スマートフォンやコンパクトデジタルカメラから一眼レフへ移行する間の橋渡し役として市場が広がり、注目を集めているミラーレスカメラ。老舗カメラメーカーであるキヤノンが、満を持して同市場に投入した「EOS M」の後継機「M2」は、CM によるブランディングの可能性を感じさせる。
01 テレビCM「Eternal Moment ―永遠の一瞬―」篇
たった1日の撮影のために映画の1シーンのようなセットを用意。窓の外に至るまで作りこまれている。
機種検討につながる好意をつくる
キヤノンは2013年12月20日、ミラーレスカメラ「EOS M2」を発売した。前年の12年9月に、カテゴリー最後発とはいえ、老舗カメラメーカーとして、満を持して市場投入した「EOS M」の後継機だ。
主な改善点は、まず無線LAN(Wi-Fi機能)を搭載したこと。専用アプリを介し、撮った写真をスマートフォンなどへ転送できる。いま写真を楽しむ人のニーズが高い、ソーシャルメディア投稿がしやすくなった。
重さは約24グラム軽くなり、本体のみで約274グラム。体積比で約8%小型化したことで、日常で使いやすくなった。