
IT マーケティング
元々ストラテジックプランナーは戦略やコミュニケーションのコンセプトをつくるのがその役割でした。しかしいまはその領域が曖昧になり、良くも悪くも「何でも屋」になってしまっています。上図のように、抱わる案件が旧来の「キービジュアルの金太郎飴」型の仕事から、より幅広く細かいプランニングを「コアアイデア」型で行い、全体の戦略と、多岐にわたる打ち手の実行をまとめていくことが求められているからです。しかし、企画書の書き方やリサーチの仕方は上司や先輩から学ぶことができても、全体の組み立て方についてはなかなか教わることができないのが実情です。そこで宣伝会議では、共通言語がないプレイヤーからもアイデアを引き出し、プレゼンの勝ち筋をつくるためのノウハウを学ぶ「ストラテジックプランニング講座」を開講いたします。※ライブ配信講座とは、一部内容・講師が異なります
広告代理店の戦略プランナーを経て、ブランド戦略、事業プラン、プロモーションプラン、オンラインプロモーションなどのソリューション事業を提供するゼンコミュニケーションデザインズを設立し、現職。
講義内容
クライアントが求める右腕的ブレーン
ストラテジックプランナーに求められるのは根底にある課題とゴールを探り、その道筋を発見して、その正当性を説明することです。事業戦略や商品戦略から携わるプランナーはここの理解力に長けています。クライアントは市場が飽和状態にあり中長期的には縮小傾向にあることを理解し、社内での知識・ノウハウもかなり蓄積するようになりました。だからこそ、外部のパートナーには、自分たちが気づかなかった新しい視点から提案し、一緒に戦略を築いてくれることを期待しています。本講座では、広告会社側もクライアント側も経験した講師から、クライアントと良い関係を構築する方法を学び、コミュニケーション領域だけに留まらないビジネス感覚を磨きます。
・クライアントのマインドを理解する
・コミュニケーションの枠を超える
・伴走するパートナーになる
1977年電通入社。以来約20年間、クリエイティブディレクター、CMプランナー、コピーライターを勤める。同時に、企業の経営・事業戦略からブランドコミュニケーション、商品開発、プロモーション、店舗開発、イントラネット構築、CSR活動、企業カルチャー変革まで、広汎なビジネス領域を戦略と表現の両面から、統合的にコンサルティングを担当している。カンヌCMフェスティバル銀賞を始め、広告賞受賞多数。2015年電通を退社。
講義内容
各プレイヤーを巻き込み勝ち筋をつくる
必ずしもマス広告が前提でない案件が増え、ひとつの打合せの場にアサインされるメンバーも増えています。そのためCM時代のTVCMのコンセプトでコミュニケーション全体を横串に通していくやり方では、打合せが進まない場面も増えています。それはPRプランナーやSPプランナーといったジャンルが異なる専門家が打合せに加わるようになったためです。本講座ではそうした共通言語を持たない専門家からもアイデアを引き出してまとめ上げていくためのディレクションスキルを高めるためのノウハウを学びます。
・初回の打合せまでに準備すること
・共通言語のないプレイヤーの視点を取り込む
・クライアントが社内で決裁を取る道筋
外資系クライアントを中心に、様々なブランドのブランド戦略やクリエイティブ戦略、コミュニケーション戦略立案に従事。最近では、P&Gパンテーン「#HairWeGo」の立ち上げ、「就活をもっと自由に」「令和の就活ヘアをもっと自由に」「The Hairy Tale」「#PrideHair」等のキャンペーンにおける、ブランド戦略、クリエイティブ戦略、キャンペーンBIG IDEA開発、統合コミュニケーション戦略の設計。ドミノ・ピザジャパン「産直ドミノ」プロジェクトにおける、プロダクトストラテジー立案、プロダクトコンセプト開発などに携わっている。APACエフィーアワードでの3つのゴールド、AMEアワードで3つのシルバー等、戦略・マーケティング効果に対するアワードだけでなく、クリエイティブストラテジストとして、カンヌ、ワンショー、ニューヨークフェスティバル、スパイクスアジア、D&AD賞、ACC賞、日経広告賞、電通賞など、数多くの国内外のアワード受賞に貢献。学生時代、大手レコードレーベル含み3枚のCDをリリースした過去を持つ。バンド再結成を目論んでいるが、いつも飲み会だけで終わっている。
講義内容
調査データから出てこない人の心を動かすアイデア
ストラテジックプランナーにとって、いまでもデータ分析や調査はクライアントやスタッフを説得する上での大きな武器です。しかしそれはあくまで説得する上での武器であって、その結果から導き出したコンセプトでは生活者もクライアントも動かないということが少なくありません。そしてクライアントの課題感に対して方向性も深さも競合と同じでは勝ち筋をつくるのも難しくなっています。だからこそそれ以外のところも総動員をして生活者やクライアントを動かしていくコンセプトが必要です。本講座ではそうしたコンセプトづくりの方法論を学びます。
・顧客との関係を構築する
・コンセプトの言語技術
・ビジョンをコンセプトに落とし込む
企業のコーポレートコミュニケーションから、製品・サービスの戦略PR、動画コンテンツを活用したバイラル施策や自治体広報まで、幅広く手掛ける。熊本県の赤い特産物をアピールした「くまモンほっぺ紛失事件」で世界的なPR業界紙「Holmes Report」の「世界のPRプロジェクト50選」へ選出されたほか、「Cannes Lions 2017」グランプリ、「口コミ業界の世界的アワード「WOMMY AWARD2014」を日本で初めて受賞するなど受賞多数。実務のみならず、大学やトレードショー、PR協会での講義やPRプランナー向け教科書執筆による若手育成にも従事。「Cannes Lions」PR部門など海外アワード審査員も務める。著書に「戦略PRの本質~実践のための5つの視点〜」「成功17事例で学ぶ自治体PR戦略」など。
講義内容
生活者を動かすための横串を見つけ出す
生活者の情報行動に合わせたコミュニケーションを考えると、その打ち手はたいてい多岐に渡ることになります。そのためそこにトータルな視点を入れて、どう全体の戦略としてまとめるかということに課題を抱えるプランナーは少なくありません。しかしスタープレイヤーはそれを意識することなく実現しています。なぜならば戦略からアウトプットを練るのではなく、戦略を練りながらアウトプットも同時進行で練っていくためです。本講座では、メディアの選択からそれらの繋ぎ込みまでをコンセプトを伝えるためのシナリオとして成立させるノウハウを学びます。
・6つのインサイトから発想する
・広告的発想とPR的発想の使い分け
・PR IMPAKTを使ったソリューション
マーケティング局、営業局を経て、クリエイティブ職に。 SNS時代のブランディングとクリエイティブを統合したコミュニケーションを設計。 最近の仕事は、BOSS×麻雀「ボス雀」、BOSS×ゴジラ「GO YOUR WAY」、 サントリーウイスキー碧「Ao meets 椎名林檎」、メーカーズマーク「家族と話す夏にしよう」 森永乳業「宣伝部腸・浅田真央」など。国内外の広告賞、販促コンペ最終審査員などを務める。
大学卒業後、銀行にて融資・営業業務に4年間携わる。1997年マッキャンエリクソンに入社。大阪支社にて飲料の営業を担当。2002年マッキャンエリクソン東京本社戦略プランニング局に配属。2009年より動画配信サービスの事業会社にてマーケティング部長を務め、クライアントサイドの経験を有する。2011年よりモメンタム ジャパンに入社。戦略プランナーとして、飲料、流通(SM, CVS)、デリバリーピザ、ヘルスケア、コンタクトレンズ、スポーツブランド、加熱式タバコ、IT/OS/PC、エネルギーなど多岐にわたる業界のプランニング業務に携わる。近年は「ブランド体験」にフォーカスし、社内外において「ブランド体験プランニング・プロセス」の浸透に力を注ぐ。また、ブランド体験のアイデア創造に不可欠な「生活者インサイト」の発掘を専門領域としている。
2005年電通入社。マーケティング・戦略プランニングセクションにて15年間、営業セクションにてマーケティング業務に2年間従事。マーケティング戦略・アクティベーション企画をはじめ、商品・サービス開発、企業・商品ブランディング、事業コンサルティング、都市開発等、幅広く戦略・企画のプランニングに携わる。近年は、東京2020オリンピック・パラリンピック、サッカー/ラグビー日本代表のコミュニケーション戦略やパートナー企業のアクティベーション・PDCAなどスポーツにおける戦略プランニング領域を中心に従事している。 日本マーケティング協会(JMA)認定マーケティング・マスター。
図にあるようにCM時代はTVCMのコンセプトを固められれば、全体のコミュニケーションを横串に通せていたため、コンセプト決めがストラテジックプランナーの役割となっていました。しかしコミュニケーションの打ち手が増え、コミュニケーションに掛けられる予算が減ったことによってその図式は崩れてしまいました。またそれに伴って戦略からアウトプットを考えるという流れも、それでは生活者を動かす作戦として機能しないことが増えています。いま主流になりつつあるのは、アウトプットと戦略を行ったり来たりしながら双方を一気に考えていくというやり方です。そうすることで全体を組み立てるということを意識しなくても、自然と戦略に基づいた一貫性のあるアウトプットを仕上げることができます。そこで本講座ではエグゼキューションからコンセプトワークをするノウハウを学びます。
打ち合わせの初期段階での方向づけができるスキルはストラテジックプランナーに必須のスキルです。そのためには必ずしも正解でなかったとしても、それを初めの一歩として打ち合わせが進む叩き台を提示できることが欠かせません。デジタルやPR、SPなど打ち合わせの場に以前よりもさまざまなジャンルの専門家が参加することが増えています。そこでマス広告のコンセプトの知見から打ち合わせを進めようとすると、うまく話が通じずに時間ばかりが掛かってしまいます。提案の足腰を鍛えるためにも、彼らに転がしてもらえる叩き台を提示することが必要です。そこで本講座では図のような発想の根幹の違いを学ぶことによって、案件の性質ごとにコンセプトの種類を使い分けて、提案内容を進化させるためのノウハウを学びます。
トラテジックプランナーはプレゼンで司令塔の役割を担っています。そのため営業と相談をしながらプレゼンの勝ち筋をつくっていくことが求められます。その勝ち筋をつくる際にはどこで競合に勝っていくかがポイントです。特に事業戦略や商品戦略などより上流から携わるプランナーはここにビジョンを持ち込んでいます。それはたいてい提案内容がクライアントから提示された課題感に基づいて、その解決策を提示しているからです。たしかに課題を提示し直そうとすることはオリエンをひっくり返すことになりかねず、一か八かの大技になりがちです。そうではなくクライアントから提示された課題を深掘りして、理想の未来を描き、そこから逆算した最初の一歩を提示する。それによって提示された課題に対して100%の答えを返しながら競合に対して差をつけることができます。
時間 | 講義内容 |
第1部 | ザ・ストラテジックプランニング |
第2部 | 基礎編:ストラテジックプランニングの基本I |
第3部 | 基礎編:ストラテジックプランニングの基本II・III |
第4部 | パーパス&インサイト起点の統合プランニングI |
第5部 | ビジョンとコンセプトの言語技術 |
第6部 | グローバル広告会社のインサイトベースのプランニング |
第7部 | 手口ニュートラルなストラテジックプランニング |
第8部 | ストラテジック視点の拡張 |
第9部 | コミュニケーションプランニング能力の拡張 |
第10部 | パーパス&インサイト起点の統合プランニングII |
※日程・カリキュラム・講師は都合により変更となる場合がございます。
IT マーケティング
広告関連会社 プランニング
メーカー 事業部
メディア マーケティング
広告関連会社 プランニング
広告関連会社 営業
【受講について】
※本セミナーは、Webお申込後、すぐに受講を開始できます
※宣伝会議オンラインのマイページ『オンライン講座を見る』で受講いただきます
※受講期限は、申込み翌日の23:59です
※1-2倍速で受講できます
※本セミナーは、質疑応答はございません
【配布資料について】
体験セミナーのため、配布資料はございません なお本講座では、講義前にPDF講義資料が配布されます。ご安心ください。
広告代理店の戦略プランナーを経て、ブランド戦略、事業プラン、プロモーションプラン、オンラインプロモーションなどのソリューション事業を提供するゼンコミュニケーションデザインズを設立し、現職。
講義形式 | 宣伝会議オンライン内でオンデマンド配信 |
受講のご案内 | 【実施上の注意】 |
受講料金 | 1名受講 オンデマンド講座120,000円(税込 132,000円)申込金20,000円(税込 22,000円)含む |
受講対象 | ・企業 |
注意事項 | 受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。 |
オンデマンド研修 | オンデマンド研修は人数上限100名までの社内研修などで活用いただけるプランです。 |
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注意事項・禁止事項