本講座は、自社やクライアントの商品・サービスのプロモーションをご担当されている方に向けた講座です。
機能における差別化が難しくなり、また「広」く「告」げれば売れる古き広告の時代は終わり、消費者に動いてもらうことへの難しさは多くの企業・担当者が抱えています。その打開策として、消費者の求める価値が「モノ」から「コト」へ、とはよく耳にしますが、具体的に自社施策に落とし込めている企業は多くありません。
そこで本講座では、【認知拡大】や【販売促進】、【ファン化】などの目的を達成するための「人を動かす」施策を打つために必要な「行動デザイン」発想を身に付け、自社に適した施策に落とし込むまでを学びます。
かつての良いモノをつくれば売れた時代では、市場全体が拡大しているため、市場シェアが最も重要な戦略指標でした。
しかし国内の人口が減少し、価格競争やコモディティ化に多くの企業が悩みを抱える今、市場シェアを高めるだけでは成長できず、更に従来の市場シェアを重視したマーケティング戦略の応用も難しくなってきています。
【「モノ発想」から脱・「モノ発想」へ。行動の観点からプロモーションを再構築する】その時に機能ばかりを追求した「モノで規定される市場」で発想し続けることは、もはやモノの中に消費者に対する「答え(解決策)」がない今では、リスクにつながりかねません。
消費者の「行動」から戦略を練り直す必要が出てきています。そこで宣伝会議では「人を動かす」プロモーションを実現するための「行動デザイン実践講座」を開講いたします。
・商品・サービスを売りたい企業の担当者、広告業界のプランナー、ディレクター、営業の方など
時間 | 講義内容 |
10:00-12:00 |
人を動かす行動デザイン発想
・モノ発想の限界 ・新たな市場概念を見つけ出す ・人と対象(モノ)は行動でつながっている ・人を動かす「行動デザイン」発想 ・消費者の行動分析 ・リスク感とコスト意識への対策 ・行動チャンスの見つけ方 |
13:00-15:00 |
行動デザインのつくり方の6ステップ
・マーケティングの全てを動詞に置き換える ・行動ゴールの設定 ・ターゲット顧客の特定 ・行動をつくりだす仕掛けの設計 ・全体シナリオの構築 ・顧客獲得・顧客育成の2つの視点 ・PDCAサイクルの回し方 |
15:20-17:20 |
プロモーションの実施策に落とし込む<ワークショップ>
・販売促進の本質 ・人は思っているよりも動かない ・インサイトを導くための方法 ・新しい仕組みのヒント ・チャネルを活用したカスタマージャーニーデザイン ・<ワーク>行動デザイン発想を自社施策に落とし込む ・講評 |
國田 圭作氏
博報堂行動デザイン研究所フェロー(名誉所長)
嘉悦大学経営経済学部教授
セカンドクリエーション代表
倉林 武也氏
株式会社リテイルインサイト 代表取締役 アカウント・プランナー