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『読書シズル』を表現する新キャラクターは白い猫

集英社文庫の新たな顔として登場した「よまにゃ」。シンプルでありながらどこか知的な雰囲気を持つ白い猫が、日常にそっと寄り添い心情に合わせてオススメの本を紹介してくれる。

よまにゃデビュー時の屋外広告。

屋外広告とマスキングテープのピールオフ広告。

次の10年に向けてのキャラクター刷新

集英社の文庫レーベルである集英社文庫が毎年夏に展開するキャンペーン、「ナツイチ」。そのナツイチに今年、新キャラクターが登場した。その名も「よまにゃ」。どこかの町の本屋さんで本を読んで暮らす白い猫が、「よ(読)まにゃ」と読書をそっと促してくれる。このキャンペーンでは屋外広告やノベルティをはじめ、Webサイトやムービーまで、よまにゃを中心に制作された。

集英社文庫は今年40周年を迎え、キャラクターの刷新に取り組んだ。各出版社が独自のキャラクターでキャンペーンを展開する文庫本市場で、次の10年に向けた大きな決断だ。競合プレゼンを経て今年から制作を担当するTBWA\HAKUHODO アートディレクター 徳野佑樹さんは「はじめから猫のキャラクターということは決めていました。日常における本とは、何となくそばにあるすてきな存在。そういう意味で猫と文庫の相性はよかった」と話す。

一方で、猫をモチーフにしたキャラクターは世の中に数多く存在する。その中で、見た人がどこか気になる存在であり、20~40代の女性をターゲットに親しみやすいキャラクターにする必要があった ...

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