アクサ損害保険は、安全運転でクルマの保険料を割り引くテレマティクス保険を2018年に導入予定。「安全運転を見える化する」ことで、優しいドライバーを増やし、事故・渋滞のないクルマ社会づくりを目指すプロジェクトを開始した。
思いやりと優しさを運転の基準に
「MIRAI DRIVE PROJECT」はアクサ損害保険とベンチャー企業のスマートドライブが共同で取り組んでいる。発足にあたり、特設サイトを設置。そこでアクサ損害保険が目指すビジョンを表わすコンセプトムービーを公開した。約2分間の映像は、安全運転への“気づき”の瞬間から意識が変わる様子を子どもの世界を通して描いている。
スタジオの中に作られた小さな街で、子どもたちのドライブは始まる。事前に運転の仕方や安全運転の必要性を教わってから、街に繰り出した子どもたち。しかし、最初は赤信号を無視したり、一方通行を逆走して衝突したりと大混乱が起きる。そこに登場するのは、お母さん。運転のルールを知らない子どもたちに、優しくレクチャー。すると、信号を守る子、道を譲る子、車間距離をしっかり開ける子が登場。ルールを守るクルマが増えていく。実は、子どもたちが乗っているクルマには、センサーが取り付けられていて、ルールを守った分だけゲージが溜まっていく。ゲージが満タンになり、クルマのランプが点灯すると、街にも変化が。花が咲いたり、シャボン玉が飛んだり、木の妖精が目を覚ましたり。その変化で、子どもたちはどんどん安全運転が楽しくなっていった。
全体のプランニングとプロデュースは、ライゾマティクスCDの有國恵介さん。「安全運転診断や運転特性の可視化ができるYouDriveアプリの普及・利用推進を映像で図りたいというオリエンでした。しかし、保険の導入により未来のクルマ社会を良くしたいという同社の思いが強く伝わってきました。そこで、アプリ普及の前にこれからテレマティクス保険導入までの2年間を、より良いクルマ社会を目指すための活動としてプロジェクト化し …