SNS活用 知っておきたい10のこと

炎上の最新傾向と対策 「有事の広報対応」「働き方の発信」に注意

広報のSNS活用において最も気をつかうのは「炎上」だろう。組織を取り巻くリスクは日々変化しているだけに、昨今のSNS炎上の傾向をキャッチアップしておきたい。企業のデジタルリスク対策を支援するエルテスが「守りの広報」を固めるヒントを解説する。

    Q1. SNS担当者が知っておきたい、昨今の炎上傾向は?

    A. 謝罪文や謝罪会見など「広報対応」で炎上、危機発生時のSNS投稿に注意

昨今のネット炎上を振り返ると、企業の謝罪など、有事の広報対応のあり方について批判が寄せられるようになっています。その背景として、SNSによって謝罪会見の内容やお詫び文が共有されやすくなり、ユーザーのリテラシーが上がっていることが挙げられます。誰に謝罪しているのか分からない会見でのコメントや登壇者の態度、批判されている点に言及しない謝罪文など。これらに対して「他社の事例から何も学ばなかったのか?」「反省の色が見えない」などとさらなる炎上を招く傾向があります。

関係部署間の情報共有でリスク低減

その対応策としては、有事に備えメディアトレーニングを実施するほか、危機発生時にどの部署に協力をあおぎ、どのような経路で情報共有をするか、エスカレーションフローをつくることも重要...

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SNS活用 知っておきたい10のこと

企業のコミュニケーションにおいて、SNSの存在感は増すばかりです。双方向性があり、リアルタイムに発信できるSNSの特性を活かした様々な広報活動が生まれています。その目的は企業の認知向上からファンづくり、営業支援、採用広報、そして危機管理まで様々です。本特集では、若年層のSNS利用実態、拡散された投稿の好事例、運用体制づくり、炎上リスクなど、SNSアカウントを任されたら知っておきたいポイントをまとめました。