
従来は対面でコミュニケーションをとりながらプロジェクトを推進することが当たり前でした。しかしコロナ禍を経てデジタルシフトに伴い、オンライン上でのプロジェクト進行も多くなってきました。そのため、先輩や上司から進め方について指導してもらう機会も減り、プロジェクトをリードしていく人材は不足しています。しかし一方で、DXなど社内の改革案件は年々増加しているので、人材不足の問題はさらに深刻化してきています。個人で単発の仕事ができても、複数人を巻き込んでプロジェクトを進めるとなると「どうやって進めればいいのか分からない」状態のプロジェクト担当者が増えているのです。
本講座では、プロジェクト推進のための型、思考力、コミュニケーション力、ファシリテーション力、マネジメント力といった、プロジェクトリーダーにとって必要な基礎知識、実践的なスキルや心構えをプロフェッショナルな講師陣から学び、課題に対応し、担当者としてプロジェクトを成功に導くスキル・考え方を身につけます。
㉖プロジェクトリーダーに必要な視点/プロジェクトの実行
自動車メーカーの販売店支援兼グリーンツーリズム事業、映画会社のeチケッティング事業、自治体の防災アプリ、保育園検索システム、魚の離乳食的通販事業、テレビCM制作会社の動画制作アプリ事業など、様々な業界と製品のプロジェクトマネジメントを行う。 プロジェクトに「編集」的方法を活かした、プロジェクト・エディティングの提唱、実践を行っている。企業のソリューションを活かした見込客発掘・育成を目的とした、セミナー・ワークショッププログラムの企画、設計も行う。宣伝会議では、「Web動画クリエイター養成講座」、「展示会出展実践講座」、「見込客を顧客に育成するセールスコンテンツ講座」などの講師を担当する。著書として、『予定通り進まないプロジェクトの進め方』(共著、2018年、宣伝会議)。
1998年にプライスウォーターハウスコンサルタント(現IBM)入社後、企業変革戦略コンサルティングチームのリーダーとして、多くの新規事業戦略立案・展開プロジェクトをリード。大規模・長期間の変革を得意とし、高い評価を得た。 「人が変わらなければ変革は成し遂げられない」との思いから、専門領域を徐々に人材育成分野に移し、人事・人材育成の戦略策定・制度設計・導入支援などのプロジェクトをリード。2005年に当時の社長から「強いプロフェッショナルを育ててほしい」と命を受け、コンサルティングサービス&SI事業の人材開発部門リーダーとして5000人のコンサルタント・SEを対象とした人材ビジョン策定、育成プログラム企画・開発・展開を担い、ベストプラクティスとして多くのメディアにも取り上げられた。 2013年に独立。執筆・講演を中心に活動を開始。年間4冊を超えるビジネス書の執筆や全国での講演・講師活動を行う。2015年6月にワーク・ライフバランス、ダイバーシティの実現支援を使命とした会社を設立。創造性と生産性を向上させるスキルアップのプログラムの提供を開始。日経新聞やビジネス誌、東洋経済オンラインなどでの連載・寄稿も多数。 講師としては、コンサルタント経験とIBMを変革に導いたノウハウを凝縮した実践的なプログラムに高い評価を得ており、日本能率協会、大前研一ビジネス・ブレークスルー、日経ビジネススクール、日経BP主催セミナー、宣伝会議、世界最大動画教育プラットフォームUdemyなどで看板コースを多数持つ他、SMBCコンサルティング、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、みずほ総合研究所など大手銀行系の研修提供会社で講師をつとめ、高い集客と満足度を得ている。
香川県生まれ。香川大学卒。建材商社営業職、IT企業営業職を経て2005年独立。早稲田大学ビジネススクール、岡山大学で非常勤講師。NPO法人日本コーチ協会四国チャプター相談役。NPO法人国際コーチ連盟日本支部顧問。専門はビジネスコーチング及びファシリテーション。 企業、大学、官公庁などで年間200本超のファシリテーティブな場作りを行う。15年、優れた講義を実施する教員に贈られる「早稲田大学 Teaching Award」を受賞。著書に、『リーダーのための!ファシリテーションスキル』(すばる舎)がある。
横浜国立大学大学院環境情報学府工学研究科 修了後、2002年に日本IBMに入社。数々の炎上プロジェクトの火を消し、エグゼクティブ・プロジェクト・マネージャーに。18年よりパナソニックのソリューションビジネスの立ち上げに従事し、パナソニック コネクトのカンパニー役員をつとめた。22年9月より現職。これまで、プロジェクト現場に従事する傍ら、人材育成にも力をいれており、社内外でビジネススキルや仕事術に関する研修やセミナーを実施。東洋経済オンライン、プレジデントオンラインにも記事を多数執筆している。著書に、「プロジェクトのトラブル解決大全」(KADOKAWA)、「入社1年目のビジネススキル大全」(三笠書房)。
多くの人を動かすには、そのためのフレームワークや基礎知識を理解する必要があります。本講座ではその設計図になる「プロジェクト譜」を活用し、ゴールに向かって進めていくための情報整理から学んでいきます。
「先輩への指示の出し方」「部署をまたいだチームの動かし方」「会議の進め方」など、本を読むだけでは身につかない技術をワークショップを通して、明日から活用できるスキルに落とし込みます。
自身を、メンバーを、プロジェクト全体を、適切に管理する方法を学びます。進行の可視化、適切なリマインド・フィードバック、炎上防止など、全体管理の方法を学びます。
「ゴールが不透明→進捗管理不足→スケジュール遅延→目標未達成」
の失敗パターンから脱却できるフレームワーク・スキルを習得する
プロジェクトの失敗の要因となる「曖昧さ」。例えば、成功基準や進行スケジュールが曖昧では、プロジェクトが成功に至るまでの道筋が見えず、方向性のズレた業務に時間も労力も奪われてしまいます。本講座ではこのような曖昧さをなくすフレームワークから、そもそもプロジェクトは何かの定義を理解し、大きな目標から、達成できるレベルまでの要素へ分解する力と、スケジュール通り進めるための進行方法、評価基準を学びます。型をきちんと学び、プロジェクトを成功へと導きます。
プロジェクトリーダーを任された場合、必ず直面する課題に、メンバーの進捗管理があります。プロジェクト全体の進捗だけではなく、各メンバーのスケジュールや業務量なども把握し取りまとめなければなりません。自分のタスクだけに集中して、周りへのタスクの割り振り・管理を怠ってしまうと、プロジェクトとしては失敗してしまいます。成功に導くためには、全体を俯瞰し、社員、外部の企業をマネジメントする必要があります。プロジェクトを管理する立場の視点から、成果物、課題、作業範囲、スケジュールを適切に管理する方法を学びます。
「他部署の人や先輩もチームにいて指示を出しづらい」「メンバーのモチベーションがバラバラでチームがまとまらない」などを解決するためには、コミュニケーションが課題となります。一般的に言われるコミュニケーション能力がなくとも、目的に沿った適切なコミュニケーションをとることで、人は行動してくれます。講座内では、目的というゴールに向かって各メンバーのリソースを集中、最大限発揮させるためのコミュニケーション、チームワークづくりについて学びます。これらの原理を学ぶことはプロジェクトの成功において重要な要素になります。
年次が上の人や他部署、社外の人とチームを組み、プロジェクトを進める場合、お互いの牽制や過剰な気遣い、仕事観の違いによる障壁など、案件の進行に直結する課題が多く上がります。また、利害関係の違う組織間の合意形成は困難を極め、プロジェクトが進まず、スケジュールが後ろ倒しになってしまうケースは多くあります。本講義では、参加者の立場や性格によって柔軟にたいおうする方法など、会議を正しい方向に導くためのスキル、またお互いの意見や利害を乗り越えて、合意できるプロセス形成方法を身につけます。
ビジネスの現場における思考力、というのは実際に多くの人とやりとりするにあたって必要になります。考えて話していたはずなのに「よくわからない」とバッサリ切られてしまう、そのようなことばかりでは周りとの意思疎通、目標に向かっての先導などできません。実践的なスキルを身につける土台作りとして、物事を「幅広く、深く、シャープに考える思考力」を鍛えます。物事を体系的に整理する「論理的思考力」を着実に身につけていきます。
どれだけうまく進行したとしても、トラブルが100%起きないプロジェクトは存在しないでしょう。大小問わずに何かしらの問題が起き、その対応に追われることになります。そうなった際に、どれだけうまく対応できるかで、プロジェクト、チーム全体への影響を減らすことができます。事前準備、状況把握、リカバリプラン、クロージングまで、いくつものトラブルプロジェクトを経験しているスペシャリストから「火消のためのノウハウ」を学びます。
時間 | 講義内容 |
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第1部 | 成功するプロジェクトの構造を理解する |
第2部 | どう進めていいかわからないプロジェクトの進め方・全体像を描く技術を身につける〈入門編〉 |
第3部 | どう進めていいかわからないプロジェクトの進め方・全体像を描く技術を身につける〈実践編〉 |
第4部 | 物事を整理し、正解を導く思考力を身につける |
第5部 | チームづくりのコミュニケーション |
第6部 | 合意形成し、物事を進められる会議進行 |
第7部 | タスクを止めさせない進捗管理のコツ |
第8部 | 火消しに追われないためのトラブル防止・対応策 |
※日程・カリキュラム・講師は都合により変更となる場合がございます。
講義形式 | 宣伝会議オンライン内でオンデマンド配信 |
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受講のご案内 | 【実施上の注意】 |
受講料金 | 1名受講 オンデマンド講座90,900円(税込 99,990円)申込金5,000円(税込 5,500円)含む |
受講対象 | プロジェクトを任されたプロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャー、企業のマーケター、営業・総務・広報部・経営企画部・デジタル・システム部署など日々プロジェクトに関わる方、コミュニケーション部の方、企業の採用プロジェクト、その他新規事業に携わる方 |
資料 | |
注意事項 | 受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。 |
オンデマンド研修 | オンデマンド研修は人数上限100名までの社内研修などで活用いただけるプランです。 |
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注意事項・禁止事項