SNS広報

企業とステークホルダーをつなぐ存在に 個人アカウントで広報活動をする理由

広報担当者が個人名や自身の写真を公開してSNSアカウントを運用するケースが見られている。このような形で発信を行うメリットや注意点を、個人アカウントで多くのフォロワーとつながる広報担当者に聞いた。

    七瀬@広報|ガレージファクトリー
    @nanase_garage

    個人アカウントで広報を始めた時期:2020年10月
    フォロワー数:1.8万人

    個人アカウントで広報活動を行っている理由

    私は会社の認知拡大のために個人アカウントの運用を始めました。個人アカウントに顔や名前を出すことで信頼が得やすく、認知してもらいやすいというメリットがあります。また、誰が発信しているか分からないアカウントよりも、どんな人が発信しているか見えた方が発信した情報に熱が加わり、伝わりやすいのも利点です。SNSで最初に目にする「アイコンと名前」という情報を入れるだけでも見る人の印象は大きく変わってきます。SNSはコミュニケーションツールである点でも、ユーザーとの関係構築をする上で必要だと感じています。

    発信内容はどのように決めている?

    個人認知を上げることが企業の認知につながると考えているので、発信は私個人の認知を獲得する内容に注力しています。そのため、主にプライベートやTwitterノウハウ、note更新のお知らせを中心に投稿しています。企業に関する投稿では、自社メディアの情報や出社時の出来事から発信内容を考えることが多く、社内の雰囲気が伝わるような発信を心がけています。また、見た人がどう捉えるかを考え、ネガティブな内容は避けています。

    はま@新明工業の人事・広報//社労士
    @HamaResources

    個人アカウントで広報を始めた時期:2021年11月頃
    フォロワー数:1.5万人

    個人アカウントで広報活動を行っている理由

    広報手段のひとつとしてTwitterを選択。しかし、リサーチをすると個人アカウントに比べ企業アカウントはユーザーからの反応が得にくいと分かり、個人アカウントで発信を行うことにしました。私が考える広報の目的は、社内外のコミュニケーションを活発化させることです。新明工業はBtoB企業で堅いイメージがあると思うので、顔や名前が出ることで親しみを感じや...

この記事の続きを読むには定期購読にご登録ください

月額

1,000

円で約

3,000

記事が読み放題!

この記事が含まれる特集

SNS広報

SNS上で自社に関するポジティブな話題が広がるようにするために、広報担当者が今知っておきたいことをレポート。進化するSNSプラットフォームとユーザー側の変化に加え、公式アカウントを運用するにあたっての基本やケーススタディ、動画の撮影ポイントなども掲載しています。新たに公式アカウントを立ち上げたい、SNS上での情報発信・広聴を強化したい、危機管理広報やパブリシティ獲得、採用広報など多様な視点からSNS戦略を見直したい。そんな悩みに、専門家や実務家がこたえます。