SDGs実践! 経営変化と企業コミュニケーション

3社のサステナビリティサイトを分析 評価のポイントは?

どのようなサイトに評価が集まっているのか。CSRコミュニケーション協会 代表理事 安藤光展氏が選んだ3つの企業のサイトを、解説とともに紹介する。

1.日立製作所

コンテンツへのコネクティビティの高さ PDCAを網羅した取り組みレポートも鍵

日立グループの環境・社会・ガバナンスの活動を紹介するため、一覧性を重視したサイトを心掛け、トップページに探したい分野のキーワードが表示されるようにしている。ページの上方にマネジメントメッセージ、サステナビリティ・マネジメント、SDGsへの貢献など、全体の考え方を示すコンテンツを掲載し、詳細情報はサステナビリティレポートの該当ページにリンクしている。

URL:https://www.hitachi.co.jp/sustainability/index.html

開設:2005年

運用部署(人数):サステナビリティ推進本部

POINT①

「サステナビリティ活動報告」の「環境」「社会」「ガバナンス」、各個別ページで、課題・取り組み・目標(KPI)・実績などPDCAが整理されていて分かりやすい。

POINT②

「ESG説明会」の動画アーカイブなど、投資家に向けた幅広い情報開示がよい。また同時にリリースのDLリンクもつけるなど、丁寧な誘導。

POINT③

「ダウンロード・アーカイブ」で、統合報告書、SDGsレポートなど関連するレポートが入手でき、情報のコネクティビティが高い。初見でもスムーズに情報に行きつくことができる。

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SDGs実践! 経営変化と企業コミュニケーション

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・ガバナンス)に対するステークホルダーの関心が高まっています。こうした変化を受け、企業は環境・社会問題の解決と利益追求の両立、サステナビリティを前提にした成長が求められています。上辺だけの取り組み・発信は、批判されるリスクもある中で、企業の姿勢や長期的な施策をいかに発信していけばいいのか。社内外のコミュニケーションのあり方を考えていきます。

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