プロポーザルなどの案件では仕様書や企画説明書などの公示書類で、自治体側が求めている提案の説明が行われます。提案側の準備物は全てここに準拠します。企画書の形式や枚数のようなルールから、企画書に盛り込む内容まで指示がある事が多いです。では、等しく提出された情報から審査で差が生まれるのはどこでしょうか。そのポイントを知らずに提案を繰り返していても、理由の分からない負けを繰り返すばかりです。そこで本講座では、経験の少ない担当者でも勘所を外さずに企画書を作成するテクニックを、過去の事例を基にお伝えします。
負ける理由を潰す!
勝敗を分けるポイントを「提案前・中・後」に分けて理解する
自治体提案には、提案アイデアの優劣以外に書類の不備による負けが一定の確率で発生します。しかし、役所言葉で書いてある公募要領や資料作成要領は読み解きにコツが必要です。仕様書以外の書類にも「読み飛ばしてはいけないポイント」が存在します。これを理解することで、負ける理由を一つずつ潰していきます。また入札結果が出た後に、勝敗を分けた点を理解することも次回提案の糧となります。講義では、提案前の負けるべくして負ける理由を潰し、提案後の次に繋がる情報収集の方法をお伝えします。
まだ間に合う!
提案書作成の「型」を作ることで時短・脱属人を進める
自治体への提案は公示から参加意思表明・質問提出・提案資料提出までの時間がありません。毎回、ゼロから資料を作っていては、コストがかかって仕方ありません。またこれらをクリアしようとすると、毎回同じ担当者が資料作成をすることになり、組織としてのノウハウも貯まりません。そこで講義では「なぜ自社が提案を行うのか」「何がメリットとして提供できるのか」を言語化できる型を身に付けます。結果的に、組織内の誰もが同じ水準で時間をかけずに提案書の準備が出来る姿を目指します。
勝敗にこだわる講師からプロポーザルに特化して学ぶ
講師は10年以上にわたり、プロポーザル形式を中心とした提案書作りに伴走してきた専門家です。耳学問ではなく講師の成功と失敗を基にした本講座は、自治体営業のビジネス本にありがちな「一般論ではなく、具体的なケーススタディが知りたい」というところに踏み込む講座となります。公示されてから提案までの限られた時間の中でクライアントの長所を見極め、案件ごとに加点されるポイントに沿ってストーリーを作る、プロのノウハウを講義ではお伝えします。
開催日 | 講義内容 |
約120分 |
1:行政向け提案書作成の問題と課題 2:そもそも、行政向け提案とは? ・民間向けと異なる特徴 ・提案書の役割 ・最も重要な評価者視点 3:獲得率を向上する方法 ・評価基準の読み解き ・提案書作成スキルの理解と向上 (競争優位性の向上/情報構造化/視覚伝達) ・提案書のナレッジ化 4:業務負荷を下げる進行方法 ・案件理解と分担方法 ・進行モデル ・進行スキル ・社内の意識と仕組み |
約120分 |
・企画・提案書作成3つのポイント ・自治体に提出する企画・提案書作成の鍵 ・実施要領 / 提案書作成要領の読み解き ・審査基準 / 評価基準 / 配点表の理解 ・企画・提案書の最高点の認識方法 ・他社より高い点数を取るためのテクニック5選 ・審査員の立場に立った企画・提案書の作成方法 ・使用するべきキーワードを知る方法 ・提出直前に必須!企画・提案書の最終確認方法 |
今村由美子氏
コヨーテコヨーテ 代表取締役
1978年生まれ。音楽雑誌社、総合企画会社を経て2013年に独立し、2021年に株式会社コヨーテコヨーテを設立。「もっとギュっとコアに」をミッションに、提案力向上コンサルティング及び提案書作成サポーター紹介(主に行政向け)を提供。行政案件だけでこれまでに500件以上の実績を持つ。MBA(経営管理修士)、中小企業診断士、法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科特任講師。
藍原 節文氏
ファースト・シンボリー 代表取締役
高校中退後に高認大学卒業後、呉服大手ナショナルチェーンに入社。2004年に友人と起業し、販売促進コンサルティング・顧客管理分析業務に従事する。2016年、業務提携先だったデザイン制作会社「ファースト・シンボリー」の再出発に伴い、代表取締役に就任。以降、販売・営業促進力とデザイン力を特長としたコンサルティング事業・企画提案書作成事業・デザイン事業で実績を伸ばしている。特に10年前から実施している自治体向けのプロポーザル専門企画提案書作成代行に関しては、業種に関係なく高評価を頂くためのノウハウを持っており、数多くの落札実績を残している。
オンデマンド配信講座
開講日 |
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受講価格 |
59,000円(税込 64,900円) ※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます |
補 足 | ※この講座は、法人窓口の設定により1講座あたりの受講料金が約7割引(12,500円)におさえられる「スタンダードトレーニング」対象です。 |
注意事項 |
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オンデマンド研修(人数100名まで)
開講日 |
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定 員 | 100名 対象は同一の企業・団体の従業員の方に限られ、親会社・子会社・関連会社の方は対象外となります。 |
受講価格 |
550,000円(税込 605,000円) ※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます |
補 足 | ※視聴期間の延長、受講者の増加についてはお問い合わせください。追加料金にてご対応可能です。 ※お申込み画面で「ご自身が受講する」「ご自身以外が受講する」の選択肢が出てきます。ここでは「ご自身が受講する」を選択してください。ご自身以外の複数名で受講可能です。 |
注意事項 |
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