ソーシャルメディア、スマートフォンなどに対応した、ネットリスクの対策・対応方法を学びます。ガイドライン策定、炎上対応など。最新の情報・事例から、浸透する仕組みづくりまで、炎上しないための社内体制の構築方法を学びます。
インターネットや、Twitter、Facebook、Instagramなどのソーシャルメディアは、生活者を「発信者」へと変化させました。
そこで発せられる情報は、企業にとってリサーチや自社商品の好印象を伝える手段として有効ですが、一方で、制御できない問題も孕むこととなりました。瞬間的にメッセージを伝える必要があるため、そのメッセージは受け手によって様々な解釈を生み、結果的に一部の人の反感を招くような情報発信になる場合もあります。
場合によってはSNS上で多くのバッシングと共に拡散し、それが起点となって複数のメディアが同じタイミングで取り上げ、さらに拡散し、結果、炎上へと膨れ上がるという連鎖が発生し、ブランドイメージの低下や不買運動の発生、取引停止、最悪の場合は倒産など、企業活動の根幹を揺るがす大きな問題につながってしまうこともあります。
こうした事態を防ぐには、情報発信にルールを設けるなどの部分的な対応では、不十分な時代となりました。掲示板やまとめサイト、Webメディアなど、ソーシャルメディア以外にも様々な媒体での情報発信が連鎖的に発生する今、担当者は一連の流れを「ネットリスク」として捉え直し、インターネット上での情報発信の各所で発生する問題パターンの理解や、また、有事の際の明確な対応ルールを作るなど、社内での体制を具体的に進める必要があります。
そこで宣伝会議では、企業のインターネット、ソーシャルメディアで情報発信の担当者、リスク管理担当者に向け、担当者を起点に社内体制を整える方法を学ぶ、「ソーシャルメディア・ネットリスク対策担当者養成講座」を開催いたします。
リスクを俯瞰できる目を身に付ける
ネット上のリスクには幅広い領域が関わってくるため、まずは俯瞰的にリスクについて考えられるようになることが重要です。認識できていない問題には、そもそも対応できませんが、そこにこそ肥大化するリスクが潜んでいる可能性があります。それらを可視化し、対応可能な「問題」にするため、本講座ではネット上のリスクの全体像から、リスクの種類、よく起こるトラブルなどを、インターネットの歴史を俯瞰しながら網羅的に学んでいきます。
ソーシャルメディアリスクとガイドライン構築の方法を学ぶ
ソーシャルメディアなどの企業からの情報発信には、「ネット炎上」の可能性が必ずついて回ります。起こる可能性があるリスクを洗い出し、担当者だけでなく、発信に関わる全ての人が、リスクを回避するためのルールを認識し、それに基づいた行動をする必要があります。そのためにはガイドラインの策定・浸透は必須の対応の一つといえます。本講座では、危機を未然に防ぐ対策方法を学びます。
起こってしまった問題への対応を学ぶ
そもそも問題を起こさないことが大切ですが、起こってしまった問題への対応もいつの日か求められてきます。その際に、指針なく場当たり的な対応では、事態を悪化させてしまうことにもなります。問題の種類によっての対応方法、初動の踏み出し方から適切なタイミング、法的手段の把握などを学びます。
時間 | 講義内容 |
第一部 90分 |
押さえておくべきネットリスクの全体像
・インターネット上でのリスクの整理 ・内部リスクと外部リスク ・ネットリスクの現状 ・炎上のメカニズム ・風評被害の流れ ・メディアごとに異なる対応方法 ・トラブルへの対応方法 ・炎上しやすい話題/ワード ・炎上対策 ・炎上後の処理 ・個人情報漏洩後の企業対応 ・最新事例 |
第二部 90分 |
ソーシャルメディアに潜むリスクと対策の実践
・平成のソーシャルメディア炎上史 ・ソーシャルメディア炎上6つのポイント ・ソーシャルメディアで注意すべき法的問題 ・従業員教育の重要性 ・ソーシャルメディア利用のガイドライン策定 ・ガイドラインのポイント ・証拠保全の重要性 ・法的対応 ・リスク管理の原則 |
大和田 渉氏
ネクストリンク株式会社 代表取締役社長
亀松 太郎氏
弁護士ドットコム顧問(前編集長)
オンデマンド配信講座
開講日 |
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受講価格 |
45,000円(税込 49,500円) ※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます |
補 足 | ※この講座は、法人窓口の設定により1講座あたりの受講料金が約7割引(12,500円)におさえられる「スタンダードトレーニング」対象です。 |
注意事項 |
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オンデマンド研修(人数100名まで)
開講日 |
2022年10月01日(土)
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定 員 | |
受講価格 |
550,000円(税込 605,000円) |
補 足 | |
注意事項 |
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