取材がグンと増える上手い広報が実践していること

「メディア向け勉強会」のはじめ方

少人数の記者を集め勉強会・セミナーを開く。これはメディアとのつながりを深める手法のひとつ。記者発表会との違いを踏まえた上で、開催時に注意しておきたいポイントを見ていこう。

広報戦略で重視するテーマにおいてポジティブなパブリシティを獲得していくには、継続的にメディアと関係構築し、より深い理解を得ていきたいところ。そこで見直しておきたいのがメディア向け勉強会の活用だ。

ニュースがなくても開催できる

「2023年〇〇のトレンド、話題の出来事について専門家が解説」「〇〇に関する最新の調査結果を公表」など、世の中の話題と関連したテーマをもとに、記者らを集め、コミュニケーションをとるメディア向け勉強会(メディア向けセミナー、懇親会などと呼ぶことも)。記者発表会とは異なり、画になる演出は不要で、参加者が少人数でも開催でき、記者と対話しやすいのが特徴だ。参加者はすぐ記事化することを前提としておらず、情報のインプットのために参加することが多い。

新製品発表のようなニュース性の高い広報活動ができないタイミングでも、勉強会として成立するコンテンツがあれば開催でき、メディアと継続的に接点を持てる。これまで接点が少なかった記者と関係構築をしたい、新市場・事業に対する理解を深めたい、知見を持っている企業だとメディアに印象づけたい。こうした目的で広報活動をするならば、勉強会は活用しやすい。複雑な業界知識や変遷の解説は、異動したての記者にとっては学びを深めるきっかけに。メディアから「頼りにされる」存在に...

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広報担当者の主要業務であるメディアリレーション。取材が続々と集まると、認知が拡大するだけでなく、社内の活性化にもつながります。継続的にメディアへ出演をしている企業や自治体は、どのような広報活動を実践しているのでしょうか?メディアが関心を持つきっかけは様々。どういったアプローチが取材に結びついたのか、レポートしました。

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