新・メディアリレーションズ

ヒヤリ!としたメディア対応の裏話 その後の対策は?

メディアから取材を受けた際、期待したような内容にならないこともあります。広報担当者に、取材対応やPRイベントなどで苦戦したときのエピソードと、その後の対応策について聞きました。

    Q1 取材対応や記者会見などメディアとのやりとりで「ヒヤリ」としたこと、「失敗したな」と思う経験は?

    ▶社員に取材を受けてもらい、新製品の販売目標数を聞かれ、あまりに低い数を回答してしまい、そのまま掲載された。何度か取材を受けるうち、新製品の場合、必ず聞かれる項目と分かったので、事前に営業部と打ち合わせをして、回答を用意するようになった。

    ▶広報以外の担当者に直接電話で取材があり、執拗な取材に対して会社の考え方とニュアンスの異なる回答をしてしまった結果、社会に誤った印象を与えかねない発言が翌日の朝刊に掲載されてしまった。記者から対応に困るような取材があった際には必ず広報を通す、もしくは同席する形で対応する。また、回答に困るような質問を受けた際には即答せずに一旦電話を切り、広報に対応を相談するよう徹底した。

    ▶取材誘致したイベントで、受付の対応が気に入らないと言って新聞記者が大きな声で受付スタッフを叱責し...

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新・メディアリレーションズ

コロナ禍でリアルな接点が減り、従来どおりのメディアとの関係構築が難しくなった、という声が聞かれます。SNSやオンラインセミナーを介して記者とコミュニケーションをとったり、オウンドメディアを有効活用しながらメディア戦略を考えたりする動きも出てきています。特集1では、そうしたメディアリレーションズの変化に加え、新しく広報関連の仕事に就いた方が押さえておきたいメディア対応の心得についてお届けします。続く特集2では、継続して取材が来ている企業のケーススタディ、特集3ではコロナ禍に対応した記者発表会についてレポートします。

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