企業のプロモーションがより響きづらくなる中、対策の肝は2つ。
変わる消費者のマインドの理解と、企業として新たに作る顧客との接点。
新型コロナウィルスによって、人の移動は大きく制限され、結果的に3種類の大きなインパクトをマーケティング上にもたらしました。
1つは、在宅期間中に人は新たな習慣を身に付けた結果、従来型の商品・サービスの利用そのものを見直す契機になったこと(消費マインドの全体的な変化)。
もう1つに、従来のファネルをベースとした認知から購買までのプロセスのうち、情報発信の「量」による認知を促すことで新商品が売れた構図は、リアル媒体での告知が制限された結果、Webでの認知獲得に移行、結果、狭い領域に大きくの企業がプロモーション動画をかける構図となり、そもそも新商品が売れない状況(従来型購買ファネルの変化)が発生。
さらに、「なんとなく買っていた層」の絶対数の縮小(購買者の変化)した為、企業はこれら3つ変化に同時に向き合う必要が出て来ました。
そこで本講座では、消費マインドの変化を読み取り、ブランドとしての立ち位置を再度問い直すことで、新たなタッチポイントを構築するための着想を得ることで、突破口を見出します。
「ブランド×タッチポイント」で競合ひしめく市場で自社の優位性を築く!講座の3つの特徴
主戦場が変わる、消費マインドの変化を理解する!
非常事態宣言が空けたことで、従来の購買パターンにそのまま戻る訳ではないと言われています。しかし、それが何によってもたらされているのか、また今後を見極める上で、どのような要因によって自粛期間中の購買が「固定化」されるのかは、マーケティング上、把握すべき前提となります。そこで講義は、今回の新型コロナが与えた影響から、今後の企業に与える影響の考察から、生き残りのために注力すべきテーマを解説します。
従来型のタッチポイントの限界と今後有効な展開を知る
これからのマーケティング上で見極めるべき課題は、自社が発信する情報が購買検討者のどこまで届いているのかバイアスや期待を排除し、冷静に見極める力と、ウィズコロナ時代に届く情報とは何かを知った上で自社の情報発信の方法を変えることです。前提となるのは、今後戦う市場の想定の解像度を上げ、同時に既に課題解決で実績を上げている事例を知ることです。講義内では、大前提となるポイントの解説から、国内外の新たなタッチポイントの構築事例を解説します。
ニューノーマル時代の顧客拡大の方法を知る!
区分ごとに購買者が今後どのように推移していくかは、以下にようになると想定されます。
「継続顧客」が肥大
「日和見顧客」が縮小
「トライアル顧客」の獲得が困難
つまり、難化する新規顧客獲得への有効打と、既存顧客の継続利用を明確に促す具体的な方法論のアップデートが必要となります。そして、そのアップデートの鍵を握るのが、売って終わり、作って終わりの関係から脱却です。数ある企業の中から自社が選ばれるために、新たなタッチポイントから、直接、顧客をエンゲージメントする方法が、回復への第一歩となります。そこで本講義では、ロイヤル顧客のファン化のメカニズムを解明し、そこから新規顧客獲得をするための手順を学びます。
視聴開始日・・・6月5日(金)
時間 | 講義内容 |
第1回 90分 |
オンライン&オフラインを活用した新時代の顧客接点の構築法 ~リテール・サービス企業の事例をベースに新たな視点を獲得する~ ・コロナ環境下で変化する消費マインドの変化について ・従来型のタッチポイントの限界とこれからのタッチポイントのあり方 ・アフターコロナ、Withコロナ時代に必要とされる自社のブランディング ・国内/海外事例で考える新しいタッチポイント ・最後に:withコロナ世界の正しい理解 |
第2回 60分 |
共感を軸にした顧客接点の作り方
・なぜ今、ロイヤル顧客が重要なのか ・新規顧客をどう獲得するか ・ニューノーマル時代の共感性 |
河野 貴伸氏
株式会社フラクタ 代表取締役
Shopify 日本公式エバンジェリスト
株式会社Zokei 社外CTO
ジャパンEコマースコンサルタント協会講師
元 株式会社土屋鞄製造所 デジタル戦略担当取締役(~2020/3/31)
1982年生まれ。東京の下町生まれ、下町育ち。2000年からフリーランスのCGデザイナー、作曲家、webデザイナーとして活動。美容室やアパレルを専門にWebデザイン・ロゴ・パンフレットなどの制作を手がける。「日本のブランド価値の総量を増やす」をミッションに、ブランドビジネス全体への支援活動及びコマース業界全体の発展とShopifyの普及をメインに全国でセミナー及び執筆活動中。
高橋 遼氏
トライバルメディアハウス マーケティングデザイン事業部
ゼネラルマネージャー
チーフコミュニケーションデザイナー
トライバルメディアハウス チーフコミュニケーションデザイナー
1983年生まれ。鳥取県出身。2007年、慶應義塾大学総合政策学部卒業。広告会社を経て、2010年にトライバルメディアハウスへ参画。企業のマーケティング戦略構築およびプロモーションプランニングおよび実行に従事。これまでに大手航空会社、ファッションブランド、スポーツブランド、化粧品ブランド、飲料メーカーなどを担当。著書に『熱狂顧客戦略』。