マーケティング活動は、他の部門に比べその活動が中長期に亘る施策であるため、営業や販売部に比べ、この数字を独力で上げた、という明確な成果指標を持ちにくいという側面があります。
また、マーケティング上の課題を解決するためには、多くの部署との連携が必須となりますが、他部門を巻き込むこと自体も独人的なスキルになり、場合によっては他部門を動かすことが出来ず、活動が停滞することもありえます。本講座では「成果の説明」から「部署間連携」までを網羅的に学びます。
日本企業におけるマーケティングの定着に向けた動きが理解できる
マーケティング組織・それに属する人に対する考え方・構造の整理ができる
マーケティングを推進するにあたって、KGIとKPIの設定と管理・活用についての全体像が把握できるようになる
フレームワークの活用方法や、数値化する手法が分かる
組織内での情報発信と共有、連携するためのポイントが学べる
マーケティング部がコストセンターから
プロフィットセンターに代わるために
本講座は、マーケティング部が機能不全を起こす原因や部門としての成果の考え方、マーケターとしての貢献の在り方などのマインドの構築から、複数分野への対応を迫られるマーケティング部の分野毎の対応法、デジタルとCRMをマーケティング施策へ落とし込むための実践知までを学びます。
マーケティング部は会社の「どの課題」を解決する部署であるのか、その明確な定義がなされていないまま部署が運営されているケースがあります。上層部間である程度の共通認識はあるものの、現場単位ではその認識が明確に定義されておらず、立ち位置が不明確になり、結果、行動が制限されるケースが存在します。
マーケティング部は管理部門ではなく、あくまで売上部門の一翼を担う部署です。しかしながら、他の営業部署に比べ、その「成果指標」が設定しずらいという部門固有の悩みが存在します。
また、日本ではマーケティング部が他の部門に比べ歴史的にも短いため、社内共有の指標づくりに時間がかかるという側面もあります。
組織構造からも影響を受けてしまうのがマーケティング部です。機能別組織では、組織のどのポジションにいるかで権限が変わり、実施できる施策の幅が全く異なってきます。対して、事業別組織に組み入れた場合、担当する事業の活動に寄り過ぎてしまい、目の前の売上を追う活動に終止してしまうというという側面があります。
01
マーケティング部が当初期待されていたパフォーマンスを発揮できずビジネスに寄与できていない原因は、1つではありません。精神論や印象で語るのではなく明確な要素があり、その特定が改善のための第1歩となります。
しかし、会社の規模・文化・商材・構成メンバー・トップの意向など、どれをとっても世間に同じと言える会社が存在しない中、解決のためのモデルケースを探すことは困難な作業と言えます。そこで、(1)マーケティングという分野特性の理解と俯瞰、(2)内部要因、(3)外部要因、この3要素を合わせてみると「自社が今、躓いているポイント」を客観的に把握することができます。
02
マーケティング部は、Web部門や販売部門など、他の部署に比べ、明確な専門性を構築しづらいという側面があります。結果的に、部の成果を求められた際、部署の存在を疑問視されることもあります。
そこで、成果・収益向上に繋がる部署になるために「リアルデータとデジタルデータ」を武器にして組織に貢献を明確に示す、という方法が存在します。これは社内に散在しているデータを統合的に管理・分析することによって、自社にとって「最適な知見」「短期~長期で会社として追うべき指標」づくりが可能となり、部署として存在を示すことになります。これらデータを一元管理し、武器にできるのがマーケティング部となります。
03
当初は威勢よく始まったマーケティング部も、本格的な活動を始めると、すぐに大きな壁に衝突することになります。それが「他部門からの協力が得られない」という事態です。
マーケティング部は上述の通り、部門単体では最終的なアウトプットを生み出すことができない部署です。そのため、他部署にマーケティング部が入手した情報を渡すことで活動を回すことになりますが、「余計な仕事が増える」「やっていることの意義が見えてこない」という反応が起こり、活動は停滞することが間々発生をします。ゼロからマーケティング活動を推進するための方法論、「仕組み」と「マインド」の両面から解説をします。
慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、株式会社博報堂に入社。営業局、マーケティング局を経て現職。博報堂では、主に消費財などのクライアントを担当し、広告・コミュニケ―ションの企画・実施に従事。現在はコンサルタントとして、主にコーポレートブランディングやグローバルマーケティング領域における戦略立案・実行支援などのプロジェクトに携わる。
~2011年
幼少期をフランスで過ごし、大学ではインダストリアルデザインを学ぶ
2012年~2016年
TBWA\HAKUHODOにて、大手クライアントのマーケティング部門に常駐し様々な広告プロモーションや分析業務、KPI策定業務、グローバル案件などを担当
2017年~2022年
博報堂アイ・スタジオにて、CRM領域の業務を担当2020年にはDXコンサルティングチームを新しく立ち上げ、様々な企業のDX推進支援を中心にチームをリーディング
2023年~
プレイドに参画し、STUDIO ZEROという組織で、サービスデザインや顧客体験設計のコンサルティングを担当
総合マーケティング会社にて、主に化粧品・食品・玩具メーカーの商品開発・ブランディング・ターゲット設定のための調査やPR サポートを経て、2017年に株式会社SHIBUYA109 エンタテイメントに入社。SHIBUYA109 マーケティング担当としてマーケティング部の立ち上げを行い、2018 年5月に若者研究機関「SHIBUYA109 lab.」を設立。現在は毎月200人のaround 20(15歳~24 歳の男女)と接する毎日を過ごしている。 繊研新聞連載「SHIBUYA109 lab.所長の#これ知ってないとやばみ」、宣伝会議等でのセミナー登壇・TBS『ひるおび!』コメンテーター・その他メディア寄稿・掲載多数
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数字指標を持たずに取り組んでいたので、改善すべきことが見えました。
マーケ部の位置づけの変化と、経営層、他部門との関係性の構築を通じて、マーケ部の位置づけや立ち位置が決まることが理解できました。また、現在の業務状況を改善・向上させるためのノウハウが学べました。
マーケティング組織を立ち上げ手探りでやってきましたが、いくつかの指標・基準を教えていただけたように思います。
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講義を通じて、現在マーケを担当している中で、KPIの設定、可視化、共有化ができていないことが、一番の課題であると再度認識できました。
マーケティングを推進するにあたり、泥臭いが一番重要なことを再度講義いただき、認識できました。
カリキュラム | |
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時間 | 講義内容 |
第1部 約110分 |
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第2部 約125分 |
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第3部 約65分 |
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概要 | ||
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受講形態 | 宣伝会議オンライン内でオンデマンド配信 通常14日間 (土・日含む)視聴可能のところ、 12月27日(金)までのお申込みで、28日間視聴可能になります。 |
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受講のご案内 | 【実施上の注意】 本講義は、オンライン配信講義となりますご受講はお申込み者限りとしており、複数名での受講の場合、人数分のお申込みが必要です。お申込者には、宣伝会議IDを通じて視聴環境をご提供しております。同一IDでの複数人での視聴・社内上映などは固くお断りしております。 【受講上のご案内】 ・講義は宣伝会議オンライン上でご視聴いただきます。該当期間内に宣伝会議マイページの「オンライン講座を見る」に進み、動画をご視聴ください。 ・視聴の際は、申込者ではなく実際に受講される方のマイページ登録が必須となります。 ・本講義には質疑応答はございません。 【レジュメについて】 講義資料はご視聴頂くマイページからPDF形式でダウンロードしていただきます。 |
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受講料金 | 1名受講 オンデマンド講座 |
59,000円(税込64,900円) 申込金5,000円(税込 5,500円)含む |
100名まで オンデマンド研修 |
550,000円(税込 605,000円) 例)100名受講で1名5,500円 |
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オンデマンド研修について |
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割引チケットについて | 法人割引窓口の設定方法
※この講座は、法人窓口の設定により1講座あたりの受講料金が約8割引におさえられる「スタンダードトレーニング」対象です。 |
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受講対象 | ・マーケティング活動を業務の中心に据えている方 ・部門として、社内に示す明確な成果指標構築に苦慮している方 ・マーケティング部署として明確な指針がない状態でも運営をせざるをえない方 ・部署間の連携方法に困っている方 |
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注意事項 | 受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。 お申込み後のキャンセルは原則承っておりません。 教室・オンラインライブ講座は、個人申込の場合、受講料について開講前のご入金を原則とさせていただいております。 オンデマンド講座は、お申し込み後すぐに受講案内メールをお送りしており、メール受信後、ご視聴いただけます。 そのため、視聴の有無に関わらず、お申し込み後のキャンセルは一切、承っておりません。 詳しくは、特定商取引法に基づく表示をご覧ください。 |