サン・アド50周年特別講座 表現の学校

2014 年、サン・アドは 50周年を迎えます。
東京オリンピックの年、サントリーの宣伝部出身者が中心となり、
銀座並木通りから出発しました。
そこから 50年、創業のメンバーである開高健、山口瞳、柳原良平をはじめ、
“手練手管の業師” が数多く名を連ね、広告表現を追求してきました。

創業の言葉として、開高健はこう言います。
「いままでにない美や機智や卒直さや人間らしさを宣伝の世界に
導入しようと考えます。アメリカ直輸入の理論や分析のおためごかしを
排します。あくまでも日本人による、日本人のための、日本人の広告をつくり、
日本人を楽しませたり、その生活にほんとに役にたつ、という仕事をするのです。」

その言葉通り、サン・アドの 50年の歴史は、
日本人の “表現” への挑戦でもあります。
そして、半世紀に渡る、その “表現” の蓄積は膨大なものとなりました。
しかし、業は体で会得するものというサン・アドの社風から、
そのナレッジやノウハウは形としては存在しません。

そこで、“表現” の形態と社会の姿が大きく変わった今、
50 年という区切りであるこの年に私たちは、
サン・アドの考える “表現” をキチンと伝えようと思います。

クリエイティブの力を信じたサン・アドだからこそ伝えることができる、
“表現” の考え方、作り方を、これから未来の “表現” を担っていく人々と
共有したいと考えます。
そして、これからの 50 年先の日本のクリエイティブの礎になるような
「表現の学校」を開講したいと思います。

サン・アド 50 周年実行委員会一同

◎第1日目：2014 年1月18日（土）
13:30～15:00
写真:「 写真とは不完全なものである（仮）」
葛西薫氏（ sun-ad ）×ホンマタカシ氏

15:15～16:45
コピー：「コピーこそ、人間らしくやりたいナ♡（仮）」
岩崎亜矢氏 （ sun-ad ）×一倉宏氏（一倉広告制作所）

◎第2日目：2014年1月19日（日）
13:30～15:00
デザイン1：「デザインとは感じるものである（仮）」
高井薫氏（sun-ad）×細谷巖氏（Light Publicity）

15:15～16:45
デザイン2：「コピーライターから見たデザイン（仮）」
安藤隆氏（sun-ad）×前田知巳氏（フューチャーテクスト）