広報の企画・発想

防災への関心が高まる時期を逃さない 体験重視、「魔法のかまどごはん」の広報

新聞紙一部で電気がなくてもごはんが炊ける「魔法のかまどごはん」。防災グッズとして注目を集め、自社公式オンラインストアのみでの販売だが1万5000台出荷するヒットに。どのような広報活動を実践していたのか。

「魔法のかまどごはん」DATA
企業名 タイガー魔法瓶
発売年月 2023年10月
広報企画のポイント 防災への関心が高い層を主ターゲットに「関東大震災から100年」の節目に合わせて製品を発表。炊飯体験の機会を積極的に設けた。売れ行き好調商品としての広報活動も展開。

タイガー魔法瓶創立100周年記念モデルとして2023年に発売された「魔法のかまどごはん」。電気がなくても新聞紙一部で炊きたてのごはんが食べられる防災グッズとして発売当初から話題を呼び、予約期間で年間目標3000台を突破。…

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広報活動において、話題を生み出し、共感を集めていくには、創造的な思考力が欠かせません。本特集では、生活者の声に耳を傾け、社会の変化や関心事を敏感に察知しながら、自社との接点を見つけ出し、伝わりやすいストーリーを構築していくためのヒントをお届けします。実際に話題を呼んだ広報活動のケーススタディを通して、どのようにしてステークホルダーの心を動かし、メッセージを形にしていったのかをレポートします。