オンデマンド配信
講座について
開講の背景
マーケティングの力で、自社商品が消費者に検討される状態を作る
食品業界は、新規に発売される商品数が多い一方で、その後、継続して売れている商品の数の少なさから「センミツ(千個企画して三つ生き残る)」という言葉があり、選ばれ続ける商品を持つことは容易でありませんでした。さらに、PB商品や定番商品の派生版が続々投入され、今も商品数が拡大し続けています。
しかしこの市場に対して、今まで業界を支えてきた柱である「食事回数」そのものが大きく減少するという過去経験したことのないインパクトが押し寄せています。人口減少による食事回数自体の減少は、現在の商品ラインナップの売上に影響を与えることは必至であり、多数のラインナップを展開する手法は、いよいよ見直しを迫られる時期が到来しました。
一方で、消費者の購買行動は、複雑化の一途を辿っています。メーカー側が存在さえ知らないメディアやタッチポイントで、無数の商品を検討し、購買行動を行っている現状に、コロナの流行が、その複雑さをさらに加速させました。
そこでメーカー側は、商品を生み出す以上に、細分化した顧客の行動を掴み、分類し、どのような魅力を、どう届ければ商品が売れるのか、という因果関係を構築し説明できる力が求められています。
そこで宣伝会議ではマーケティングの観点から、食品市場を捉えなおし、なぜ自社商品が売れる/売れないのかを説明できる力のベースとなる「食品マーケティング基礎講座」を実施します。
学ぶポイント
01 聞いたことのあるマーケティング基礎知識を食品業界で使えるノウハウに昇華する
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様々な場面で、一般的なマーケティングの概念は学べます。しかし事業モデルや商品価格などが大きく異なる事例で学ぶと、実務に落とし込む際にすぐに使えず、単なる勉強に留まってしまいます。本講座では、長年に渡り、食品業界で従事してきた講師が登壇します。業界における商品・価格・流通を前提とした講義のため、マーケティング部門への異動者や、業界への新規入職者が、すぐに使えるマーケティング基礎知識と業界構造を身に付ける事ができます。
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02 時代性を逃さない調査・ターゲティング・商品企画術を学ぶ
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人の営みに食は欠かせません。健康維持という普遍的な役割を担うため、価格以外に他の商品との差異化が難しい領域です。しかし生活様式が一変した事で、「多少値が張っても在宅時間を充実させる」という食品に対する期待がこれまで以上に生まれました。さらにコロナ流行以前から、共働きによる中食市場の伸びや「SDGs、エシカル」といった価値観の支持拡大など生活者の変化は常に起きています。商品の同質化が進み、ヒットが生まれにくくなっていますが、勝ち筋の商品は潜在ニーズを見つけ出しています。講義では、時代性を取りこぼさず生活者の支持を受ける、商品開発を行うための企画術を学びます。
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03 商品の定番化を目指すために小売のロジックも身に付ける
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一度、摂取が習慣化した食品などはオンラインでの直販も効果的ですが、多くの商品は、小売店でいかに出面を広げるかが購入への鍵となります。新規性や独自性など、商品自体の魅力があっても、生活者との接触が図れなくては意味がありません。一過性の棚取りではなく、長く占有できるような定番化を目指すためにも、小売のロジック理解が必要です。小売店の担当者も、同じ商品が長く売れる事を望んで、商品採用を行っています。講義では、定番化を目指す上で必要な、小売側の心理に迫ったプレゼンテーション手法を身に付けます。
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カリキュラム
時間 | 講義内容 |
第1部 | ヒットの確率を高めるマーケティング思考 |
第2部 | 一度はおさえておきたい生活者へのアプローチ類型 |
第3部 | 定番化を目指す商品開発の方法 |
第4部 | 長く売るための流通小売りのロジック理解とEC活用 |
講師紹介

株式会社コムデックス
代表取締役社長 株式会社インテグレート 特別顧問
山田 まさる氏
1965年大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、株式会社コムデックス入社。2003年、藤田康人(現・株式会社インテグレートCEO)とBtoBtoC戦略の立案に着手。05年、食物繊維の新コンセプト「ファイバー・デトックス」を仕掛け、第2次ファイバー・ブームを巻き起こした。同キャンペーンは、日本PRアワードグランプリ・キャンペーン部門賞を受賞。07年5月、IMC(Integrated Marketing Communication)を実践する日本初のプランニングブティックとして株式会社インテグレートを設立、COOに就任。08年にはコムデックス代表取締役社長に就任。同年「魚麟癬」啓発活動にて日本PRアワードグランプリ・日常広報部門最優秀賞受賞。20年にインテグレートCOOを退任、特別顧問に就任。著書に『スープを売りたければパンを売れ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『統合知~"ややこしい問題"を解決するコミュニケーション~』(講談社)、『脱広告・超PR』(ダイヤモンド社)がある。

株式会社エールズ
代表取締役 元 株式会社ローソン ホームコンビニエンス 事業本部 本部長補佐
山口 英樹氏
ローソン在籍時には、オリジナル商品(主に弁当・おにぎり・惣菜等)中食系の商品開発(マーチャンダイザー)を経験した後、ナチュラルローソンの事業責任者として、ストアコンセプトを立案・こだわりの商品を採用・販売することで現在のナチュラルローソンのストアブランディングの確立に貢献。また当時ローソンが資本出資していた株式会社大地を守る会(現:オイシックス・ラ・大地株式会社)に出向したことで、契約栽培農家 約800グループ(約2700軒)の農家と交流し農業(一次産業)に関する知見を得る。ローソン退社後、(株)エールズを設立し、主に食品メーカー・飲食業・食品素材メーカーにおける販路開拓のサポートや新規事業のコンサルティング・ローソンのマーチャンダイザー時代に全国の食品製造メーカー300社以上の工場視察した経験を活かしクライアント向け商品開発(原材料調達~OEM製造メーカー選定)のトータルアドバイザー業を実施。また、自社でも製造工場を持たずに企画したオリジナル商品(加工食品)のOEM製造による食品卸売販売もすることで、実践型の経営を自ら実施中。
お申込み
オンデマンド配信講座
開講日 | 現在、お申込受付中です。 ※開講済の講座は、Webお申込後すぐに視聴開始できます。 |
受講価格 | 59,000円(税込 64,900円) ※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます |
補 足 |
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注意事項 |
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オンデマンド研修(人数100名まで)
開講日 | 2022年10月01日(土) |
定 員 | 100名 |
受講価格 | 550,000円(税込 605,000円) |
補 足 | ※視聴期間の延長、受講者の増加についてはお問い合わせください。追加料金にてご対応可能です。 |
注意事項 |
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