トップの発信 支える広報

テレビ・YouTubeテクニックに学ぶ!広報動画 撮影ガイド

Q 急なリモートワークを受け、社長メッセージを定期的に動画で従業員に届けることになりました。何から始めればよいでしょうか?

コロナ禍で動画を使ってのトップメッセージの発信も増えています。広報担当者が動画を作成する際に覚えておきたい、機材の揃え方から撮影・編集のポイントまで解説します。

動画作成の流れ

撮影を始める前に

☑撮影器具

動画を始めようと思ったら機材が必要ですよね。スタートはお手持ちのスマートフォンでOKです。最初から機材に膨大な投資をしてしまうと、後々挫折してしまった時大変です。余裕が出てきたら一眼レフなど画質の向上を目指しましょう。

ひとつだけ注意してほしいのがインカメラを使わないこと。背面側のカメラを使いましょう。「自分が確認できない」ことが不安であれば、パソコンや外部モニターなどにつないで確認するようにしましょう。Apple watchで確認することも可能です。

☑準備するもの

動画は画質が命。三脚は必須です。がっちり地面に安定させ、できるだけ水平を取りましょう。傾いていると視聴者が疲れます。また、専用の照明器具を買いましょう。蛍光灯の下で撮影すると、チカチカした感じがしてしまいます。安価なものは数千円から購入することができます。

ポイントなのが衣装です。できる限り同じ服で撮影するのが良いです。撮影をし直しても編集しやすいですし、別日の撮影も簡単につなげられます。そして「お洒落」ではなく「清潔で普通」を意識すること。過剰演出は、視聴者に余分なことを考えさせます。

⬇︎

撮影スタート!

☑画角、撮影法

画角は「横:縦比が16:9」が最適です。画質を4Kで撮影すると非常に重くなりますし、編集などでも面倒なことになるからやめましょう。撮影するときは、「ホワイトバランス」を取ることが大切ですが、それはプロに任せたほうがいいかもしれません。

また、もし外で撮影するならカメラスタビライザーがおすすめ。揺れがほとんど抑えられ、見やすい映像になります。

☑背景

できる限りシンプルかグリーンバックで。とにかく...

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トップの発信 支える広報

危機のさなかには、経営トップの発信力が強く求められます。ステークホルダーの不安に向き合い、企業として何を大切にするか。トップが語り掛ける内容を、広報視点で提案することが、ますます重要になっています。また、コロナの影響で、オンラインでの発信にも注力していく必要が出てきています。広報は今、トップの発信を、いかに支えていけばいいのでしょうか。

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