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イマーシブ・プロモーション ─没入感をつくる体験設計─

23坪に1万人以上が来場 辛ラーメン日本初ポップアップ成功の裏側

  • 鄭 永日氏、三浦善隆氏(農心ジャパン)

10月5日から14日までの期間、原宿で「辛いって、たのしい!『辛ワールド』」を開催した農心ジャパン。韓国で人気の「辛ラーメン」の国内認知をさらに広めようと、日本初となるポップアップを実施した。会期中は待ち時間が最長5時間以上、10日間で1万人以上が来場するなど大盛況をおさめた。その裏側を、同社の鄭 永日氏と三浦善隆氏に話を聞いた。

DATA
施策名 「辛いって、楽しい!『辛ワールド』」
実施企業名、ブランド名 農心ジャパン「辛ラーメン」
実施場所 UNKNOWN HARAJUKU
実施期間 2024年10月5日~10月14日
実施目的 「辛ラーメン」のブランド認知拡大。
ターゲット 日本のMZ世代。
連動施策 ポップアップへの来場が難しい遠方のファンに向けたSNSキャンペーン。
制作会社 非公開

1965年に前身となるロッテ工業の設立以降、世界100か国以上で食べられている辛ラーメンをはじめ、多くの人気ブランドを展開する農心。韓国で創業し、「ノグリ」や「チャパゲティ」などの代表的商品で世界的に有名になった。現在、韓国内のインスタント麺市場でのシェア率は50%を超え、インスタント麺業界のリーダー的存在として地位を確立している。

日本でも、圧倒的な人気を誇るのが「辛ラーメン」だ。2023年には同シリーズの製品売上が年間100億円を達成するなど、誕生から40年が経つ現在も着実に成長を遂げている。

今後は、主力ブランドの強化に加え、日本市場でのさらなる成長を目指して、日本では初となるポップアップを開催。実施背景について、農心ジャパンの成長戦略部門の部門長を務める鄭氏は「日本で新たなコミュニケーションを図りたかった」と語る。

「本国・韓国では辛ラーメンやチャパゲティなど、様々なブランドのポップアップを実施しています。…

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昨今、体験を伴うコンテンツにおいて「没入」という言葉が用いられることが増え、1つのトレンドと化しています。そのトレンドはエンターテインメント施設だけではなく、店舗やポップアップストア、イベントといった「空間」を活用するプロモーショナルな施策にも及ぶようになりました。なぜ今、企業は「没入」をキーワードにするのでしょうか。また、これまでの体験とは何が、どう違うのでしょうか。今回の特集では「没入」の観点から、これからのポップアップストアやイベントにおける成功の鍵をひも解きます。