変えた事例 ・ワーク「インサイト方程式」を作ってみる ・3つの視点で探すインサイト ・インサイト活用頻出モデル |
インサイト発掘の具体的手法・ディレクションのポイント
丸投げリサーチで失敗に終わらせないためのインサイト発掘の手法とディレクションノウハウ
インサイトを発見するためのリサーチと、通常のリサーチはまったく別個のものです。いかに専門ではないとはいえ、丸投げでは求める結果はなかなか得られません。だからこそ、特にインサイトのリサーチにおいては、それを企画する担当の知識と、ディレクションのスキルが重要になります。また、たいていの企業で、リサーチにかけられる予算は非常に限られています。そのため、どんな手法があり、どれくらいの予算感で、どんな結果が得られるのかということを押さえ、できること/できないことを踏まえて適切にリサーチを行う必要があります。そこで講義では、リサーチのプロセスから、具体的な手法とそのポイント、またディレクションのノウハウまでを学びます。
インサイトの検証とそこからの施策導き出し
自社が提供できる価値で充たせないインサイトを見つけても意味が無い
インサイトを求めるのは、あくまで自社の商品・ブランドの新しい切り口を探していたり、選ばれる商品を開発したりするためであり、見つかれば何でもよいわけではありません。だからこそ、実はインサイトの発掘と同じくらい、その検証と施策への落とし込みが需要であり、それらはセットで扱う必要があります。インサイトの発掘と並行しながら、それに対してどんな風に自社は価値を提供できるか?どんな施策が打てるか?ということを考え、「取り組むべきインサイトかどうか」ということを検証することが重要なのです。そこで講義では、自社にとって意味のあるインサイトかを検証するための方法と、そこから施策に結び付けるためのポイントを学びます。
見つけたインサイトのコミュニケーションへの落とし込み
見つけたインサイトを突くためのコミュニケーションを設計するポイント
いかに「なるほど、そこが問題だったのか!」と大きく頷かれるような優れた課題感を導き出せたとしても、どこかで見たことのある企画に着地しては台無しです。課題設定に対しては、それが解決できそうなアイデアがセットでなければなりません。また、アイデアがいかに斬新で面白くとも、「その施策で何がどう解決されるのか?」という問いに対しての答えになっていなければ、関係者のGOサインを引き出すことはできません。「どうやってこの企画を通したのか」と思うような企画は、インサイトとアイデアが一致し、「新しさ」と「納得感」の両者を兼ね備えているからこそ、信頼を勝ち得て実現しているのです。そこで、講義では、フレームワークを使いながらインサイトを考察し、そのインサイトをどうコミュニケーションへ落とし込んでいくかまでのプロセスを学びます。
吉田 透氏
ネイキッド・コミュニケーションズ
エグゼクティブ・ストラテジスト
天田 卓良氏
株式会社プレイド
Strategic Planner
宣伝会議の教育講座には、受講形式が複数あります。ご都合に合わせてお選びください。
※それぞれカリキュラム、講師情報などが異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
オンデマンド配信講座
開講日 |
|
受講価格 |
59,000円(税込 64,900円) ※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます |
補 足 | ※この講座は、法人窓口の設定により1講座あたりの受講料金が約7割引(12,500円)におさえられる「スタンダードトレーニング」対象です。 |
注意事項 |
|
オンデマンド研修(人数100名まで)
開講日 |
2022年10月01日(土)
|
定 員 | |
受講価格 |
550,000円(税込 605,000円) |
補 足 | |
注意事項 |
|