▼ ご受講環境に合わせて実施方法をお選びください
成果が出ない原因は「仕組み」か「業務」か「人材」か。
ビジネス環境が大きく変化した2020年以降、マネジメントの方法はアップデートできたでしょうか。講座では、従来型管理の限界を明らかにしたリモートワーク環境下で、機能するマネジメント手法について学びます。 直接部下を指導する事業部のマネージャー、社員教育を担う人事部など、マネジメントに関わる全てのビジネスパーソンが知ってくべきノウハウです。
大量消費・大量生産の時代は「定型業務を滞りなく」遂行する姿勢が評価に繋がっていました。しかし今は、課題に対して誰も答えを持っていないため「個人の試行錯誤・
チャレンジ」と結果を要求されます。この時代背景の中、コロナ禍によるリモートワークが日本中で行われましたが、様々な問題が出現し、マネジメント・一般社員ともに、もどかしさを感じています。
例えば、リモート下で業務管理を事細かく行う企業では離職率の上昇を招いたり、言われた業務を遂行するだけの監視される毎日で、社員のメンタルヘルスやパフォーマンスに問題が発生したりしています。
これらの問題を回避するには、上司・部下ともに高い次元での「自律」が出来ていなければなりません。リモートワークでも高いパフォーマンスを発揮できるのは「仕事を進める事の重要性・有用性を体感し、興味や関心を強めて、意欲的に仕事を進めていく」人材です。
講座では、外してはいけないビジネスパーソンとしての基本視点を持ち、自分なりに仕事の意味付けが出来るようになる上司・部下のコミュニケーションについて学びます。これを身に付ける事で、部下が自律的・自発的になり、マネージャーは細かい管理が減り、自分の介在で人が育つ楽しさを得る事ができます。さらに、自分も評価され、より得たい結果を実現できるようになります。
・一般社員を監督する課長クラス
・プロジェクトを管理するチームリーダー
・部門の生産性を高める必要がある部長クラス
・社内教育を考える人事部
時間 | 講義内容 |
第1部 (約40分) |
Chapter.1 脱・コントロールの時代
・これまでの市場(マーケット・ライフサイクル) ・ウォーター・フォール型で駆動する組織 ・同じ釜の飯を食った「一枚岩」の集団 ⇒ 多様な特徴・強みを持つ集団 ・従うことよりも「逸脱」することが求められている |
第2部 (約40分) |
Chapter.2 低次の自律・高次の自律
・先行きが不透明な時代こそ、自律を促すべき ・自律という概念は実は複雑 ・低次の自律は、やりたくないのに "仕事に駆り立てられている" 状態 ・「自律を促す」と言いつつも、セルフマネジメント(低次)を強化していないか |
第3部 (約40分) |
Chapter.3 人が「遊び」を獲得するメカニズム
・「遊び」のスイッチは、すでに備わっている。鍵になるのは、"刺激" ・刺激や挑戦を、自らつくりだしていくことが大切 ・求められるのは、「自分の」「自分が」という主人公感覚 ・興味に基づいた小さなアクションから、少しずつ学習を積み重ね、大きな挑戦へ |
第4部 (約40分) |
Chapter.4 遊ばせる技術
・「遊び」をつくる前提 ・仕事をクラフトして「遊び」をつくらせる際は、スコープを意識させることが大切 ・業務を棚卸して、クラフトするタスクを検討していく ・上司が支援する際に注力するべき3つのポイント ・興味を持たせるのがうまい人が日常的につくっている4つの「インプット」機会 ・学習する部下の頭のなかで、なにが起こっているか? ・「教育」が入ると、学習は生まれない。学習なしでは、自律もしない ・リソースとタスクのバランスが崩れると遊べなくなる |
第5部 (約40分) |
Chapter.5 人材ポートフォリオによるマネジメント戦略
・停滞型 / 線引き型 / 真面目型 / 自律型 ・自律に向けたスタートライン ・仕事・役割の「境界」をまたぐことで刺激を生みだしていく ・「遊び」<「真面目」タイプへはセルフマネジメントの達成がひとまずのゴール ・セルフマネジメントを効かせる2つの要点 |
・リモートワークでのマネジメント方法の選択肢を増やす
・懸命にやっているようだが生産性が今ひとつ良く無い部下を正しい方向へ導く手法論を身に付ける
・部下に長く働いてもらうためにメンタルヘルス問題への対処法を身に付ける
・リモートワークでもやっていける自信と根拠を身に付ける
神 谷 俊氏
株式会社エスノグラファー 代表取締役
コロナ禍を経験した「いま」働く人の機微を知る
様々な業務支援システムがあるいま、ツールでは商品・サービスに差が付きません。最終的には、そこで働く人材の違いで差が生まれます。当然、優秀な人材を各社で囲い込み・育成を行いたいものですが、彼らは働きやすさだけでは組織に定着しません。制度としての働きやすさ以上に、やらされ仕事ではなく、業務の内容に意味付けができている事が重要になってきます。当たり前のように感じるかもしれませんが、今後ますますこのトレンドは加速してきます。では、その時に優秀な人材に定着してもらう組織になるには、どのようにすれば良いのでしょうか。講座では「キャリア志向」「仕事への姿勢」から、それぞれのメンバーの働き甲斐を刺激する適切なコミュニケーションを考えます。
「自律」という言葉の解像度を高めて上司・部下の共通言語を作る
「もっと自律しないと」「自律が足りないね」のような抽象論に陥りがちな上司・部下との会話ですが、講座では自律のレベルを5段階に分類し、それぞれの課題と対応策を考えます。真の自律は、仕事が自分事化され楽しんでいる状態であり、それは「遊び」から発生します。さらに、遊びのトリガーとなる仕事での刺激にまで解像度を高めてお伝えする事で、机上の理論ではなく、実務に生きるノウハウとして皆さんにお届けします。
脱管理!部下の成長を見守るこれからのマネージャー像を考える
リモートワークには利点も多くある一方、従来の業務管理法に限界がある事は、多くのマネージャーが感じています。背中を見せて仕事への姿勢を伝えたり、一度不調になったコンディションの立て直しにも苦労が伴います。これらを突破するために、これからのマネージャーに必要なスキルは興味・関心を引き出し、適切な刺激を与える能力です。当然、担務から大きく逸脱しない範囲ですが、メンバーの些細な興味を育てる事で、試行錯誤の意欲やオーナーシップが培われていきます。講義では、そのプロセスを示しつつ、パフォーマンスを管理するだけではない、これからのマネージャー像を考えます。
オンデマンド配信講座
開講日 |
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受講価格 |
59,000円(税込 64,900円) ※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます |
補 足 | ※この講座は、法人窓口の設定により1講座あたりの受講料金が約7割引(12,500円)におさえられる「スタンダードトレーニング」対象です。 |
注意事項 |
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オンデマンド研修(人数100名まで)
開講日 |
2022年10月01日(土)
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定 員 | |
受講価格 |
550,000円(税込 605,000円) |
補 足 | |
注意事項 |
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