アイスクリームといえば夏のイメージだが、最近は冬に食べられる機会も増えている。メーカー側も、年末年始に向けてプレミアムアイスを発売したり、食べるシーンを提案するなど、冬のアイス需要を盛り上げるための知恵を絞る。地域や異業種とのコラボレーションによる話題喚起や、ユニークな体験型試食販売など、冬のアイスのプロモーションを取材した。(取材・文 前田はるみ)
話題性のある商品の投入で冬の売り場に客を集める
赤城乳業
商品パッケージ

ポケモンとコラボした期間限定パッケージ。

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夏のイメージが強い赤城乳業の「ガリガリ君」だが、実は他社に先駆けて、06年から冬のプロモーションにも力を入れている。過去には冬のスキー場でガリガリ君をサンプリングするなど、インパクトある施策で冬のアイス需要を喚起してきた。「いつもチャレンジの連続です。失敗した施策は引っ込めて、成功した施策は継続する。そうやって施策を積み上げながら、冬にアイスを食べるシーンを増やす活動を続けてきました」と同社営業本部マーケティング部次長の萩原史雄氏は語る。