BtoB広報の実践

「炎上」しない画像とは?海外でメディア露出を高める素材とは?

BtoB企業が企業サイトやプレスリリースに使う画像を選ぶ際に、意識すべき点とは?写真映像代理店のゲッティイメージズ ジャパン 営業部 部長 高田倫明氏に企業価値を高める画像選びのポイントを聞いた。

Q1 企業サイトで使用する画像を選ぶ際、気を付けるべきポイントはありますか。「炎上」するようなことは避けたいです。

デジタルで生活者や顧客にリーチすることが増えている昨今。企業サイトこそが「会社の顔」となり、サイトに使用するキービジュアルを選ぶ重要性は以前より高まっています。また最近ではSNSの浸透で一般生活者の画像に対する目が肥えてきたため、企業の広告やビジュアル表現にもかなりシビアな目線が向けられています。素材の選び方ひとつで企業の姿勢や世界観、目指す方向性までが読み取られてしまうのです。

実際、マーケットシェアを海外に広げたい企業の多くは、企業サイトのビジュアルを国内向けと海外向けでガラリと変えています。世界的なトレンドとして、グローバルサイトで企業の「目指す世界観」を表現するのが当たり前になったからでしょう。

画像選びで気を付けるべきポイントは、「リアルな日常を忠実に描く」ことです。日本では「D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)」というと、様々な肌の色の人を形式的に登場させたり、障がい者やLGBTQ+コミュニティにフォーカスした画像を載せたりする傾向にあります。

ただ、生活者は日常生活が忠実に描かれているかを見ているため、特定の人間へフォーカスするのでなく...

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企業が提供する価値や目指す方向性を、社内外のステークホルダーに対して広く正しく伝え、支持を得ていく。こうした広報活動が、BtoB事業をメインとする企業においても重要になっています。その背景には、サステナビリティへの意識の高まりがあり、企業の信頼度を高めるコミュニケーションが欠かせなくなっています。しかし、複雑で専門性の高い事業を扱う企業にとって、その情報発信は容易なことではありません。どのような切り口や手法が考えられるのでしょうか。広報事例を紹介するほか、広報担当者の疑問に専門家がアドバイスします。

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