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人気メディアの現場から

AERA・浜田敬子編集長の誌面改革「秋元康特別号が転機に」

あのメディアは、テーマや取材先、紹介するもの・ことをどのように選び、決定しているのだろうか。そして、その裏にはどんな人がいるのだろうか。担当者のインタビューを通じ、それぞれのメディアの「今」に迫ります。

朝日新聞出版
『AERA』

14万部発行/毎週月曜発売/1988年創刊

    年間の定番企画

    「働き方」「仕事」に関するテーマを扱うことが多い。ただし、いかに前の企画を変えるかが勝負なので、いわゆる「定番」はなし。

    ここ1年のヒット企画

    (1)『無理を、狙え!』(秋元康特別編集長号・1月13日号)

    (2)『捨てる哲学』(3月31日号)

    (3)『年収1千万円の研究』(4月7日号)

    ●編集体制

    編集長 1人(全体統括)
    編集長代理
    1人(進行管理)
    副編集長
    4人(記事のデスク)
    編集者
    22人(6月30日現在)

秋元康協力の特別号が転機に

1988年の創刊以来、国内外のニュースから身近な問題まで世の中の動きを伝える『AERA(アエラ)』。扱うジャンルは、政治、経済、事件、スポーツ、文化、人物など硬軟を問わず幅広く、女性をとりまく社会情勢など、時代に問題を提起する視点の記事も多い。

「今年に入って、ひとつのテーマを掘り下げるワンテーマ型の構成に移行しています」と話すのは、今年の春から初の女性編集長として雑誌をとりまとめる浜田敬子氏。これまではニュースページにボリュームを割いて構成していたが、「これだけネットが普及している今、週刊誌はニュースの速報性という点で、ネットはもちろん、新聞やテレビにも勝てない。そうした中で購入してもらうからには、やはり週刊誌ならではの読み応えが勝負。そこで、ワンテーマを掘り下げる形で特集を組むスタイルに移行しました」。

編集部員は外部スタッフを入れて30人ほど。毎週金曜日に先々のテーマを決める企画会議を行う。まずは、朝10時から副編集長のもと4~5班に分かれて、それぞれの部員が企画案を2~3本ずつプレゼンし、その後11時から各班の副編集長と浜田氏、そしてアートディレクター、写真デスク、広告部、販売部までが入り、企画決定に向けた会議を行う。

基本的にはこれらのステップを経て ...

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報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサー・編集長の考えに迫ります。