オンデマンド配信
社外での社員の発言まで注視され、炎上する今「社内の当たり前は社外の非常識」は大きなリスクに
昨今、企業の広告・広報活動におけるジェンダー炎上が後を絶ちません。企業側に差別の意図が全く無くても、情報の受け手である生活者は自分自身の思ったように感じ、その怒りや悲しみの感情をSNS上で発信します。しかしながら、ジェンダー炎上に気を使いすぎると、今度は逆に何も言えなくなってしまい、商品やサービスの魅力を世の中に広めていくことはできません。では、いったいどのように考え、何に気を付けて広告制作や情報発信をすればよいのでしょうか。今、企業は社会が抱える偏見や無意識の思い込みに気付き、生活者の真のインサイトを捉えなおす時期に来ています。
SNSの発信などをする時、ジェンダー観点で炎上危険性のある投稿について「何が危険であるのか」が理解できる
実際の事例を見ることで、自分が業務に携わる際に意識できるようになる
プロジェクト推進や方向性のための「FEMINISM4.5」についてのまとめやASAの定義「ジェンダーステレオタイプ」など有用な情報を得られる
広告炎上を防ぐ観点や万が一、炎上してしまった場合の対応ができるようになる
個人の自己判断、各部署の判断、幹部の良識に委ねて
目に見えるリスクを放置していませんか
選ばれ続けるブランドになるには、生活者はもちろん、株主や従業員、就職・転職市場、取引先など、あらゆるステークホルダーへの配慮が欠かせません。そのような社会環境下で一度対応を誤ってしまうと、メディアやSNSなどで徹底的に企業姿勢や責任を追及され、炎上してしまうリスクも高まっています。ジェンダーへの理解を深め、新しい時代に適した企業コミュニケーションを学びます。
なぜ広告が炎上してしまうのか。万が一炎上してしまったらどう対応するか。事例をもとに炎上を防ぐためのポイントを学ぶ。
最先端の海外事例から、多様化する社会で共感される広告・PR に共通する考え方を学ぶ。
01
ジェンダー炎上は企業に悪意が無くても起こりうるということが、その他の炎上と大きく異なる点です。「自分は大丈夫だろう」という考えにリスクが潜んでいます。対策としては下図にある通り、炎上につながる要因のセルフチェックなど、無意識の思い込みに気が付くことが必要です。炎上してしまった企業広告の事例についても、「なぜ」炎上してしまったのか言語化することが非常に重要です。そこから、多様な人々の価値観や生い立ちを深く理解することで、本当の意味で心に届く情報発信の方法が見えてきます。講義では情報発信者が無意識に陥りがちなステレオタイプのパターンを理解し、自社がそこに陥っていないかをチェックすることで炎上を未然に防ぐノウハウと、万が一炎上してしまった場合の対処法について学びます。
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世界の広告クリエイティブにも成功例、失敗例がともに見られます。その中から成功事例に共通するポイントは「共感」+「少し先の未来」です。非現実的な理想論を掲げても生活者はウソの言葉に冷めてしまいます。かといって現実の問題にばかりフォーカスしても明るい未来は描けません。この絶妙な表現のバランス感覚が今、企業コミュニケーションの担当者に求められています。講義では様々な調査データから見えてくるジェンダー理解の現実と生活者インサイト、そして広告クリエイティブに落とし込む際の注意点とポイントについて学びます。
早稲田大学政治経済学部、社会情報大学院大学(現・社会構想大学院大学)卒。広報・情報学修士(専門職)。読売新聞東京本社編集局社会部、生活部、経済部記者、メディア局パソコン誌編集長、女性向けサイト「大手小町」編集長、調査研究本部主任研究員を経て、2018年から昭和女子大学全学共通教育センター特命教授広報担当参事。実務家教員としてメディア論とキャリア基礎科目を担当。13年、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会初の女性理事に就任。21年から同協会評議員、一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン理事。共著に『昭和時代』(中央公論新社)、『企業力を高める―女性の活躍推進と働き方改革』(経団連出版)など。
博報堂、J.Walter Thompson(JWT)、LIFULLを経て、ブランド戦略立案を行うブランドストラテジストとして独立。 その間、日本企業のグローバルブランディングや外資系企業の日本でのブランド・マーケティングの経験多数。JWT時代には外資系企業のブランディングウェイを日本企業に導入するためのブランディングモデル"Brand Nurturing"を開発、多くの日本企業のブランド戦略構築に導入。現在は、ブラッシュアップした"Brand Light House"モデルにより、消費者インサイトと未来創造をつなぎ企業価値を上げるためのブランディングモデルを開発・実践を行っている。女性エンパワーへの活動により、2019年campaign Asia誌 Women leading change Vision leader部門のシルバーを獲得。文教大学非常勤講師(ブランド論)。
2016年J. Walter Thompsonで戦略プランナーとしてキャリアスタート。数々の日系企業・外資系企業の企画戦略とブランディングに携わる。2019年には、ビジネス成長を促すマーケティング・キャンペーン戦略に与えられる「Tangrams Strategy & Effectiveness」でブランズを2つ受賞。2021年よりDroga5 Tokyoに参画 。 JWT時代には、大橋・Yooで、ELLEオンラインで、ダイバーシティの観点からのブランドの活動について取り上げた記事を共同執筆。
自分のバイアス・他者のバイアスを理解する大事さや、組織の中でいろんな背景の人が意見を言えるようにすることの重要性を意識できるようになりました。
無意識のうちにコンテンツ制作でジェンダーに偏った表現にならないようにしたいと思います。
ジェンダーバイアスは自分自身にもあることに気が付きました。男だから、女だからという性で考えるのではなく、個人の違いを尊重していきたいと思います。多様な価値観や経験を持った人たちのことを考えた広告制作をしていきたいです。
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広告などを作る際にも、女性がメンバーにいれば炎上が起きないかというと、実際にはそうではないことがわかりました。
自分でも気が付かないジェンダーステレオタイプがあることがさまざまな広告を見て分かりました。広告を打つことによって誰かを傷つけていることがないように気を付けていきたいです。
感覚的に「ん?この表現、変だな…」と感じたことについて、具体的な言葉にして伝えられるため、企画立案者や関係者を説得しやすいと感じました。
カリキュラム | |
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時間 | 講義内容 |
第1部 約120分 |
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第2部 約80分 |
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概要 | ||
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受講形態 | 宣伝会議オンライン内でオンデマンド配信 通常14日間 (土・日含む)視聴可能のところ、 12月27日(金)までのお申込みで、28日間視聴可能になります。 |
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受講のご案内 | 【実施上の注意】 本講義は、オンライン配信講義となりますご受講はお申込み者限りとしており、複数名での受講の場合、人数分のお申込みが必要です。お申込者には、宣伝会議IDを通じて視聴環境をご提供しております。同一IDでの複数人での視聴・社内上映などは固くお断りしております。 【受講上のご案内】 ・講義は宣伝会議オンライン上でご視聴いただきます。該当期間内に宣伝会議マイページの「オンライン講座を見る」に進み、動画をご視聴ください。 ・視聴の際は、申込者ではなく実際に受講される方のマイページ登録が必須となります。 ・本講義には質疑応答はございません。 【レジュメについて】 講義資料はご視聴頂くマイページからPDF形式でダウンロードしていただきます。 |
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受講料金 | 1名受講 オンデマンド講座 |
59,000円(税込64,900円) 申込金5,000円(税込 5,500円)含む |
100名まで オンデマンド研修 |
550,000円(税込 605,000円) 例)100名受講で1名5,500円 |
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オンデマンド研修について |
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割引チケットについて | 法人割引窓口の設定方法
※この講座は、法人窓口の設定により1講座あたりの受講料金が約8割引におさえられる「スタンダードトレーニング」対象です。 |
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