潜在的ニーズを発見し、新しいアイデアでイノベーションを起こしたい企業が見るべきは、ユーザーの生活の中にある「体験」です。その体験の中にユーザー本人も気が付かないニーズがあります。しかし、そういったインタビューは実際にやってみないとわからないことが多くあります。そこで本講座では、これからすべての企業にとって欠かすことのできない新しいアイデアの発見」のために、実際のワークショップを通して「ユーザーリサーチ」について体系的に学びます。
価値観が多様化した今、商品やサービスは機能や品質だけでは差別化が難しくなりました。製品起点の考えから、どんな悩みがあり、どんな考えで行動しているのかといった、ユーザー起点での考え方で、商品開発やコミュニケーション設計をする必要性が高まっています。
「ユーザーの視点に立つ」ことがどの企業でも重要視されるようになりましたが、一方で「なったつもり」で終わってしまっていることも少なくありません。本当のユーザーを知るには、机上の空論で終わらせず、実際のユーザーを巻き込んだリサーチが不可欠となっています。
時間 | 講義内容 |
10:00-12:00 |
ユーザーリサーチの成否をわける仮説設計とは? ・なぜリサーチをするのか? ・定性調査と定量調査の使い分け ・仮説設計とは ・ユーザーリサーチの成功とは |
13:00-15:00 |
弟子入りインタビューワークショップ ・「ユーザーの声聞くべからず」 ・「ユーザーに弟子入り」 ・「文脈をクリック」 ・ワークショップ「弟子入りゲーム」 |
15:20-17:40 |
実用ペルソナワークショップ ・「一人のためにデザインする」 ・「パターン化、擬人化、優先順位」 ・「十人三色」 ・ワークショップ「作ってみよう!実用ペルソナ」 |
矢口 泰介氏
株式会社DONGURI
デザインリサーチャー
樽本 徹也氏
利用品質ラボ
代表