新インターナルブランディング

パーパスを事業につなげられるかが鍵 従業員の行動を促す日本製紙クレシアの試み

日本製紙クレシアは、研修や社内報での情報発信などを通じてパーパスやサステナビリティを従業員が実践できるよう工夫を続けている。2021年のパーパス策定から現在までの取り組みの背景をCSVプロジェクトリーダー・マーケティング部の島田夏希氏に聞く。

日本製紙クレシアは、2021年11月、CIロゴを刷新し、パーパス「衛生環境の維持と拡大」と、コーポレートスローガン「衛生を、ずっと」を制定。

また、2023年には、サステナブルな社会の実現に向けた同社の貢献領域を「生活」「社会」「地球」の3つに分け、サステナビリティビジョン「生活をまもる、社会をまもる、地球をまもる」を制定した。

研修の様子。

学びを実践につなげる研修

「クリネックス」「スコッティ」など何十もの商品ブランドが存在する同社だが、これからの時代は商品だけで戦っていくのではなく、企業として一丸となって価値を発揮する必要があるとの考えから、パーパスやサステナビリティビジョンの従業員への浸透を目的とした取り組みを進めてきた。…

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新インターナルブランディング

社会における企業の存在意義や、重視する価値観について従業員が理解、共感し、自発的なアクションを起こしていく、さらには事業創造につなげていく──。こうした動きを活発化していくには、コミュニケーション領域を担う広報部門の役割が欠かせません。「インターナルブランディング」の進化を振り返りながら、全社を巻き込み取り組んでいる各社の事例についてレポートします。

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