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プレゼン力診断

サッポロビール・尾賀社長のプレゼン分析「2分20秒で、聴衆にインパクトを残すには?」

  • 永井千佳(エグゼクティブ・スピーチ・コンサルタント)

経営者の「プレゼン力」を診断。声・表情・身振り・ファッションといった視点から毎号、分析します。

サッポロビール 代表取締役社長 尾賀真城

「まずはビール。今こそビール。とにかくビール。ビールで攻める一年としたい」。尾賀真城社長はプレゼン中、立て続けに「ビール」を4回繰り返した。サッポロビールの主力商品・ビールにかける気合いが伝わってくる。「大事な言葉は、2回以上繰り返す」。聴衆に記憶を残す有効な方法だ。

2分20秒という短いプレゼンだ。短いからこそ伝えたいことを決め、メッセージをそぎ落とし、内容をシンプルにすることが必要だ。この点、今回のプレゼンは秀逸だった。前半は「ビールに取り組む年にする」と目標を決め、後半は「だから最高峰『ヱビス マイスター』をつくり、ヱビス本来の価値を上げる」。要点を2つに絞り、分かりやすくまとまっていた。

一方でシンプルなメッセージを短時間で強く印象づけるためには、表現に工夫が必要だ。短い時間で変化をつけずに単調に早口で話すと、記憶に残らない。メッセージ内容にあわせて間を持たせながら、声の強さやリズム感に変化をつけることで、聴衆はよりメッセージを的確に感じ取る。ではどうすればよいだろうか。

まず発声前にしっかり息を吸う。そして間を取りながら、ゆっくりと、良く響く低い声で、想いを込めて繰り返す。これにより ...

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