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「飲みながら聴きたい音楽」約2300件応募 SNSで焼酎が身近に

「芋焼酎なのにライチのような香り」。そんな声がSNSで広がっているのが芋焼酎「だいやめ」だ。濵田酒造が創業150年を迎えた2018年に発売。2019年には酒類の国際品評会での受賞ニュースが日本に逆輸入し話題になるなどファンを獲得。2022年の出荷数はコロナ前の2019年比で6倍となった。

「なぜ芋焼酎でライチのような香り?」「どうしたら美味しく飲める?」といった疑問に細かく対応、フォロワー数を伸ばす。「お酒好き社員がつぶやく」公式アカウントとして、投稿に使う絵文字、口調は事前に決めている。

ファンとつくるプレイリスト

「なぜこんな香りが?」そんな投稿に細かく丁寧に対応することで、濵田酒造コミュニケーション課は、公式アカウントのフォロワーを増やしてきた。2019年から開始したTwitterは現在2万2000フォロワー。だが、そこに至る道のりは平たんではない。「コロナ禍で試飲イベントができなくなったのはかなりの痛手」と同課の川野修郎氏は当時を振り返る。

2020年からはオンライン施策へシフトし、地元FM局とオンライン飲み会を実施。2022年CMでは、商品名にもなっている「だいやめ(晩酌で疲れを癒すという意味の鹿児島方言)」の世界観を描いた。CMのイメージを広げ、ファンが商品をさらに楽しめるよう...

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