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PublicityからBehavior Changeまで すべての変容に必要なのがアクティベーション

公開日:2024年12月25日

  • 持冨弘士郎氏、丸山優河氏(プラップジャパン)

生活者の行動を促すことは、一般的にメディアを使った認知獲得のプロであるといわれるPRプランナーにも求められ始めた。マスメディアへの露出量を確保しておけばモノが売れる時代ではなくなり、PRにおけるゴールは「行動変容(Behavior Change)」だという考え方が高まっている。プラップジャパンでは「Behavior Change」を起こすための働きかけとして、アクティベーションが認識されているという。

企画から実行までPRプランナーは全てを担う

持冨:PRプランナーといえば、プレスリリースを書いたり、記者発表会を企画・運営したり、物事の認知を拡げるために対メディア向けの企画やコミュニケーションをするのが仕事というイメージが強いと思います。しかしプラップジャパンのPRプランナーはそのイメージを超えた領域を担当することが多くなっているのが実情です。いわゆる“企画”に関するものであれば1から10まで、あらゆることに携わるようになっています。

丸山:ベーシックな広報戦略の立案はもちろん、そもそも企業が何を伝えるか?というメッセージ開発、事業の言語化、ターゲットの策定など、コミュニケーション全体の戦略を求められる機会が増えました。それだけではなく、戦略に則った具体的なデリバリー、つまりコピーやクラフトに落とし込むクリエイティブ領域も担うチャンスが多くなっています。ブランドコミュニケーションからエクゼキューションまで、すべてを統合的に行うことが求められて...

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プランナー・クリエイターに求められる「売り」へつなげる意識とスキル

「認知だけでは売れない」と言われる時代。モノにあふれ、生活者との接点やメディアも多様化していくに伴って「知ってもらう」ことがストレートに売れることにはつながりづらくなりました。そこで再注目されているのが「アクティベーション」という概念です。「認知」獲得のその先、ミッドファネルの態度変容、さらにロウワーファネルのコンバージョンまで、消費者の行動を具体的に喚起するプランニングが求められるようになっています。これに伴い、「認知」獲得に主眼を置いていた広告クリエイター、PRプランナーの仕事や役割も変化しつつあるのではないでしょうか。
一方で、「販促」施策だけでも売れにくくなっているのも事実です。プランナーには、ブランドコミュニケーションで培ったブランドイメージや世界観をしっかりと売り場やキャンペーンにも落とし込み、両者に齟齬がないように一貫した統合プランニングが求められています。
ともすれば、「広告」と「販促」の垣根が曖昧になっていると言われるのも、どちらか片方だけではモノが売れなくなっているからだと考えられないでしょうか。本特集では、認知獲得に長けてきた広告会社、PR会社、クリエイティブエージェンシーと、販促やアクティベーションを得意とする企画制作会社に取材。今だからこそプランナー、クリエイターに求められる「売り」への意識とスキルについての意見を聞きました。

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