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広報担当者が知っておくべき「人的資本経営」における社内コミュニケーションとは
人的資本経営時代の社内広報実践講座
2023年3月の決算期より、対象企業の人的資本情報開示が義務化。世界的規模ですすむ「人的資本経営」の流れをふまえ、自社の事業戦略と人財戦略をどう連動させるべきか。社内広報が果たすべき役割を理解する。
昨今、従業員に投資することで企業価値を高める経営手法「人的資本経営」が注目を集めています。投資家が企業の価値や成長を評価するうえで、財務情報では企業価値が判断しにくいという理由から、「非財務情報」や「無形固定資産」すなわち「人的資本の可視化」に関心が高まっているためです。また、2022年、内閣官房内で定期開催されている非財務情報可視化研究会は「人的資本可視化指針」を発表し、情報開示を推奨する7分野19項目を挙げています。
「人的資本経営」の実現には制度の拡充に加え、従業員エンゲージメントを高める施策など、社内コミュニケーションを担う広報担当者が重要なカギを握っています。
しかし、これを見よう見まねで実践しようとすると「会社が外向けに言っていることと、やっていることがまるで違う!」と、社内の不信感を生んでしまい『見せかけ人的資本経営』といった非難を受けるリスクもあります。
そこで宣伝会議では、人的資本の情報開示が求められている背景から重視されている要素、社内広報が果たすべき役割、そして『見せかけ人的資本経営』のリスクを未然に回避するポイントまでを学ぶ「人的資本経営時代の社内広報実践講座」を開講します。
この講座で得られるもの
- 人的資本経営が注目されている背景の解説
- 人的資本情報開示が推奨されている19項目の解説
- 「従業員エンゲージメント」を高めるための具体的なステップ
- 「見せかけ人的資本経営」にならないために留意すべきポイント
「人的資本経営」実現の肝は、広報の社内コミュニケーション施策にあり!
理解の手順
人的資本経営とは?基本知識や国内外の動向、推進のポイント・ステップを徹底解説
人的資本経営を推進していくためには、広報担当者として経営層も巻き込みつつ、従業員エンゲージメントの維持・向上をサポートする必要があります。仕組みをつくる部門と情報を伝達する広報部門の、垣根を取り払った協力体制が欠かせません。一見難しそうに見える体制作りですが、実践のヒントが存在します。本講座では、人的資本経営の基本的な定義・開示推奨項目の解説から、従業員エンゲージメントを高める社内コミュニケーションの仕組み作り、社内コミュニケーション実践のポイント・留意点、また、リモートワークを前提とした働き方に応じた社内広報の役割について学びます。
講義のポイント
Point1: 人的資本情報開示の背景や開示が求められる19項目、おさえるべきポイントを理解する

日本でも人的資本の情報開示が本格化し、経済産業省が「人材版伊藤レポート」を発表。伊藤レポートには、人的資本の情報開示に関する指標や基準についての記載があり、人的資本経営の重要性を再認識させるような内容になっています。本講義では、これらのレポートなどを通して「なぜ人的資本経営が注目されているのか」を徹底解説。そして「人的資本可視化指針」に基づいた、情報開示が推奨される7分野19項目を「価値向上」と「リスクマネジメント」の二つの観点からお伝えします。
Point2: 「従業員エンゲージメント」を高める仕組みを作る

従業員エンゲージメントを高める3つのステップ
2023年7月号 広報会議より
人的資本経営の実現、つまり経営戦略と人財戦略の連動にあたり、企業の進むべき方向性(パーパス、経営戦略)に共感・熱狂する従業員をいかに増やせるかが肝になります。ここで重要になるのが「従業員エンゲージメント」です。「働きやすさ」と「やりがい」の両面から従業員エンゲージメントを高めることができれば、企業理念や経営戦略へ従業員が強く共感し、人的資本経営実現への推進力も高まります。本講義では、社内コミュニケーションの主な役割と具体例、従業員エンゲージメントを高める3つの戦略(不満足の解消→成長の促進→企業理念の浸透)、企業の体制づくりのノウハウなどを習得します。
Point3: 働き方が多様化した時代の社内広報の在り方を理解する


柴田 彰氏 講義資料より抜粋
リモートワークが一般的な働き方となりましたが、その一方で、47.2% の人々が「仕事におけるコミュニケーションの質と量が悪化した」、50%が「仕事がやりにくくなった」と回答(『広報会議』調査)しました。また、従業員の10人に1人が「メンタルヘルスに不調をおぼえる」という結果もあります。こうした状態では従業員エンゲージメントは低下し、人的資本経営は推進できません。自社の状態をより前向きにするために、具体的に何に着手すべきなのか、リモートワーク時代に対応した社内広報の在り方を学びます。
講師紹介
講師紹介

電通 ソリューションクリエーションセンター
クリエーティブ・ディレクター
笹川 真 氏
一橋大学商学部卒業。新卒で電通入社後、クリエーティブ局配属。その後、新事業開発系の部門でコピーをベースとした戦略策定から、インターナルコミュニケーション、事業開発支援まで広く担当する。社内外ネットワーキング、複数のステークホルダーと並走しながらのプロジェクト運営、多数。CanneLion2017において宇宙スタートアアップ “Ispace”(au×HAKUTO MOON CHALLENGE) で電通イノベーションセミナーを担当。 ・一橋大学「如水ゼミ(広告・夏学期)」講師(2016〜2020) ・MITテクノロジーレビュー Innovators Under 35 Japan 2020 アンバサダー

コーン・フェリー・ジャパン
コンサルティング部門リーダー シニア・クライアント・パートナー
柴田 彰 氏
慶應義塾大学文学部卒 PwCコンサルティング(現IBM)、フライシュマンヒラードを経て現職。コーン・フェリー・ジャパンのコンサルティング部門責任者。最近では、社員エンゲージメント、ジョブ型人事、経営者サクセッション、役員改革などのテーマを数多く取り扱う。著書に「エンゲージメント経営」「人材トランスフォーメーション」、共著に「VUCA 変化の時代を生き抜く7つの条件」「職務基準の人事制度」、寄稿に「広報会議」「企業会計」「労働新聞」ほか。

HRガバナンス・リーダーズ
ブランディング&コミュニケーションセンター長 広報PRコンサルタント
永田 正人氏
大学卒業後、大手製薬企業にて営業、社会保障制度の政策立案、広報・IRなどを担当。米国系PRファームに転職後、ヘルスケアPR専門組織を設立し、企業広報、製品PR、疾患啓発、危機管理広報領域のコンサルティングを実施。製薬企業に再入社し、中期ビジョン策定、企業ブランディング等に携わった後、製造・供給・品質部門およびOTC薬子会社の社内外広報およびコンプライアンスを統括。その後、PRコンサルタントとして独立し、エグゼクティブコミュニケーション、パブリックアフェアーズ領域のプロジェクトを牽引。2021年、HRガバナンス・リーダーズに参画。日本広報学会会員。

スキルティ/ ネットビジョンシステムズ
代表取締役
中塚 敏明 氏
1976年生まれ。1998年武蔵工業大学(現 東京都市大学)電気電子工学科卒業後、同大学院へ進学。 卒業後、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)入社。法人営業本部にて、超大手企業の様々なネットワークインテグレーションを手がける。 2011年「ビジョナリーカンパニーを作りたい」との思いのもと、ネットビジョンシステムズ株式会社を設立。 2016年「世の中の繋がるを支えるため、ITインフラエンジニアを輩出し続ける」ビジョンを掲げ、ネットワークエンジニアの養成スクールを開校。 若い世代のエンジニア育成に取り組む中で、成長環境を整えれば組織力が高まるだけでなく、従業員エンゲージメントが劇的に向上することに気づき、能力開発をマネジメントするスキルマネジメントシステム『skillty』を考案・開発。 リンクアンドモチベーション社の従業員エンゲージメント診断・サーベイクラウド国内市場No1のモチベーションクラウドにて、従業員エンゲージメント上位2%となる組織偏差値70を超え、同業種同規模ランキングNo1の称号を得る。 2022年スキルティ株式会社を設立、代表取締役社長に就任。 中小・ベンチャー企業の従業員エンゲージメントと人材育成を底上げするために、スキルマネジメントの普及に注力。 2023年2月に書籍「従業員エンゲージメントを仕組み化するスキルマネジメント」を刊行。一般社団法人ITキャリア推進協会 理事
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現場で実践する力を習得する!カリキュラム
カリキュラム | |
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時間 | 講義内容 |
第1部 | 人的資本経営における効果的な社内コミュニケーション施策とは ・人的資本経営が注目されている背景、定義 ・人的資本経営において開示が推奨されている19項目 ・人的資本の開示と実践において重視される要素のひとつ「従業員エンゲージメント」 ・「従業員エンゲージメント」を高める過程において、社内コミュニケーションが果たすべき役割 ・人的資本経営における社内コミュニケーションのポイント「取り除くべき3つの壁」と「構築すべき3つの仕組み」 ・社内コミュニケーション実践において留意すべき「人的資本経営ウォッシュ」 ・リスクを未然に回避する方法 |
第2部 | 従業員エンゲージメントを高める成長環境の仕組み作り ・従業員エンゲージメントを高める3つの戦略 ・従業員が最も不満を招く要因とは? ・従業員エンゲージメントと従業員満足度の違い ・成長環境と売上高・株価の相関性 ・人材育成と組織開発の投資は生産性を直接向上させるのか? ・モチベーションでなく『スキル』を管理する ・スキルマップ設計のポイント ・貢献意欲を育む仕組み作り ・企業理念とMVVの理解度を高める言語化 ・人事評価制度の整備で納得感も高まる ・従業員エンゲージメント『偏差値70』の軌跡 ・組織開発の中心は成長環境の構築にあり" |
第3部 | 従業員エンゲージメントを高めるポイント ・従業員エンゲージメントの概論 ・日本企業の従業員エンゲージメントが総じて低い理由 ・従業員エンゲージメントのレベルを調べる方法 ・従業員エンゲージメントを高めるために必要なこと ・ニューノーマルの時代に広報部門がすべきこと |
第4部 | 従業員に示すべき理念の提示と浸透 ・リモートワーク時の社内広報の目標を定める ・従業員の不安を払拭し、意欲を引き出す企業メッセージの作り方 ・オンラインコミュニケーションの強みとは? ・オンライン特有の演出と相互間のコミュニケーション |
概要・パンフレット
概要 | ||
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受講形態 | 宣伝会議オンライン内でオンデマンド配信 視聴期間内であれば、ご自身の自由なタイミングで視聴できます。 | |
受講のご案内 | 【実施上の注意】 | |
受講料金 | 1名受講 | 59,000円(税込64,900円) |
100名まで | 550,000円(税込 605,000円) | |
オンデマンド研修について | ・(受講手順)申込後、全受講者の視聴開始まで、最短で3営業日ほど要します。申込後に、事務局から別途、視聴開始日や受講者を指定するためのご案内をお送りします。 ・(視聴開始日)視聴開始日は、数日~数カ月先の指定も可能です。受講者への事前連絡も想定し、余裕をもった申込みをお勧めします。 ・(視聴期間)視聴期間は14日間で、延長キャンペーン対象外です。 ・対象は、同一の企業・団体の従業員の方です。親会社・子会社・関連会社の従業員の方は対象外となります。 | |
割引チケットについて | ※この講座は、法人窓口の設定により1講座あたりの受講料金が約8割引におさえられる「スタンダードトレーニング」対象です。 | |
受講対象 | 企業・法人(社団法人、財団法人、独立行政法人、医療法人、NPO、NGO)・教育機関・行政・自治体の広報・総務・経営企画担当の方など | |
注意事項 | 受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。 |
・1名単位でのご受講は「1名受講」
・部門や全社でまとめて受講される場合は「オンデマンド研修」
・体系的な研修企画には「部門研修を計画する」が役立ちます。
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